ワールドライブラリーのロングセラーを 目指して!
ワールドライブラリーで出版している絵本についても、ぼちぼち紹介していきたいと思います。
ベストセラーとロングセラー
一般的に、書籍のヒットは、数千部以上、大ヒットは2万部以上、ベストセラーは10万部以上が目安と聞きます。諸説あるのかな?
絵本業界は、「1万部売れればヒット」とかも言われますね。
誰もが読んだことがある国民的絵本『いないいないばあ』(童心社)は、発行部数680万部を超える、日本で一番売れている絵本です。(2020年11月24日ニュース記事によると、700万部を突破!とのこと)そして、1967年の発売から半世紀を超えている、超ロングセラー絵本なのです。
親子で読みつがれていく絵本は、本当に良い絵本ばかりで、他にもたくさんありますよね。
ちなみに、今、子どもたちに人気のある絵本作家ヨシタケシンスケさん。発売3日間で累計10万部を売り上げた『このあとどうしちゃおう』(ブロンズ新社)を始め、同氏がブロンズ新社から刊行した4作品の累計発行部数は、たった数年で104万部に達したそうです。
ワールドライブラリーのベストセラーは?
『あおいよるのゆめ』
作・絵/ガブリエーレ・クリーマ 訳/さとう ななこ
イタリア本国では、おそらく、国民的絵本?ってくらい人気があるしかけ絵本。ワールドライブラリーでは、0〜2歳児向けとして出版しています。イタリア、日本のみならず、アメリカ、タイ等、世界9カ国で翻訳出版され、世界中で15万部以上が売れているのです。
いつの日か、この絵本を読んで育った世界中の子どもたちが、出会った時に、『あおいよるのゆめ』の思い出話に花を咲かせる♪ なんてことがあるかもしれませんね。(ちょっと赤ちゃんすぎて覚えていないかな?)
8月『あおいよるのゆめ』発刊5周年記念キャンペーンを実施!
日本ではワールドライブラリーが翻訳出版しているのですが、今年、発刊5周年を迎えました。5年でトータルセールス3万冊以上、書店から大量注文が入る大人気絵本なのです。8月には日頃のご愛顧に感謝し、2大キャンペーンを開催しました。(↓現在、キャンペーンは終了しています。)
#あおいよるのゆめ投稿キャンペーンでは、100作品近い投稿がありました!どの投稿も本当に素敵で、お子さんへの愛情たっぷり、それと同じくらい、『あおいよるのゆめ』を愛して頂いていると実感しました。
この絵本の良さはいろいろあるのですが、星を自分で動かしたら、ぱっと黄色が変わるしかけの美しさにあると思っています。脳がもっとも発達する幼児期に手や指の運動をすることは、脳が刺激され、活性化し、成長・発達を促すと言われています。ちょっと挑戦してみたことで、出来たことが嬉しくなり、どんどん触ってみたくなる・・・、しかけ絵本の良さですね。
一方で、仕掛け絵本は繊細で壊れやすいものですが、壊れやすいが故に子どもに物の大切さを教えるのにも一役買います。親子で一緒に絵本を読みながら「大切にね」「やさしくね」「ゆっくりゆっくり」と声をかけ、密なコミュニケーションをとることで物を大切にする心を育てることができます。
冒頭のベストセラーの話に戻りますが・・・。
発刊5年で3万冊となると、、、、50年で30万冊。
国民的絵本には遠く及ばずかもしれませんが、これからも、『あおいよるのゆめ』は、みんなに愛されるロングセラーを目指します!