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Photo by
sannoun
限りなく弱くて、最も残酷な復讐
以前、こんな記事を書いた。
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3月の中旬の出来事だった。
すごくアホらしいのでお知らせするのも恥ずかしいのだけど、いわゆる性被害のようなものにあったというわけだ。
私はもう30超えていて、行動も内面もだいぶ落ち着いていると思う。
犯罪行為なんてしないし、人を傷つけることもしない(つもりで生きている)。騙したり、貶めたり、攻撃することもない。
20代の時はそれなりに危ない経験もして、修羅場も切り抜けてきたつもりだ。
激昂している人間にどう対応するか?精神的に混乱している人を前にどう振る舞うか?も普通の人よりわかっているし、
本当にやばいときも、割と冷静に考えられる方だと思う。思っていた。
でも今回はそういう変な自信がことごとく打ち砕かれてしまった。
変な喩えだけど、よく、ライオンとかクマとか猛獣の研究している人が、
「自分だけは大丈夫だ」と思い込んであっさり食い殺されてしまうのに似ている。
彼らは猛獣と生活を共にしてきて、理解も深く、対応もうまい。だから過信しているのだ。自分の対処スキルを。
でも所詮、猛獣は猛獣だ。
生きている世界が違うのである。
彼らは彼らの本能に則って、相手がどうでようが容赦なく嚙み殺す。
それを忘れてはならない。
「どんな相手でもハンドルできる」というのは傲り以外のなにものでもなかったと思う。
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