最近のBeatboxシーンについて

はじめに

皆さん、Beatboxという言葉をご存知でしょうか。恐らく耳にしたことがある人が多く、概要も概ね理解されていると思います。

beatboxとは正式にはHumanBeatBoxといい、人間の発声器官により創り出す音楽表現の形態のひとつです。楽器音を模倣した音が主に取り上げられますがその他にも環境音の模倣や人間独自の音も素材とされています。その中で、打楽器(パーカッション)を模倣したものが所謂ボイスパーカッションというものです。

日本のBeatBoxer

この日本でも世界の最前線で活躍していたり、日本のシーンを様々な現場から盛り上げる、立役者となるbeatboxer達が溢れています。その中のほんの一部ですが、皆さんが興味を持つきっかけを作ってくださるだろうというbeatboxer達を紹介したいと思います。

【HIKAKIN】: beatboxerでありYouTuber。beatboxを知るきっかけはこの方だったという人も多い。世界でも評されるレベルのbeatboxの腕前をもっておりYouTubeというツールでbeatboxの存在を日本に大きく広げてくれた。(日本ノbeatbox人口ヲメチャ増ヤシタ人多分カミ)



【Daichi】: HIKAKINと同じくbeatboxerでありYouTuber。テレビ番組「ハモネプ」出場の際に披露したbeatboxで一躍名を知られる。この際に結成している「よかろうもん」というグループとしても活動、パーカッションパートを務めている。HIKAKINと共に日本にbeatboxを広げた。(よかろうもんモメチャスゲエヨ)


【Rofu】: HIRO、Fugaの2人で結成したタッグチーム。2018年にはアジア大会において優勝をおさめている。HIROの堂々とした安定感のあるステージングと、FUGAのコメディ要素をとりいれたエンターテインメント性の高いパフォーマンスは見る人々を引きつける。そんなエンターテインメント性を活かし昨年からYouTubeにおいても活動を開始、プレイヤー自らがbeatboxを解説することにより初心者でもわかり易く面白味のある動画となっていて多くの関心を惹き付けている。今あるbeatboxムーブメントの火付け役。(2人ガびーとぼっくすスル動画モアルヨ)


【SOーSO】: beatboxにおいてloopstationという機械を用いた部門で世界大会Best4、更にアジア大会優勝という華々しい経歴を持つbeatboxer。ポップで馴染みやすいサウンドや独自の感性から来るインパクトのある展開で人々の支持を受けている。また、loopstationを用いない場合にも長けており、繰り出すオリジナルサウンドは驚愕である。(ROFUの解説動画モアルヨ)




【SHOWーGO】: 2017年のアジア大会において彼が披露したダブルボイスという技はbeatbox界を震撼させた。このダブルボイスと、自らが持つ音楽性、最高度のクオリティを放つ基礎音を武器に今や世界に名を轟かせている。彼はバトルにおいても音楽性を重視しており、思わず息を飲む様な優美なステージングが異彩を放っている。beatbox以外の楽曲制作にも励んでおり、SHOWーGOならではの音の使い方や、和を意識したサウンドと映像、口述的な英詞に魅力である。(近々告知モアルミタイ)

ここまで読んでくださった方々の中にもしかしたら、「にわかやんけこいつ、乙」とお思いの方もいると思います。
いいえ、私はにわかではありません。まあ定義は人によると思いますが(そしてにわかが悪いとも思わない)、私は3年前にbeatboxを好きになりました。
海外のbeatboxerをdigってはdigっては関連動画から日本のbeatboxを観るようになりました。
最初に好きになったのがRofuのHIRO君です。
色んなbeatboxを聴いて実際に自分がやってみたりもしました。
ですがその時はあまりに私が住んでいる地域や世代間ではマイナーで、beatboxについて話せる相手もいなければ理解もなく1年前には私の熱も冷めかけていました。
その時にRofuの御二方がYouTubeを始めました。
私がどんなに語っても誰も関心を向けてくれなかったものをプレイヤーの人が声をあげることでこれだけの人が観てくれるんだと思いました。
凄いと思ったし本当にありがとうという気持ちでいっぱいでした。

上記で挙げた日本のbeatboxerの方々は先に述べた通りほんの一部の方です。もっと沢山ヤバい方はいらっしゃいます。
その中でも、貴方にとってのキッカケにもなるのではないかと思い私にキッカケをくれた人たちを紹介しました。
きっとRofuの方々はもっと面白くわかり易く魅力を伝えてくれているので全員観るのはしんどいなと思った方はRofuのチャンネルを見てもらえれば全員コンプ出来ます(^^)

最後に

様々な方々がbeatboxを日本でのメジャーカルチャーにすべく尽力されています。
その中で、私が伝えたいのは「beatboxを好きになって欲しい」ということです。

皆さん、好きなbeatboxerはいらっしゃいますか?beatboxを奏でる姿はとてもかっこよくパフォーマンスに惚れるという表現はとてもそうだと思います。

私にも好きなbeatboxerがいます。私が言いたいのは「beatboxerが好き」になって欲しく無いということです。

個人のパフォーマンスに惹かれその人に没頭する気持ちはよく分かります。この人の音楽は間違いない、一番カッコイイ、と私も何度も思ったことがあります。ですが、是非試しに他の方のbeatboxを聞いてみてください。絶対にかっこいいです、その方のバトルや動画を見て関連動画を漁ってください、他にもかっこいいbeatboxが沢山溢れています。

今は便利な時代です、SNSというツールは私達に色々なものを見せてくれます。今のシーンを創ってくださった方々は動画などの情報が手に入りにくい頃から試行錯誤を重ねた末にこの文化を残してくれました。

それを、誰かのbeatboxだけで終わらせて欲しくないのです。沢山のbeatboxを沢山の方が聴いてくださると、その行動がムーブメントをカルチャーに変えていきます。

ヘッズの分際ですが、思うところがあったので語りました。お目通しくださった方ありがとうございます。不愉快に思われた方は申し訳ございませんでした。

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