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新たに、一歩を踏み出そうとするとき
なんだか自分には何も誇れるものがないような、
自分に自信を持てない不安に苛まれる
でも、元々何もない。
ゼロから、足していくしかないんだ。
そして最期にはまたゼロになる
その道を、既に走っている人は何人も居て
今さら自分が走りだしたところで、って
何にもしないでいる事の方がまだマシに感じる
ああ このままやり過ごそう
そしたら 今 みたいに なんだかわからなくなった
夜の色を変えるほどの街明かりに疑問を投げ掛けても
真っ黒の中の浮かぶ星たちに思いを馳せても
チクタクチクチク動き続ける秒針を3分間眺めていても
何にもわからなかった
何にもしないで理想ばかり吐き出す人間が出来上がった。
このままだとお湯をいれて待ってるだけで
何にもしない凍結した化石人間になってしまう
標本として飾られてしまう。
そんなんでたまるか
僕は取り戻す
失くした時間以上のものを