ベルギーのアルペンスキーワールドカップレーサー
アルペンスキーワールドファンのワールドカップおばさんの最推しの選手をどーしてもw 紹介したい!
ということで、今回はだいぶ暑苦しいですが、ぜひ最後までお付き合い頂けたらうれしいです!
今回紹介する選手は、Armand Marchant(BEL)アルマンド・マーチャントです!
ベルギー リエージュ出身
自身のInstagramで写真を載せてくれていますが、こちらの写真の右側がArmand Marchant(BEL)アルマンド・マーチャントです!
Armand Marchant(BEL)アルマンド・マーチャントは、ベルギーのリエージュ出身の26歳!
ワールドカップデビューは、2014-2015シーズン、Alta Badia(ITA)アルタバディアの大回転(ジャイアントスラローム・GS)でのレースでした。当時なんと16歳!
現在の主戦場は、回転(スラローム・SL)です!
FIS Alpine公式HPにArmand Marchant(BEL)アルマンド・マーチャントの公式情報が載っています!
ヨーロッパはウィンタースポーツが盛んですが、ベルギーでは、アルペンスキーワールドカップでこれまで活躍する選手はなかなかいませんでした。
おばさんもアルマンドの滑りを観るまでは、ベルギーの選手はみたことありませんでした。
衝撃的なワールドカップ初ポイント
おばさんが、ベルギーのアルマンドをワールドカップで最初に観たのは、2016-2017年シーズン、12月のVal d'Isere(FRA)ヴァルディゼールの回転(スラローム・SL)のレースでした。当時18歳!
回転(スラローム・SL)は、2本滑った合計タイムで競うのですが、1本目で30位に入らないと2本目に進むことが出来ません。
当然、スタート順が早いトップシードの選手たちの方が、コースがキレイなコンディションで滑れるので有利になることが多いです。
ただコース状況などによって、シード選手が2本目に進むことが出来ず、スタート順が遅い選手がたくさん2本目に残るということが、たまーにあります。
でもこのヴァルディゼールのレースは、そんな荒れたレースではなく、シードに入ってる実力者たちが2本目に残るような、スタート順が遅い選手には厳しい状況でした。出場選手は全部で70人。
そんな中、アルマンドは65番のビブ(スタート順)から2本目に残れる素晴らしい滑りをしたのです!60番台で残ったのはアルマンドだけ!
コースが荒れているのに、序盤からポール(旗門)の横に出来た溝に沿って果敢に攻める滑りで22位に入りました。
衝撃的レースで、すごい若手がベルギーから出てきた!と、おばさん大興奮!
そして最終結果は18位!ワールドカップ初ポイントの獲得でした。(いまでも録画を観ています!)
選手生命に関わる大怪我
そこから、18歳のアルマンドの快進撃を期待してレースを観るのを楽しみにしていたのですが、彼がレースに出てくることはありませんでした。
なぜなら、ワールドカップ初ポイント後の2017年1月、Adelboden(SUI)アーデルボーデンの大回転(ジャイアントスラローム・GS)のレースでクラッシュして大怪我をしたのです。
怪我で手術をした傷を自身のInstagramに投稿してくてましたが、ほんとに人の脚なのかと思うほどの衝撃的な写真です。
※苦手な方はスキップしてください。
この怪我は、競技が続けられない可能性が高い・・・というほどの選手生命に関わる深刻な大怪我で、なんと2年もの間一度もスキーを履くことすらできませんでした。
この2年の間にした手術の回数は、7回!!2年で7回!
おばさんも膝を2回手術したことがあって、ほんと痛いし辛い思いしましたが、あんなのを7回も・・・(涙)
復帰までの間、Instagramの投稿もほとんどなかったので、どんな治療やリハビリトレーニングをしていたのか詳しくは分かりませんが、肉体的にも精神的にもきっと辛い時間を過ごしていたに違いありません。
二度とスキーが出来ないかもしれない、そんな中でも諦めず、自分を信じてレース復帰のためにたくさんの努力をしたんだと思います。
怪我からの復帰
ワールドカップに戻ってきたのは、2019-2020シーズンLevi(FIN)レヴィでの回転(スラローム・SL)開幕戦でした。2017年1月の怪我から約3年。
復帰戦で見事に2本に残り、18位。
もうワールドカップに戻って来れないのかもと思われたアルマンドが、スタート台に立ってる姿をみておばさん涙が出てしまいました。
このシーズンはほんとに復帰シーズンなの?というほど、素晴らしい滑りをみせてくれるレースばかりで、1月のクロアチア Zagreb(CRO)ザグレブでのレースはキャリアベストの5位に!
39番スタートから、2本目に残ってリーダーシートに座ってる姿・・・感動でした!
そのときの写真を自身のInstagramに載せてくれてます!
2本目のタイムは全体の2位で大きく順位を上げることが出来ました。ほんとに速かった!
湯沢苗場大会のため来日
2月の湯沢苗場大会に出場するために来日してくれました!
おばさんはアルマンドに会える!と大興奮で会場に観戦に行きました!!
ゴールドウィンのイベントブースでサインをしてくれていたので、真っ先にアルマンドの元へ。
ずっと復帰を待っていたこと、応援し続けてきたこと、翌日のレースも全力応援するということを拙い英語で伝えました。(これだけはどうしても伝えたくて調べて練習したおばさんww)
そしたら、一緒に写真撮ろうと言ってくれて進んでサインもしてくれ、ファンサービスもプロアスリートでした!
サインは家宝ですw おばさん感激で、さらにアルマンドファンになりました!
怪我からの復帰までとても大変だったことや7回も手術をしたことなどは、ビブドローイベントでのトークショーで本人が語ってくれました。
わたしもインタビューしたかったーwww
初のオリンピック代表
怪我してしまった2017年の翌年、2018年はPyeongchang (KOR)平昌オリンピックの開催年でした。ベルギー代表になることを当然目標にしていたでしょう。
そんな中での大怪我・・・スキーを履くことすら出来ない状態でオリンピックをテレビで見ることになってしまって、悔しかったはず!
そんなアルマンドは、2022年Beijing(CHN)北京オリンピックに初出場!そしてなんとベルギー代表として旗手を務めました!
このアルマンドのInstagram投稿、何度見てもおばさん、感涙です・・・。
次のステージへ
アルマンドは、怪我をしてリハビリやトレーニングをしている間も、そばで支え続けたコーチとトレーナーという、個人の小さなチームでワールドカップを戦っています。
そんなアルマンドですが、2023年のオフで自身のInstagramにこんな投稿が!
子供の頃から父のように慕っていたコーチ、ラファエル・バータンからの卒業を発表。
12歳・・・ほんとに小さい頃から一緒に苦楽を共にしていたんですね。
この投稿のコメントを読んでいると、父への手紙のよう。愛情とか尊敬とか色んな気持ちが溢れていて、2人の絆を感じました。
2023-2024シーズンは、若くして惜しまれながら引退した、Elias Kolega(CRO)エリアス・コレガがコーチに就任したみたい!
クロアチア代表の弟、Samuel Kolega(CRO)サミュエル・コレガは、アルマンドど同じく回転(スラローム・SL)を主戦場にしています。
コレガ兄弟は、こちらの記事で紹介してるのでぜひ読んでみてね!
Samuel Kolega(CRO)サミュエル・コレガがキャリアベストを更新した際の、こちらのインタビュー記事で兄エリアスのコーチ就任についても触れらていました。
それもあって2023-2024シーズンは、クロアチアチームとのトレーニングの機会も増えているようですね!
いいライバルがいる中でのトレーニングはきっと今後の活躍に繋がっていくことでしょう!
また2023-2024シーズンは、マテリアルもサロモンからヘッドへチェンジ。
アルマンドのマテリアルチェンジは、こちらの記事でも紹介しているのでぜひ読んでね!
コーチやスキーを変えて、新しいシーズンへ。アルマンドのキャリア第二章の始まりです。
1月は、主戦場の回転(スラローム・SL)のレースが多く組まれていますから頑張ってほしい!
おばさんは、2023-2024シーズンもアルマンド最推しで全力で応援します!!
アルマンドについては、こちらの記事でも紹介しているのでぜひチェックしてね!
この他にもアルペンスキーワールドカップについての記事を投稿しています!マガジンにまとめているので、こちらもぜひ読んでみてね。