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2023-2024 Kitzbuehel (AUT)キッツビューエル 1/19 結果

アルペンスキーワールドカップのスピード系種目、クラシックレースの連戦Kitzbuehel (AUT)キッツビューエルです!

2024年1月19日(金)は、滑降(ダウンヒル・DH)のレースです。日本でも放送がありました!

Kitzbuehel (AUT)キッツビューエルのコースはこちらで紹介しているので、ぜひチェックしてくださいね!


欠場選手

残念ながら今シーズンはとても怪我が多いため、欠場の選手がいます。おばさんは毎日心配です。今回の欠場選手たちをご紹介していきます。

Marco Schwarz(AUT)マルコ・シュワルツ

Bormio(ITA)ボルミオの滑降(ダウンヒル・DH)で、クラッシュしてしまったMarco Schwarz(AUT)マルコ・シュワルツ。

十字靭帯と内側半月板の断裂、膝軟骨の損傷があり、今シーズンは終了しなければならないとのことでレースに出場はありません。

Bormio(ITA)ボルミオのレースとマルコの怪我については、こちらの記事で紹介しているのでぜひチェックしてね!

Marco Kohler(SUI)マルコ・コーラー

1/11(木)Wengen(SUI)ウェンゲンの滑降(ダウンヒル・DH)で、クラッシュしてしまったMarco Kohler(SUI)マルコ・コーラー。

クラッシュ後、しばらく動かなかったのでとても心配しました。すぐさまドクターヘリが出動して、病院へ搬送されました。

検査の結果、前十字靭帯断裂、内側半月板断裂、右膝の内側靭帯断裂と深刻な大怪我でした。

実はマルコ、4年前にもWengen(SUI)ウェンゲンで左膝の十字靭帯と内側靱帯、膝蓋骨腱と半月板を損傷していたのです・・・。同じコースで今度は逆の脚を怪我してしまいました。

翌日続報があり、すぐに手術をして無事に成功したとのことでした。

自身のInstagramでも数日後にお知らせがありました。無事に退院したそうです。これからリハビリを頑張って強くなって戻ってくる!と力強くコメントしてくれていましたよ。

この投稿の5枚目の写真をご覧ください。ビブにたくさんのチームメイトがメッセージを書いてくれてますね!ドイツ語で幸運を祈る!と書いてあるみたいです。(ドイツ語わからず・・すみません。)

アルペンスキーは個人競技ですが、これを見るとチームで戦ってるんだということが伝わって感動します。

また強いMarco Kohler(SUI)マルコ・コーラーが見たい!リハビリ頑張って!!

1/11(木)Wengen(SUI)ウェンゲンの滑降(ダウンヒル・DH)は、こちらの記事で紹介しているのでぜひチェックしてね!

Alexis Pinturault(FRA)アレクシー・パントゥロー

こちらもWengen(SUI)ウェンゲンのスーパー大回転(スーパーG・SG)でクラッシュしてドクターヘリで病院へ搬送されたAlexis Pinturault(FRA)アレクシー・パントゥロー。

かなり危険な転倒でした。検査の結果、左膝の前十字靱帯断裂でシーズンは終了とのことです。残念すぎる・・・。

レース後、自身のInstagramを更新。産まれたばかりの我が子と休んでいる様子が!

最高の痛み止め!とコメント。怪我はとても残念ですが、これで我が子と過ごす時間が増えますね。ゆっくり休んで、また復活してほしいです!

Wengen(SUI)ウェンゲンのスーパー大回転(スーパーG・SG)のレースは、こちらの記事でまとめていますのでぜひチェックしてくださいね!

Aleksander Aamodt Kilde(NOR)アレキサンダー・オーモット・キルデ

Aleksander Aamodt Kilde(NOR)アレキサンダー・オーモット・キルデは、1/13(土)Wengen(SUI)ウェンゲンの滑降(ダウンヒル・DH)でゴール直前に120kmものスピードでネットに激突するという、とても危険なクラッシュをしてしまいました。

すぐにドクターヘリが出動して病院へ搬送されました。検査の結果、肩の脱臼とふくらはぎの切り傷があったようですが、骨折はしていとのこと。

手術をして無事成功という情報はありましたが、詳細がわからない状況でした。数日後、自身のInstagramで近況報告がありました。

肩は脱臼だけでなく靭帯が2本も切れていて、再び手術を行うそうです。

また、ふくらはぎの切り傷は、神経を損傷して緊急手術が必要なほど深刻なものだったことも明かしてくれています。

交際中のMikaela Shiffrin(USA)ミカエラ・シフリンが、すぐに病院へ駆けつけて看病をしていた様子も載せてくれていました。

とても深刻な怪我ですが、きっと強くなって帰ってきてくれるはず!早い回復を祈ります!

1/13(土)Wengen(SUI)ウェンゲンの滑降(ダウンヒル・DH)のレースは、こちらの記事にまとめていますのでぜひチェックしてくださいね!

Johannes Strolz(AUT)ヨハネス・シュトロルツ

2022年北京オリンピックのアルペン複合(アルペンコンバインド・AC)で金メダルを獲得したヨハネス。そのときの滑降(ダウンヒル・DH)、めちゃくちゃ速かったんですよね!

それもあってか、今シーズンから、滑降(ダウンヒル・DH)に本格的に挑戦してきています。

主戦場である回転(スラローム・SL)のレースがありますから、そちらに集中するため、今日はスタートリストに名前がありませんでした。

トレーニングラン

滑降(ダウンヒル・DH)は、事前に行われるトレーニングランでコースを滑らないとレースに出場出来ません。

今回は、1/16(火)17(水)18(木)の3日間行われる予定でしたが、18(木)はキャンセルとなりました。

無事に開催されたトレーニングランの結果を見ていきましょう!

トレーニングラン1日目

1/16(火)のトレーニングランの結果はこちらです。

  1. Cameron Alexander(CAN)キャメロン・アレキサンダー

  2. Otmar Striedinger(AUT)オトマー・シュトリーディンガー

  3. Mattia Casse(ITA)マティア・カッセ

  4. Stefan Babinsky(AUT)ステファン・バビンスキー

  5. Adrian Smiseth Sejersted(NOR)エイドリアン・スミセス・セジェルステッド

  6. Christof Innerhofer(ITA)クリストフ・インナーフォファー

  7. Nils Allegre(FRA)ニルス・アレグレ

  8. James Crawford(CAN)ジェームス・クロフォード

  9. Florian Schieder(ITA)フロリアン・シーダー

  10. Baumann(GER)ロメド・バウマン

14.Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマット(レッドビブ)
40.Vincent Kriechmayr(AUT)ヴィンセント・クリッヒマイヤー
67.Cyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジン

この日のトレーニングランは、Cameron Alexander(CAN)キャメロン・アレキサンダーがラップタイム!

Cyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジンは、トレーニングランは流したのでしょうか。トレーニングランの場合、トップの選手たちはスタート要件のクリアを目的として、本気で滑らず体力温存をすることがあるそうなのでシュプリアンもコース確認程度で流したのかもしれませんね。

いまや優勝候補筆頭ですから、本番はどんな滑りを魅せてくれるのか注目したいです!

トレーニングラン2日目

1/17(水)のトレーニングランの結果はこちらです。

  1. Nils Allegre(FRA)ニルス・アレグレ

  2. Blaise Giezendanner(FRA)ブレーズ・ギーゼンダンナー

  3. Christof Innerhofer(ITA)クリストフ・インナーフォファー

  4. Mattia Casse(ITA)マティア・カッセ

  5. Vincent Kriechmayr(AUT)ヴィンセント・クリッヒマイヤー

  6. Christopher Neumayer(AUT)クリストファー・ヌメイヤー

  7. Adrien Fresquet(FRA)エイドリアン・フレスケ

  8. Florian Schieder(ITA)フロリアン・シーダー

  9. Raphael Haaser(AUT)ラファエル・ハッサー

  10. Daniel Danklmaier(AUT)ダニエル・ダンクルマイヤー

14.Cyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジン
22.Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマット(レッドビブ)

トレーニングラン2日目は、以下のニューフェイスがトップ10に入ってきていますね!本番が楽しみです!

36番スタート、Blaise Giezendanner(FRA)ブレーズ・ギーゼンダンナー
33番スタート、Christopher Neumayer(AUT)クリストファー・ヌメイヤー
67番スタート、Adrien Fresquet(FRA)エイドリアン・フレスケ

エイドリアンは、24歳と若手!ワールドカップもまだ6レースしか出場していません。本番で30番以内に入ってきたら面白いですねー!

おばさんの推し、Raphael Haaser(AUT)ラファエル・ハッサーは71番スタートからトップ10に入ってきましたよ!

Wengen(SUI)ウェンゲンの滑降(ダウンヒル・DH)をスキップしてKitzbuehel (AUT)キッツビューエルに集中してきた結果が本番でも発揮されることを期待したいです!

ラファエルについては、こちらの記事でも紹介しているのでぜひチェックしてください!

レース前の発表

レース前に驚きのニュースが入ってきました。ドイツのThomas Dressen(GER)トーマス・ドレッセンがレース前の記者会見で引退を発表しました!!!

SRF SPORTの報道によりますと引退の理由は長引く怪我のためのようです。前回レースのWengen(SUI)ウェンゲンでは、膝の痛みでレースを途中でやめていました。

自身のInstagramでも「ありがとう」と一言だけ。これに色んな想いが詰まっている気がします。

Thomas Dressen(GER)トーマス・ドレッセンは、ダウンヒラーとしてドイツ人最多勝利数をあげました。ワールドカップ5勝は、すべて滑降(ダウンヒル・DH)でした。

おばさんはトーマス好きで応援していたので、とても残念ですが今後のキャリアでも活躍を期待したいと思います。

1/19(金)は欠場で、1/20(土)にラストランになるそうです。トーマスの初優勝がここKitzbuehel (AUT)キッツビューエル。

思い出深いシュトライフのコースでキャリアにピリオドを。ラストランを目に焼き付けたいと思います!

スタートリスト

滑降(ダウンヒル・DH)は、スタートランキングトップ10の第1シードが、スタート順6~15の間で前日のビブドローイベントのくじ引きで決まります。

トップ11~20はスタート順1~5と16~20の間でくじ引きで決まるというルールになっています。

1月19日(金)滑降(ダウンヒル・DH)のスタートリストはこちらです!

6.Bryce Bennett(USA)ブライス・ベネット
7.Dominik Paris(ITA)ドミニク・パリス
8.Vincent Kriechmayr(AUT)ヴィンセント・クリッヒマイヤー
9.James Crawford(CAN)ジェームス・クロフォード
10.Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマット(レッドビブ)
11.Ryan Cochran - Siegle(USA)ライアン・コクラン・シーガル
12.Florian Schieder(ITA)フロリアン・シーダー
13.Niels Hintermann(SUI)ニールズ・ヒンツェルマン
14.Cyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジン
15.Mattia Casse(ITA)マティア・カッセ

出場選手は全部で57人!

Aleksander Aamodt Kilde(NOR)アレキサンダー・オーモット・キルデが怪我で離脱となったことで、Ryan Cochran - Siegle(USA)ライアン・コクラン・シーガルが、第1シードに入りました。

注目は、スイスの若手26番スタートのAlexis Monney(SUI)アレックス・モニー、27番スタートのFranjo von Allmen(SUI)フランヨ・フォン・オールメン!どんどんスタート順をあげて、ついに30番以内の第3シードに入ってきました!

FIS Alpine公式Instagramで優勝候補の選手たちが紹介されていましたよ!

レース結果

1/19(金)のレースは天候は雪!前日から降り続いて、コース係りのみなさんは夜中も開催に向けて準備をしていました。

FIS Alpine公式Instagramで当日のコース状況が投稿されていました。降雪のためスタートを1時間遅らせると事前にお知らせがありました。コースから新雪を除雪する作業をコース係りの方がギリギリまで頑張ってくれていたようです。

1番スタートは、Stefan Rogentin(SUI)ステファン・ロジェンティン!序盤のねずみ取りと言われる難所も上手くこなします。大きなミスなくゴールし、タイムは1:57.11、まずはこれが基準となります。

いい滑りを見せたのが、4番スタートのCameron Alexander(CAN)キャメロン・アレキサンダー!序盤からタイムを伸ばします。チェックポイントを通過するごとにタイムを伸ばし、ゴールして-0.95差と大きなタイム差で暫定トップに立ちます!

自身のInstagramでキャリアベストとなったこの滑りの喜びを投稿してくれていました!

5番スタートのNils Allegre(FRA)ニルス・アレグレは中盤でタイムを伸ばしますが、終盤で遅れ+0.62差の暫定2位です。

Dominik Paris(ITA)ドミニク・パリスは7番スタートで登場!序盤は攻めたラインどりで長い緩斜面にスピードを繋げます。中盤でタイムをロスしてしまいますが、ゴール前にここまでのトップスピードを更新してゴール!+0.12差!惜しくも暫定2位!

地元オーストリアの大声援を背に登場したのが、Vincent Kriechmayr(AUT)ヴィンセント・クリッヒマイヤー。序盤は攻めたラインどりで大きくタイムを伸ばします。タイム差をキープしながら終盤へ進みます!しかし最後の直線でスピードが出てません。+0.14差!

9番スタートは、James Crawford(CAN)ジェームス・クロフォード。序盤は良いタイム差で入りますが、中盤からタイムを伸ばせず、徐々に遅れが広がります。最後のターンもラインが落とされてしまい、ゴールして+1.29差の暫定

10番スタートはレッドビブ、Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマット!序盤は、スキーのバタつきがかなりありましたが、大きなタイム差をつけラップタイムで通過します。終盤は序盤のタイム差を使ってしまい、かなりの僅差でゴール前へ!スピードも約140kmとしっかり出てます!ゴールして−0.12差、タイム差はわずかですが暫定トップに立ちます!

11番スタート、オリンピックの金メダリスト、Barbara Cochran(USA)バーバラ・コクランを母にもつ、2世スキーヤーRyan Cochran - Siegle(USA)ライアン・コクラン・シーガルが登場。過去、ここで大怪我をした経験があります。

序盤は少し遅れますが、中盤からタイムを伸ばしていきます。レッドブルゲートはラップタイムで通過!これはトップで来るかも?!ゴール前もスピード出てます!ゴールして+0.01差!!!なんてレース!暫定2位です。

自身のInstagramで「100分の1」が重要とコメント。ほんとに惜しかった!usskiteam公式Instagramに滑りが載っていましたのでこちらもチェックしてね。

Florian Schieder(ITA)フロリアン・シーダー。序盤はわずかに遅れますが、中盤で大きくタイムを伸ばしていきます。レッドブルゲートもこれまでのラップタイム通過!これはラップタイムで来る!ゴール前もスピードが出ています!ゴールして-0.29差!マルコを上回って暫定トップに立ちます!

13番でNiels Hintermann(SUI)ニールズ・ヒンツェルマンが登場しますが、序盤で遅れてしまいます。そのままラインが遅れて次のポールに入りきれずコースアウトとなってしまいました。残念!

続いて優勝候補のひとり、今シーズンはめちゃくちゃ調子がいいCyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジンが登場!序盤はわずかに遅れます。第2チェックポイントはわずかに上回って通過しますが、中盤は少しずつタイムが遅れます。タイムを取り戻しながら+0.02差で最後のチェックポイントを通過。これは来るか?!-0.05差!なんてレース展開でしょう!!暫定トップに立ちました!めちゃくちゃ面白い!

16番スタートは、Adrian Smiseth Sejersted(NOR)エイドリアン・スミセス・セジェルステッド。前回レースでは、Aleksander Aamodt Kilde(NOR)アレキサンダー・オーモット・キルデが怪我をしてしまった中で、キャリアベストを出すメンタルの強さを見せつけました。

ノルウェー勢としては最初の登場で、情報が重要な種目でチームメイトからの情報がない中でのレースとなりました。数カ所ターンでミスもあり、+1.45差の暫定10位。今日はふるいませんでした。

17番スタートは、Justin Murisier(SUI)ジャスティン・ムリジェ!元々大回転(ジャイアントスラローム・GS)が主戦場ですが、今シーズンはスピード系種目調子がいいです!

序盤はラップタイムで通過!中盤でタイムをわずかにロスしますが、面白いタイム差で、ゴールへ。ゴール前はわずかに遅れ+0.83差、暫定8位になりました。

自身のInstagramでは、スタート前の集中力を高めている様子を投稿してくれていました。

ここで第2シードが終了した時点で、ここまでのトップ3はこちら!

  1. Cyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジン

  2. Florian Schieder(ITA)フロリアン・シーダー

  3. Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマット

第3シードに入り登場したのが、Maxence Muzaton(FRA)マクサンス・ムザトン。前回レースで腕をポールに引っかけて痛そうにしていて心配していたのですが、どうやら大丈夫そうです。今日は、序盤から少しずつタイムをロスし+1.26差、暫定10位でした。

スイスの若手、24歳のAlexis Monney(SUI)アレックス・モニーが26番スタートで登場!スタート地点はだいぶ雪が降ってきました。序盤からかなり攻めたラインどりで僅差で通過していきます。ゴール前もうまくスピードを繋げ+1.59差、暫定13位です。

swissskiteam公式Instagramでは、スタート前に集中力を高めるアレックスの様子が投稿されていました。

おばさんの推し、22歳のFranjo von Allmen(SUI)フランヨ・フォン・オールメンが登場しますが、コースはさらに視界が悪くなり映像では全然見えません。滑っていても見えないんじゃないでしょうか。かなり厳しい条件です。レッドブルゲートの後にわずかにラインどりが下がってしまい、ゴールして+2.37差の暫定22位です。自然の中でのスポーツなので仕方ないですが、いやー、タイミングが悪かった・・・

30番スタートで登場したのが、Matthieu Bailet(FRA)マシュー・バイレット!同じチームメイトのシュプリアンがトップに立っていますから、良い情報が上がっているでしょう。序盤から僅差で通過し、大きなミスなくゴール!+1.33差で暫定13位に入りました。

31番スタートは、Simon Jocher(GER)サイモン・ジョッチャー。第1チェックポイントはラップタイムで通過し、いいラインどりで僅差で通過していきます。レッドブルゲート以降もいいラインどりで入っていきます。ゴールして+1.36差、暫定12位に入ってきました!

32番スタートは、Sam Morse(USA)サム・モーゼ。序盤から僅差で通過し+1.49差の暫定15位に入ってきました。このあたりのスタート順の選手たちは、コース状況がよくなってきたようでタイムが出てきましたね。

ヨーロッパカップの総合タイトル保持者、25歳スイス若手のJosua Mettler(SUI)ジョシュアメトラーが登場。序盤で遅れてしまいますが、そのままタイム差はキープ。今日はスキーがずれてしまうターンもありタイムが伸ばせませんでした。ゴールして+2.77差、暫定30位です。ポイント獲得は厳しいかもしれません。

37番スタートは、唯一のフィンランド代表、23歳Elian Lehto(FIN)エリアン・レト。よくスイスチームとトレーニングしているそうです。序盤からいいタイム差で通過し最後のレッドブルゲート以降もミスなく攻めて+1.15差!暫定10位に入ってきました!キャリアベスト更新です!

自身のInstagramで滑りを投稿してくれていました!いい滑りだったので、ぜひチェックしてくださいね!

39番スタートは、Dominik Schwaiger(GER)ドミニクシュワガー!元々シード選手だったので力はあります。今日はいい滑りをし+1.35差、13位に入ってきました!

続いていい滑りをしたのが40番スタート、Guglielmo Bosca(ITA)グリエルモ・ボスカ!Wengen(SUI)ウェンゲンで5位とキャリアベストを更新しています!

第2セクションをラップタイムで通過していきます。最後のチェックポイントも1秒以内の僅差で通過し、ゴールして+1.38差算て13位!しっかりポイント獲得です!

48番スタートで登場したのは、兄弟で戦っているNils Alphand(FRA)ニルス・アルファンド。お父さんは、Luc Alphand(FRA)リュック・アルファンド!フランスのレジェンドです!今日は、思うようなラインどりが出来ず、+2.96差で39位でした。ゴールエリアでは、お父さんが応援していましたよ。

49番スタートのJacob Schramm(GER)ジェイコブ・シュラムは、ワールドカップデビューです!初レースが最も怖いKitzbuehel (AUT)キッツビューエルだなんてすごいことです。タイムは+3.43差でポイント獲得はなりませんでしたが、初レースでよく滑り切りました。

自身のInstagramでは、「庭からシュトライフへ」とコメントつきで動画を投稿してくれていました。小さい頃はスキー場でなくて庭で練習していたんですね!なんだか感動しちゃいました。これからも応援します!!

53番スタートは注目のArnaud Boisset(SUI)アルノー・ボワセットが登場!今日はピンクのヘルメットじゃありませんでした。序盤からいいタイム!第2チェックポイントを+0.14差とものすごく良いタイムで通過します。しかし、途中でイエローフラッグが振られてレースが中断されてしまいました。

どうやらコース係の人がネットに突っ込んでしまったせいで、ネットの修復が入ってしまったそうです。いいタイムが出ていただけに超ーーー残念!!

続いて兄弟レーサー、Jeffrey Read(CNA)ジェフリー・リードが登場!序盤から僅差で入り、緩斜面でタイムを伸ばします。+2.00差!ポイント獲得に入ってきました。やりました!

フランスの若手、トレーニングランでいい滑りをしていたAdrien Fresquet(FRA)エイドリアン・フレスケが56番スタートで登場します!
序盤から目を見張るタイムで来ます!終盤のチェックポイントで+0.45差とかなりいいタイムできます。

しかし、レッドブルゲートのところでボールに手を引っ掛けてしまい、大きなミス!!+3.01差の暫定45位に沈みました。かなりいいタイム差できましたので、トップ5くらいに入るかと思った!!

自身のInstagramでは、「また明日もチャンスがある」とコメント!翌日のレースに期待しましょう!ほんとにすごかった!

レース中断

53番スタートでイエローフラッグが振られてしまった、Arnaud Boisset(SUI)アルノー・ボワセットが、再スタートのためにスタート地点に登っていきます。

ベルトコンベアみたいなところをてくてく歩いてました。スタート地点に行くまでにこんなものがあるんですね。

アルペンスキーワールドカップでは、必ず最終ビブの選手が最後にすべらないといけないと言うルールがあるそうです。

そのビブの選手が終わったら撤収作業に入ると言うことで、まだ選手が残っているのに誤って撤収作業をしてしまったりしないように運営・安全面も考慮されて、このようなルールになっているようです。

今日の最終ビブは、おばさんの推しRaphael Haaser(AUT)ラファエル・ハッサー!

イエローフラッグが振られると、自分のペースでスタートのタイミングを決められるそうです。そのためスタート地点でレースが中断されたまま集中力を高める様子が映像で流れました。

とても珍しいシーンです!スタート前の準備やこんなふうに集中力を高めるんだということがわかって、ファンとしてはとても面白かったです。スタート前の選手の様子がこのように長く、しかも残り2人の選手にフォーカスして流れるのは見たことなかったです。

おばさん注目の2人の準備がみられたのが、よかったですが、この状況でまた集中を高めて最高の滑りをするのはとても難しそう!

レース再開

いよいよ、準備が出来てスタートの合図が!Arnaud Boisset(SUI)アルノー・ボワセット集中して顔つきがかわりました!!いつも自身のInstagramで投稿してくれている笑顔と別人のようです!

序盤からチェックポイントをラップタイムで通過していきます!最初に滑った時よりいいタイムで入りました!第4チェックポイントまでラップタイムです!

レッドブルゲードも+0.55差!これは来るーーー!!あとはゴール前! +1.11差!9位に入ってきました!すばらしい滑りです!ものすごい集中力!!

自身のInstagramにこの素晴らしい滑りを投稿してくれています!ぜひチェックしてください!ほんとに50番台の選手の滑りと思えない素晴らしいランでした!

最後のスタートになったRaphael Haaser(AUT)ラファエル・ハッサー登場!アルノーの準備ができるまで長い時間待たされてしまって、ラファエルにとっても難しい状況でした。

序盤から僅差でチェックポイントを通過!中盤までもかなりいいタイムできてます。ゴールして+1.82差!26位に入ってきました。ポイント獲得です。

ラファエルについてはこちらの記事で紹介しているのでぜひチェックしてね!

すべての選手が滑り終わり、順位が確定。FIS Alpine公式Instagramにもトップ3が紹介されました。

最終結果

FIS Alpine公式Instagramに笑顔で表彰台メンバーが!

最終リザルトは、こちらです!

  1. Cyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジン

  2. Florian Schieder(ITA)フロリアン・シーダー

  3. Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマット(レッドビブ)

  4. Ryan Cochran - Siegle(USA)ライアン・コクラン・シーガル

  5. Cameron Alexander(CAN)キャメロン・アレキサンダー

  6. Dominik Paris(ITA)ドミニク・パリス

  7. Vincent Kriechmayr(AUT)ヴィンセント・クリッヒマイヤー

  8. Justin Murisier(SUI)ジャスティン・ムリジェ

  9. Arnaud Boisset(SUI)アルノー・ボワセット

  10. Nils Allegre(FRA)ニルス・アレグレ

ここKitzbuehel (AUT)キッツビューエルでのフランス人の優勝は、今日出場していたNils Alphand(FRA)ニルス・アルファンドの偉大な父、Luc Alphand(FRA)リュック・アルファンドが優勝して以来27年ぶり3人目のことだったそうです!

そんなフランスにとっては快挙となったシュプリアンの優勝!急遽、優勝インタビューは、Luc Alphand(FRA)リュック・アルファンドがつとめましたよ!

FIS Alpine公式Instagramで2人の2ショットが投稿されていました。Luc Alphand(FRA)リュック・アルファンドは、ここKitzbuehel (AUT)キッツビューエルの3勝を含め、通算12勝のレジェンドダウンヒラーです!

Florian Schieder(ITA)フロリアン・シーダーも昨シーズンに続いて2回目の表彰台!Kitzbuehel (AUT)キッツビューエルと相性がいいんですねー!

FIS Alpine公式Instagramでもお祝いです!

今回のレース展開は、めちゃくちゃ面白かったです!トップは僅差!Cyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジンとFlorian Schieder(ITA)フロリアン・シーダーは、+0.05差!

さらにMarco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマットとRyan Cochran - Siegle(USA)ライアン・コクラン・シーガルは、+0.01差ですよ!これぞアルペンスキーワールドカップという展開でしたね。

何といっても、イエローフラッグで再スタートになってしまった Arnaud Boisset(SUI)アルノー・ボワセットの滑りがほんとうにすごかった!

集中力を高めてスタート台に立った時の顔つきがガラッと変わったのが印象的で、いい集中が出来たことでこの結果につながったんでしょうね!今後も全力で応援していきたいと思います!

レースの動画が、Alpsport公式YouTubeにアップされています!レースを見逃した方はぜひチェックしてくださいね!

ポイント獲得の30位はトップから+2.08差とかなり僅差のレースでした。

また、今シーズンは怪我が多くて毎回ハラハラしながら応援していますが、最も怖いKitzbuehel (AUT)キッツビューエルで怪我人が出なかったのがほんとによかった!

1/20(土)は、同じくKitzbuehel (AUT)キッツビューエルで滑降(ダウンヒル・DH)が開催予定です!明日のレースも楽しみです!

日本でも放送ありますから、応援しましょう!


この他にもアルペンスキーワールドカップについての記事を投稿しています!マガジンにまとめているので、こちらもぜひ読んでみてね。


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