ヘルプを出すのが下手な、わたしたちの話。
最近、調子の悪いひとが増えている。
心だったり体だったり、もしくは両方だったり。
1人や2人というレベルではない。
もしかしたら、
たまたま今私が見える範囲で見え始めたというだけかもしれないけれど、
そのタネは元々あったものなのかもしれないけど、
半分自由を失ったような日常が
そのタネの進行を爆発的に強めたというのは
間違いないのではないかと思う。
自分の(心理的)半径5mの範囲の中の話でこれなので
結構多いんじゃないかと、勝手に思っている。
かくいう私も、そんなに調子が良かったわけではないので、
定期的に整体に通っている。
通っている先の整体師さんは、
いろいろ乗り越えてきていたシングルマザーで
体の声を聞くこととか、自分が失っている感覚の話とか、
いろいろなものを学ばせてもらっている。
整体に行っているけど、整うのは体だけじゃなくて、
ライフハックを学んでいる、そんな感じだろうか。
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ある日、その人との会話の中でふとこんな質問をされた。
「自分に子供ができたとして、その子に絶対教えておきたいこと、
挙げるとしたらなんだと思う?」
自分なりの答えも一応あったので
あーだこうだ言ったけど、100%の自信はなくぽつぽつ話した。
一通り聞き終えて、彼女は答えを言ってくれた。
二言だけ。明確だった。
「自己肯定感」と、「SOSを出す力」だった。
その答えを聞いて、何故だか知らないけど、
私は泣いた。
私は強烈に共感すると泣くんだなと思った。
これを読んでくれているあなたが、彼女の解をどう感じたか、
そこには色々なものがあるのかなと思うけれど、
もし何かを感じているとしたら、それを大事にして欲しいなと思う。
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もうひとつ、彼女からのアドバイスをここにおいておきたい。
『期待せずに、出してみる』
人間、余裕がないとき、
余裕がないことすら分からなくなってしまうことが多々ある、と私は思う。
それは、飢餓モードどいうか、生き残るために必要な場合もあるから、大事なものでもあるんだけど、それが必ずしも必要じゃないときに発生させてしまうと、自分で自分の首を絞めることになる。
そういうとき、「こうなるんじゃないか」「普通こうだからこうしなきゃ」が、自分が勝手に思っていることだったとしても、それを現実として考えてしまいがちだ。
例えば「これをしたら迷惑がかるんじゃないか、嫌われるんじゃないか」→(からの)→「だからやめておこう。。。」みたいな感じで。(私もよくやる。笑。)
彼女のいうには
「期待してるから、何もない時にすごく落ち込む。自分が発したものに対して相手がどう対応するかは、相手の仕事だから。期待せずに出してみて、相手の反応を見て『そうかぁ〜』ってやればいいんよ」
私的には、聞いて「ほう」となった。
何が自分の中の妄想で、どこから先が、事象であり現実なのか、
分からなくなってしまうことって、結構多いと思う。
何かに飲み込まれている時は、余計に。
分からなくなってしまうのだとしたら、
期待せずに、発してみる選択肢があってもいいんじゃないかなあと
個人的見解で思っていたりする。
発した先が予想通りの反応をしなくたって、期待してないから、大丈夫。
もしかしたら、予想もしない反応が来るかもしれないし、
予想もしないところから反応がくるかもしれないし。
まあ、人生自分の思い通りに動かせる方がすごいって時もある、くらいの感覚で。(人の反応なら、なおさら。)
ヘルプというものは、
一部の人にとっては、多分もうちょっと身近なものでいいのだと思う。
それに、そもそも、
発することができた、それだけだって、
きっとあなたの変化・進化に繋がっている。
P.S.
自分の体調の悪さを感じるのもライフハックなので
感じることも大切にやって参りましょう。
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