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アメリカ学校生活:タレント・ショーで子供たちが得るもの

こんにちは!かをりです。
先週の記事ではさっつんが私のバーンアウトの話を受けて丁寧に向き合ってくれたことがとても嬉しかったです!ためになるアドバイスと提案も書いてくれていたのでメモも取りました。さっつん、いつも本当にありがとう!

大人になってからの「自己分析」

就職活動の際に恐らく多くの方が行った自己分析。このキーワードもさっつんのブログにあがってましたがこれ、とても今の私にとってタイムリーでして。なぜならば今私は今後のキャリアのためにまさにこれを行っている真っ最中なのです。そして本当にこれがしんどい。笑 大学生の時にしっかりやらなかったことをアラフォーになって少し後悔中・・・。やはり大事な場面での手抜きはいけませんね。笑

やり方をあれこれ調べていたら素敵な記事(じぶんジカン公式サイトより)を見つけました!まさに私が探していた、大人になってからの自己分析のやり方をわかりやすく、腑に落ちる形で書いてくださっていて感動しました。これに沿って、焦らずにじっくりと進めていこうと思っています♡ご興味のある方はぜひ覗いてみてください。

さて前置きが少し長くなりましたが、今日はこの自己分析にもつながる、娘の現地校であったタレントー・ショーについて書いてみます!

学年単位の出し物ももちろん良いのだけれど、有志の個人・グループの発表が素晴らしい!

日本で育った方は聞いたことがないかもしれませんがこのタレント・ショー、簡単に言えば日本の学芸会のようなものなのですが、日本のそれとの大きな違いは学年やクラス単位の出し物の他に、個人やグループでの出し物があることです。

学年単位の出し物(主にダンス)がある他に、子供たちが一人または数人以上のグループで自分が好きなことや得意なことをステージで披露します。これが個性的で本当に面白いのです!例えば:

  • スタンドアップ・コメディー(オリジナルのダジャレやジョークが満載!)

  • エレキ・ギターで第9を弾く(ポロポロと弾き始め、テンポアップするかと思いきやせずにそのまま終了!)

  • ピアノで弾き語り(テイラー・スウィフトのしっとりとした曲を一曲歌い切る!)

  • 仲良しのお友達とダンス(とっても簡単な振り付けのオンパレードだけれどそれも愛らしい!)

  • レインドラムを弾きながら歌う(珍しい楽器を奏でながら美声を披露!)

そしてなんと舞台上で披露できない特技に関しては動画を提出することができるため、こんな発表も見られます。シンプルだけれどなんて賢いアイディアなんだと感心しました。

  • テニス

  • スケートボード

  • スキー

  • 水中で何回息継ぎをしながら後転ができるかチャレンジ(今改めてショーのパンフレットを見返したらプール・ジムナスティックスと書いてある。ちゃんとした習い事なのだろうか)

親御さんが一所懸命編集したビデオもとても味があります。BGMつけたり、つけてなかったり、冒頭に「ビデオ撮影の腕が悪くごめんなさい」と断りが入っていて流れたら本当に下手だったりして。でもそれも含めて全てが楽しいのです。笑

クオリティや完成度は重要じゃない

娘の学校でタレントショーを見たのは今年で2年目なのですが、非常に見ていて胸を打つものがあります。完成度は本当にバラバラで、もちろん中にはとてもスキルが高い子もいるのですが、重要なのはそこではなく、勇気を持って人前に立つことだと改めて感じます。

自分が好きなこと、得意なこと、一所懸命考えて作り上げて練習したものを大きな舞台に立って人前で発表する。そしてあたたかい声援や拍手で受け止めてもらい、「よくやったね!あなたとあなたのその頑張りは素晴らしいよ!」と肯定してもらう。そこで感じる喜びや達成感は何にも変えがたい原体験になると思うのです。そしてそれは自信や自己肯定感につながっていきます。

これが例えばダンス教室の発表会で、パフォーマンスがイマイチでも親御さんがスタンディング・オベーションで、我が子に「アメイジング!エクセレント!」と褒めちぎるのはどうなのかと正直思ってしまいますが。笑 とにかくこっちは “I can do it!”(私はできる!)の精神を育むのがうまいなぁと常々感じます。

少し話が外れますが、こちらで出会った日本人のママがある日ちょっとした悩みを話してくれました。自分の娘はバイオリンをやっていて、アメリカの教育のおかげで「自分はできる!」と思っているのは良いが、どうしたら否定的になりすぎずに「自分の身の丈を知る」ことを教えたらいいのだろうか・・・と。う〜ん、バランスって難しいですね。笑

発表する場を通して磨かれていく「私とは誰か」

私が子供の頃もタレント・ショーはありましたし、他にもアメリカの現地校やオランダのインターナショナルスクールではとにかく発表する場や創造性を求められる場がたくさんありました。例えば読書感想文を書くのではなく、「自分が読んだ本のキャラクターになりきって本の宣伝をする」とか。笑 自分が疑問に思う自然現象を調べてその結果を発表する「サイエンス・フェア」とか。

団体として何かを作り上げる感動を体験することもとても大切ですが、それと同じくらい自分とは何者なのか。何が好きで、何をすると心が踊るのかを知ることもとても大切だということをタレント・ショーを見ていて痛感しなす。

今の日本の学校ではこうした子供がやりたいことを発表する場はあるのでしょうか。さっつんの子供の学校ではどうですか。他にも日本にお住まいの親御さんの皆さん、「うちの学校ではこんなイベントがあるよ」などエピソードがあればぜひお聞かせください🎵

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