あなたがあなたらしく生きることに、誰の許可も必要ない
まず最初に、最近またマガジンの購読者様が増えてきたので、改めてご挨拶を。
(本当にありがとうございます)
私はつかふるといいます。
つかふるとは何か?そんな日本語ない(実は古語には"仕ふる"というのがある)のですが、私の昔のアカウント名が「使い古された女」というやつでして、長いからつかふるに短縮したんですね。その名の通り多くの人々によっていろんな意味で使い古された女であります。
長いお付き合いの読者さまはご存知なのですが、私は高校卒業後、自分で学費と生活費を稼ぎたくて「地獄の沙汰も金次第」な生き方をしてきた人間です。地獄の沙汰とは誇張でなく、グレーなことからドス黒いことまでほぼ全部経験して来ました。はっきり言って、もはや守る部分がないくらい汚れちゃっています。
これだけなら「まあ苦学生だったのね」「事情があったのね」と同情してくださる方もいらっしゃるかもしれませんが、私は結局、学費を全て支払い終わっても、希望の専門職に就いた後も、そういう裏の仕事をキッパリ辞めることができませんでした。
もちろんメインは専門職ですが、今も夜に片足突っ込んだまま生きています。コロナが終わってからは銀座のお店にも時々出没してますし、個人的なお客さまとは今も空き時間を使ってお仕事しています。だから完全に自分の意思で「商売女」をやっているわけですね。
なぜか。
自分でも葛藤した時期があったんですが、私はたぶんそういう"仕事"が好きなんです。人の本当の本音や剥き出しの本性が見られる仕事。自分の世界とは全く別の世界へのドアが開く仕事。これに、どうしようもなく魅了されていて、心底面白いと思うから、もっとやってみたかった。
最近Xで「夜職経験者がでかい顔してブランドとコラボすんな」みたいな炎上案件がありましたが、まさに、「夜職経験者がそんなクリーンな昼職すんな」「SNSで発信するな」的な批判を自分のことのように受けとめて胃が痛えと思っていました。それが世間の意見なら、私もボコボコに叩かれて然るべき生き物と思います。
必死に生きてきたつもりでしたが、気がついたら人様に言えない人生になっていました。親にも、親友にも、パートナーにも本当のことが言えない。カウンセラーにすら自己開示するのが憚られる道を来てしまいました。秘密だらけ、叩かれたらホコリどころかもっと酷いものがズルズル出てきちゃう人間です。
それでもnoteを書き続けてきたのは、こうして私の記事を読んでくださる人がいたから。(今、画面の向こうにいて、この文章を目で追ってくださっているあなたのことです)
私の文章に大切なお金を使い、温かいメッセージをくださり、サポートを送ってくださる人がいたからです。
私は自分がしていることが正しいなんて一度も思ったことはありません。でも、私の文章を読んでくれる人が1人でもいる限りは、このnoteを続けようと思っています。
***
さて、だいぶ前置きが長くなりましたが、最近すごく強く思うところあって、冒頭のタイトルを決めました。
それは、「“人“に受け入れられない自分では生きていてはいけない」と思っている人が本当に多いということ。
昼の仕事で患者さんとして出会う、苦しんでいる人のほとんどが、“今の自分ではいけないんだ”と心の底から思っています。自分を許せないまま生きている。どういけないと考えているかは人それぞれなのですが、たとえばうまく人と話せないとか、学校/仕事に行けないからとか、親の期待に応えられなかったからとか、色々あります。
もちろん、それはすごくわかります。
思ったようにできない自分、皆みたいにできない自分。人に認めてもらえない自分はとても辛い。嫌われるのは怖い。
私たちは、(特に日本人)人に迷惑をかけるなとか、みんなと仲良くしなさいとか、先生の言うことを聞きなさいと言われて育ちます。
いい評価をもらい、認めてもらうために努力して、集団に適応できるように努力して、人とずれないように努力して…
それはそれで素晴らしいことではある(社会性も育めるから)のですが、あまり無理してそういうことを続けていると、【本当の自分】を殺すことばかり上手くなって、その存在を完全に無視してしまいます。
真面目な人ほど、【自分】が本当に望んでいることや、【自分】の本当の感情を抑えて、どこかにしまったまま、外の世界に一生懸命適応して、適応して、適応して、
そして、そのまま【自分】を見失ってしまいます。
そうなると何が問題なのでしょうか?
社会にうまく適応できるようになった。人に嫌われないように振る舞える。
いい子だね、感じの良い人だね、優秀だねと言われる。
でもそこに【自分】がない。
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いつもありがとうございます。あなたの貴重な時間やお金を、このような形で私に使ってくれること、すごいご縁だと感謝しています。私の力の源です。