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【ヒューマン】 WORLDLIBRARYアンバサダー 川鍋美津子 さん

ワールドライブラリーでは、会社理念に共感し、世界の絵本の普及活動に協力していただける方を、2016年より「WORLDLIBRARYアンバサダー」と認定し、活動協力をしています。

このたび、アンバサダーとして活動している川鍋さんが開催した東京都国立市にある「旧国立駅舎」での読み聞かせ会の報告とともに、ご本人へ絵本に対する想いにも触れたお話を伺いました。

読み聞かせ会@旧国立駅舎のご報告♪

(アンバサダー川鍋さんより)

イベント前のSNS告知に加え、開始前にも駅舎や駅近くに来た親子の方々を
中心にお声がけし、数組の親子さんと数名の大人の方々にご参加頂きました。
今回は『ブックモンスター かじり屋ニブルス』と『アボカドくんのなやみごと』の2冊の読み聞かせを行いました!

読み聞かせ会の様子ですが、『アボカドくんのなやみごと』は、年齢を問わず、絵本に引き込まれるように聞いていただいたことが、とても印象的でした。
最後に、『ブックモンスター かじり屋ニブルス』の折り紙キットを説明書付きでお渡ししたところ、参加者のみなさんに、とても喜んで頂きました!
また、参加された方に「またお願いします♪」と言っていただいたことが、とても嬉しかったです。
ワールドライブラリーパーソナルのカタログを駅舎内に設置いただきましたが、何人もの方が手に取って持って帰られたので、絵本に興味のある方々が多くいるのが分かりました。

旧国立駅舎って?みなさん、知っていましたか?

今回、川鍋さんから活動実施のご相談をいただいた際、ワールドライブラリーのスタッフは、「旧国立駅舎って、なんだろう?」と思いました。
国立市のホームページで調べてみると、令和2年4月に新たな役割である”まちの魅力発信拠点”としてオープンした市指定の有形文化財であり、新たな公共施設とのことでした。
毎週末のように魅力的なイベントが開催され、地域の方々の憩いの場であることが分かりました。とっても素敵な施設ですね♪

国立(くにたち)市は、東京都の中央部、多摩地区にあり、面積わずか8.15平方キロメートルと全国で4番目に小さな市です。東京駅から約40分のJR中央線「国立駅」の南口を出ると、目の前に見えてくるのが『旧国立駅舎』です。旧国立駅舎は大正15(1926)年に創建され、以後80年間、たくさんの人々の行き交う姿を見守ってきましたが、平成18(2006)年にJR中央線の立体高架化工事に伴い解体され、駅舎としての役割を終えました。しかし、解体を惜しむ多くの声や、全国の方々からの多大なご寄附を受け、平成30(2018)年に再築工事を開始し、令和2(2020)年4月に新たな役割である”まちの魅力発信拠点”としてオープンしました。

国立市ホームページより

川鍋さん自身も、国立市近隣にお住まいで、旧国立駅舎も含め駅前の明るく開かれた街並みと落ち着いた雰囲気に惹かれ、お気に入りのカフェも見つけ、時々出かけているそうです。
さらに、お話を伺うと、最初に駅舎を訪ね全体や室内を見渡した時、「この場所で、絵本の楽しさを多くの人と共有したいなぁ~」という想いが、ふと浮かんだとのこと。
駅舎の成り立ち等を調べてみたときに、創設当時の熱い想いや文化的な意志に、共感したのが、企画を想い浮かんだ要因の一つだと仰っていました。

川鍋さんはこの読み聞かせ会を振り返ってみると、「感染状況が落ち着いてきた時期になり、チャンス到来!と信じて、読み聞かせ会の企画書を作成し、ワールドライブラリーさんや国立市にご相談しましたら、企画がトントン拍子で進みました。実施できたのが不思議な感じですが、何よりも皆様のご協力のおかげで気づきや新しい発見を得ることが出来きました。」と感想をいただきました。

ワールドライブラリーにとっても、世界の絵本の読み聞かせ会を地域の方々に向けて実施していただき、嬉しく思います。
川鍋さん、活動および報告をありがとうございました!

川鍋さんの活動の原点と想い

ここからは、川鍋さんにインタビューした内容を紹介させていただきます。

ー 活動の原点とをお聞かせください
私は昔から絵本やファンタジーの世界が大好きで、国内外を問わず様々な絵本読んだり、自分でも絵本作品を書いたりして空想の世界を楽しんでいます。
同時に「言葉」や「人と人とのコミュニケーション」も大切にしたいと常々思っており、ナレーションやコピーライター、翻訳の勉強も社会人になってから続けています。
子供の頃、なぜか自分の伝えたいことを言葉に出せなかった時期があり、その時の反動が、大人になってからムクムクと湧き上がっているからかもしれません(笑)

ー 絵本やファンタジーの世界が大好きな川鍋さんのおすすめ絵本
私が好きな絵本、そうですね… 沢山あるので選ぶのが大変ですが、ワールドライブラリー出版の絵本1冊と他社の絵本1冊を選んでみました!

■ワールドライブラリー出版 『アボカドくんのなやみごと』
今回の読み聞かせでも紹介した絵本です。分かりやすく、興味をひくストーリーと感情移入ができるイラストは、何度も読みかえしたり、部屋に飾りたくなったり。他の人にもこの絵本の楽しさを伝えたくなる名作だと思います。


2.

■こぐま社出版 『かえるが みえる』
松岡享子 作  馬場のぼる 絵

シンプルな一筆書きのようなイラストと淡色カラーですが、韻をふむ言葉が自然にストーリーになっていて、この絵本も年齢を問わず、何度読んでもワクワクする名作だと思います。

ー 最後に、お伝えしたいことなど
今後も不定期ではありますが、絵本の読み聞かせ会を続けていきたいと思っていますし、また、フリーで絵本に関わる仕事もできたらいいなぁと考えています。
自作絵本も書き続け、バイヤーの様な絵本を選べるような知識をつけて、
イタリア・ボローニャ国際絵本原画展等、海外のブックフェアにも行ってみたいなど、夢や希望も膨らませています。

いずれにしても、絵本を通じて様々な出会いや発見、気づきを得ることが、
自分の毎日の暮らしや心を豊かにしてくれる、栄養素になっているようです。