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Schladming(AUT)シュラドミングってどんなとこ?

アルペンスキーワールドカップの開催地紹介シリーズ!今回は、最も盛り上がる会場と言っても過言ではない、オーストリアのSchladming(AUT)シュラドミングを紹介します!

2023-2024シーズンは以下のスケジュールでレースが開催予定です!
2024年1月23日(火)大回転(ジャイアントスラローム・GS)
2024年1月24日(水)回転(スラローム・SL)

2023-2024シーズンのスケジュールはこちらの記事でも紹介しているのでぜひ読んでみてね。

どんな場所?

オーストリア西部のシュタイアーマルク州にあるSchladming(AUT)シュラドミング。昔は小さな鉱山町だったようですが、現在は人気の観光地だそうです。

地図がこちらです!

過去のアルペンスキーワールドカップ開催地で、よく女子のレースも開催されているFlachau(AUT)フラッハウへは、西へ車で約30分、2023-2024シーズンの最終戦開催地のSaalbach(AUT)ザールバッハへは、西へ車で約1時間40分の位置にあります。

ザルツブルクへも北へ車で約1時間20分程度です。

ここSchladming(AUT)シュラドミングは、冬はもちろんですが、夏でも大自然が楽しめる場所です。

夏の山々のパノラマビューは、ガラス張りのゴンドラからも望めるそうでハイキングルートも1000kmもあるんだとか。

サイクリング・マウンテンバイクコースも930km、ランニングコースが45、ロッククライミングルートが14ヶ所、ノルディックウォーキングコースやゴルフ場も5つあるそうです。

山上湖も約300あるそうですから、アウトドア&アクティビティ好きにはたまらない大自然が魅力の場所ですね!

シュラドミング公式HP

シュラドミング・ダッハシュタイン スキー場の公式HPを見つけました。

シュラドミング・ダッハシュタインは、シュラドミング、ラムサウ・アム・ダッハシュタイン、ハウス・アイヒ・ゲッセンベルク、グレーブミンガー・ランド、オーブラーン・ニーダーレーブラーン、ゼルクテーラー自然保護区、グリミング・ドナースバッハタールの7つのエリアがあるそうです。

アルペンスキーはもちろん、クロスカントリースキー、バイアスロン、スキーツーリング、馬ぞりなども出来るようですから、長期滞在で楽しめそうです!

また、キッズパークやキッズスロープ、屋根付きコンベアベルトなどなど子供たちが楽しめるゲレンデがたくさんあるのも魅力的!ファミリーで訪れたいリゾートですね。

リフト券は、3時間・半日・1日~複数日・ファミリー用など種類はさまざまあるみたい!大人1日券は、58~69ユーロ。日本円で約9,200~11,000円くらいで、オンラインで購入できます!(2024年1月現在)

スキー場マップ

標高2,700mのダッハシュタインは、81リフト&ケーブルカー&Tバー、全長230㎞を有します。スキー場のマップはこちらです。

他のスキー場でも同じですが、初級コースが青(94km)、中級コースが赤(120km)、上級コースが黒(16km)で示されています。

どんなコース?

ここSchladming(AUT)シュラドミングは、近年現地時間の夕方から夜にかけて開催されるナイトレースのため、青光りするほどの氷のようになることが多く、バーンコンディションがいいのも特長です!

オーストリアは、スキーが国技で国民的人気スポーツです。アルペンスキーワールドカップの翌日には新聞の一面がその話題でいっぱいになるほどなんだとか!

ですから、オーストリアのここSchladming(AUT)シュラドミングも観客数が本当に多いことで有名!ゴールエリアだけでなく、コースサイドにまで真っ黒になるほど観客で埋め尽くされます!その数は4万5千人も!

thenightrace_Schladming公式Instagramで投稿してくれてるこの写真ご覧ください!とんでもない人です!

コースサイドの上までびっしり観客が入っているのがお分かりいただけると思います!これだけの観客がいますから、地元オーストリアの選手が登場したときは、地響きがするほどの大歓声です!

寒い中、ホットワインを飲みながら観戦するのがオーストリア流の楽しみ方のようです!毎年、さまざまなスタイルで観戦を楽しんでいるファンが国際映像でも映りますから、それを観てるのも楽しい場所です。

大会公式HP

前述の通り、コースサイドにまでお客さんがパンパンに入るので、選手が滑るコースが年々狭くなってるという都市伝説?もあるほどのSchladming(AUT)シュラドミング。

スタジアムになっているのと、コースサイドにも観客が入るので、観客と選手たちの距離が近いのもここSchladming(AUT)シュラドミングの大きな特長です。

thenightrace_Schladming公式Instagramで大会準備の様子が紹介されていますが、大会前には、特設の観客席をこんなに作ります!

そのため、選手たちに声援がめちゃくちゃ聞こえるそうです。滑ってる最中の観客の声援の大きさで、いいタイムできてるかどうか分かるんだとか!

そして、地元オーストリアの選手が滑るときにファンが発煙筒をたいて煙でモクモクになるのも毎年恒例となっています!

thenightrace_Schladming公式Instagramでもその様子が投稿されていますよ!

めちゃくちゃ盛り上がる会場のひとつであるSchladming(AUT)シュラドミングですが、大会公式HPを見つけましたよ!こちらです!

このHPに載っている写真でも、コースサイドまで観客がびっしり入っているのがよくわかりますね。

レース開催コース

ここは、他のワールドカップコースに比べると斜面変化がちょっと少ないです。でももちろん簡単ではありません。

特に急斜面は、振り幅がキツいセットが立つことが多いのですが、その中でも攻めないと勝てません!少しミスするだけで、取り返すのが大変なコースでもあります。

ワールドカップ1、2を争う観客数のおかげか、通常コースアウトするような失敗があっても登ってでも最後まで滑り切る選手が多いのが注目ポイントでもあります。熱狂的なファンがそうさせるのかもしれませんね!

大会公式HPにもコース解説のページがありましたよ!こちらです!

コース概要
大回転(ジャイアントスラローム・GS)
スタート地点:標高1,148m
ゴール地点:標高745m

回転(スラローム・SL)
スタート地点:標高963m
ゴール地点:標高745m
全長:582m

大回転(ジャイアントスラローム・GS)のナイトレースは、昨シーズン中止となってしまったGarmisch-Partenkirchen(GER)ガルミッシュ・パルテンキルヘンの代替レースとして開催されました。

この開催が2012年にワールドカップ最終戦がここで行われて以来の大回転(ジャイアントスラローム・GS)の開催でした。

大回転(ジャイアントスラローム・GS)が開催されたのは、昨シーズンも含めて8回と少ないです。2012年以前は1988年まで遡ります。

昨シーズンは、とてもコースコンディションがよかったレースだったのをよく覚えています。そんなこともあって?!今シーズンは、最初からスケジュールに組み込まれました。

大回転(ジャイアントスラローム・GS)のコースは、斜面変化は少なめですが、中盤から左下りの片斜面、終盤は右下がりの片斜面になっていますからセットによっても難易度が変わって来ます。

thenightrace_schladming公式Instagramでコースがよくわかる写真が投稿されています。

コースサイドにずっと赤いネットがはられていてコースがよくわかりますね。SKI CHALLENGEの文字付近が大回転(ジャイアントスラローム・GS)のスタート地点。

真ん中あたりにスタートハウスがあるところが、回転(スラローム・SL)のスタート地点ですね。

また、いまのようなナイトレースになったのは、1997年以降のようです。ナイトレースにしようと言った人、グッジョブですよねー!

前回レース

前回の大回転(ジャイアントスラローム・GS)のレースの様子は、FIS Alpine公式YouTubeチャンネルにはなかったのですが、AlpsportのYouTubeチャンネルにアップされていました。

前回は、Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマットが欠場したレースでした。Kitzbuehel (AUT)キッツビューエルでの滑降(ダウンヒル・DH)のレースで脚を痛めて大事をとっての欠場でした。

Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマットがゴールエリアで応援する中、勝ったのはチームメイトのLoïc Meillard(SUI)ロイック・メイラード!2位にはGino Caviezel(SUI)ジーノ・カヴィーツェル!スイスが1・2位でした。

回転(スラローム・SL)の前回レースの様子も同じくAlpsportのYouTubeチャンネルにアップされていました!こちらです!

勝ったのは、Clement Noel(FRA)クレメント・ノエルでした!

ここSchladming(AUT)シュラドミングでオーストリアのスーパースターだったBenjamin Raich(AUT)ベンジャミン・ライヒと並んで、最多タイの勝利数をあげているのが、Henrik Kristoffersen(NOR)ヘンリック・クリストファーセン!

2014年の初優勝もここで、自分のホームコースだと言っているほど相性がいいコースです!30勝のスタートがここだったんですねー。

初優勝の滑りを投稿してくれてる動画を見つけました。公式チャンネルではないので、削除の可能性ありますがリンクつけておきます。ゴールしてトップに立ったときの喜びようが若さ溢れてかわいくて、おばさんこれ大好きですー。

2023-2024シーズンで、優勝して最多記録を伸ばせるかもレースの注目です。

大回転(ジャイアントスラローム・GS)では、昨シーズン優勝したLoïc Meillard(SUI)ロイック・メイラード、2位だったGino Caviezel(SUI)ジーノ・カヴィーツェルはもちろん、欠場していたMarco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマットも登場してくるでしょう。

Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマットにとっては、このコースは初めてだと思いますから、どんな滑りを観せてくれるのかも注目ポイントです。

さらにおばさん的には、昨シーズン34番スタートからキャリアベストの4位に入ったAlexander Steen Olsen(NOR)アレキサンダー・ステン・オルセンにも注目したいと思います!

注目ポイントが盛りだくさんなSchladming(AUT)シュラドミング!2023-2024シーズンも2戦予定されてますから、誰が勝つのか楽しみですね!

日本でも放送予定がありますから、みんなで応援しましょう!


この他にもアルペンスキーワールドカップについての記事を投稿しています!マガジンにまとめているので、こちらもぜひ読んでみてね。

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