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時計仕掛けのレイライン -残影の夜が明ける時- 読了
久しぶりにClash出たらゴリゴリに戦犯かましました、オットセイです。
時計仕掛けのレイライン三部作が二作目、残影の夜が明ける時を読み終わりましたので感想をば。
いや~~~やっと。やっとですよ。
間にATRIが入ったり、夏休み中にひまなつやりたかったりして後回し後回しにしていた結果もう10月です。
一作目の感想記事あげたの7月ですからね。
一作目を終えた後すぐ二作目に入って半分くらいまで進めた後放置、10月に入って最後まで駆け抜けたって感じです。
正直序盤中盤まではぼちぼち苦痛でした。
既存キャラも新キャラもヒロインはそりゃ可愛いんですけれど、話の展開が前作に引き続きあまりに代わり映えしなかったもので…
でも終盤からはマジでクリック止まりませんでした。一日で読み切っちゃいましたね。
やっとこのレイラインシリーズの面白さに触れられた気がします。
正直この二作目だけでもかなりの読了感を得られる内容だったのですがまだ完結作が残っているということで、楽しみでなりません。
夏の間放置していたのをとても後悔しています。あとも~~~ちょい進めれば面白くなったのに…
離れるタイミングか絶妙に悪かったですね。
それでは感想いってみましょう。以下ネタバレ注意です。
続き物とかシリーズ物は最初から最後までガーーーッとやらないと気がすまない僕がこんなにブランクを空けるって相当珍しいことなんです。
なんでこうなってしまったのかというと…理由は単純明快で。
おもんなかったから。これに尽きます。
レイライン、三部作で伏線回収が素晴らしい作品というのは把握していました。
だから一作目は伏線ばら撒きで話が動かないのもなんとなく理解してましたし、実際そんなに面白くなかったんです。
でも二作目からおもろなるで!って評価の作品だったので楽しみにしていたんですよ。
それで二作目に手を付けるじゃないですか。
新キャラも出てきてこれはこれは?と期待できたのもつかの間。
一作目と流れがぜんっっっっぜん変わらない…
なんでもアリの遺品でわちゃわちゃ→なんか解決→次のエピソード、相も変わらずこの繰り返しです。
で、見てて1個思っちゃったんですよ。
これ、ドラえもんじゃね?
なんでもアリの遺品はひみつ道具と大差ない性能してますし、ご都合主義ぶん回りでエピソードが終わるのもまんまドラえもんじゃん…って。
ヤヌスの鍵とかありえないくらい多用してますけどまんまどこでもドアみたいなもんですやんアレ。
同じことの繰り返しで単調でつまらないっていうのと、どうしてもご都合主義がしんどかったんです。
だから魔法とか魔術とかが主題の作品ってなんか心から好きになれないんですよねえ。めんどくさいオタク。
それで二作目の半分…いや4分の3くらい終わらせたところで力尽きて他の作品に逃げちゃったんですよ。
そっからレイライン戻るのだりーなーめんどいなーと思い続けて10月まで放置して、腹くくって久しぶりに手を付けたらですね。
終盤からいきなりゴリッゴリに話動きはじけるじゃないですか。
何の前触れもなく学園の謎・夜の世界の謎の核心に触れれはじめて、謎が解けて、学園と対立して、妹が出てきておまるが消えて…怒号の展開に読むのが止まらん頭が追いつかん。
手紙で誘い出される所とか暗示とかはガバさや粗さが気になりましたが、もう話が広がり始めてからは目が離せませんでした。
一生懸命自分なりには考えていたんですけれど直接的な伏線が少なくて、夜の世界がなんなのか全然分かってなかったので考察にはアッとさせられましたし。
一番はもも先輩と学園長がホムンクルスだったところに驚きましたね。特にもも先輩が裏切るのは本当に読めませんでした。
そのへんのホムンクルス周りのこともそうですし、前のエピソードで出てきた遺品が最後に出てくるあたりここまでに出てきた知識というか伏線回収がしっかりされているのはもう流石だなと。
ただどっちかっていうと、伏線回収スゲーーー!!!おもしれーーーー!!!というよりは、純粋にずっと謎だった学園と夜の世界の真実が知れてすっきりしたって気持ちの方が大きかったですね。
にしても、にしてもです。
学園の謎が解き明かされるエピソード4以前は本当に退屈でした。
伏線にはなっていますよ。
なっているんですけれど、伏線になっている“だけ”なんですよね。
エピソード単体としてあまりに魅力がなさすぎる…
正直1-3全部すっ飛ばして4だけ読みたかったです。それくらい。
伏線つったって別にあってもなくてもそこまで変わらないレベルですから。
でもエピソード4がめちゃくちゃ楽しめたのでヨシとします。
主人公一行がデカい陰謀に立ち向かうという展開は王道ながらテンション上がりますし。
リトも学園長もおまるもヴァインベルガーの2人もみんな正体が分かりましたし。
時計仕掛けのレイラインという物語に対する解像度がグッと上がって話が凄く頭に入ってくるようになりました。
しかも、この二作目で学園の陰謀を暴いて阻止してしまったわけで、結構お話としてはこれで終わりでもいいんじゃねーのってレベルでほとんど出せるものを出してきたと思うんですよ。
なのにまだ一作残っているという事実に期待が止まりません。ここからの展開は本当に読めないので。
ドキドキワクワクです。
シナリオのお話はここまで、こっからはキャラのお話です。
いや~~~~レイライン、相も変わらずキャラが可愛い!!!!!!
最後にちゃんとシナリオが面白くなったので今はもう思ってませんけれど、途中まで心の底からもうキャラゲーにしとけやァ!!!って思ってました。
うん、でも残念。一作目から変わらずヒロインとのいちゃいちゃとエロはおまけ程度です。かなしいね。
今作で攻略できるのは、新キャラのハイジ、学園長(!?)、一応モー子?です。
僕、エピソード4に入る前に学園長√入りしちゃったんですよ。
最初に思いました。
えっ、学園長攻略対象なの?
いや、おかしくないっすか?普通この手のキャラって攻略したいけどできないよぉ~~~って人が一部出る感じのそういう立ち位置のキャラじゃないんですか?
ま、ままままあ√があるんですからそれはいいとしましょう。
問題は√の内容です。
もうね、めちゃくちゃ。個別の扱いが雑でおまけみたいな状態なのは前作で分かってましたけれどにしても酷い。いっちゃん酷いです。
好きになる経緯も流れもなんも分からん。
なんなら個別入り√してるのに学園長が何者なのか何も見えてこん。
結局正体後で分かるけどそれ踏まえても意味が分からん。
何がしてえんだこの√はァ!!!!!
いいキャラしてるな~というのはあっても別に攻略したなんて微塵も思っていなかった僕はもう虚無です。
一体何がしたかったんだ…
次、アーデルハイトことドイツからきたハイジちゃん。
この女、好き。
ブロンド乳デカ女のステレオタイプを地で行くようなポンコツぶり、たまらん。かわいい。
顔が良い乳がエロい、好きにならん理由がないでしょうて。
鍔姫ちゃんは普段のしっかりものさとオフのポンコツ佐野ギャップでやられましたが、ハイジは平常運転の不器用さが愛らしくて仕方がありません。
僕のレイライン3TOPがリト鍔姫ハイジに決まりました。
次、うっしーことモー子ことメインヒロイン鹿ケ谷憂緒です。
前作に引き続き個別が露骨に短い。
なんでしょう、表紙にデカデカと出しておいてこいつのエロシーンがないのは詐欺やろ!ってことなんでしょうか。
身体こそ重ねますけど付き合うまでは最終作まで引っ張るという…これも結構無理がある気がします。
でも押したら弱いところかわいいからすき。
最終作でどういう着地の仕方をするのかが楽しみですね。
今回のリトちゃんかわいいのコーナーです。
ホムンクルスでも何でも知りません。
学園長が攻略出来てリトちゃんが攻略できないなんてことないですよね?
最終作でちゃんと√用意されてるんですよね?
ね?
以上感想でした。
積みゲーが山ほどあるもので途中で投げて他作品に手を付けることも考えたのですが、きちんと最後までやってよかったです。
ちゃんとシナリオゲーしてますから。
にしても、話が分かってくるとサブタイトルの良さも分かるようになりました。
『黄昏時の境界線』、昼と夜の間に隠された部屋と秘密。
『残影の夜が明ける時』、解き明かされる学園の謎と終わる夜の世界。
じゃあ、『朝霧に散る花』は?
その意味が分かる日も近いでしょうね。
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