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ハンドドライヤーに抱いていた長年の疑念の話
先日ごはんを食べながらテレビを見ていたらニュースで『ハンドドライヤーは不衛生かもしれん』といったような話をしていた。
私としてはもう、
「おまえ!!!やっぱりか!!!!!!」の一言である。
私は常々ハンドドライヤーのことは怪しいと思っていたのだ。
ハンドドライヤーが実際に綺麗かそうでないかについては自分がデータを持ち得ない以上どうこういうつもりはないが、そもそも私には『他人が湿った手で触れていそうな部分』を触れるのは死んでも避けたい、という本能がある。ドアでもなんでもそうなのだ。他人を介した湿り気がいやなのである。傘とかも避けたい。
そんな私が洗い清められた直後の神聖な手を預けるにはハンドドライヤーはあまりにも信用ならない存在なのであった。
●ハンドドライヤーに手を突っ込む→側面に手が触れる→死
私は潔癖ではないので、死となっても(ウギャ)と思って必要なら洗い直すか、小さく(ウギャ)と呟くに留める。
●ハンドドライヤーに手を突っ込む→爆風が顔に当たる→死
あの生暖かい風が顔に当たるのがいやである。あと前髪が死ぬ。
●乾くまで時間がかかる
衛生面とは別で、ハンドドライヤーって手が乾くまでに時間がかかる。手を突っ込んでブオオとやっている時に背後に他人の気配を感じたらおしまいである。乾ききる前に早々に退散する。
文句ばっか言うなら使うな、という話である。
しかしハンカチを取り出すのが面倒な時には使わせて頂きたいのだ。もうちょっとなんとかなってくれればありがたいだけなのである。どうかいまの形に妥協しないで欲しい。
なにか素晴らしい化学の力により『ウッカリ触っても全然OKな除菌力』と『顔面に風を浴びないで済む設計』と『マッハで乾く威力』を兼ね備えた、進化したハンドドライヤーが開発されることを祈るばかりである。