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2024-2025 Gurgl(AUT)グルグル 結果

アルペンスキーワールドカップ、回転(スラローム・SL)の第2戦が11月24日(日)にGurgl(AUT)グルグルで開催されました!

昨シーズン初開催で、今回は2回目の開催となったGurgl(AUT)グルグル。なんか名前がかわいらしいです。どんなコースなのかは、こちらで紹介しているので、ぜひ読んでみてね。

それではどんなレースだったのか、見ていきたいと思います!

欠場選手

シード選手の中で、残念ながらレースに出場しない選手がいましたので、ご紹介したいと思います!

Tommaso Sala(ITA)トマソ・サラ

トレーニング中に怪我をしてしまったそうです。自身のInstagramでその瞬間を動画で投稿してくれていました。

どうやら膝の靭帯断裂でシーズンアウトとなってしまったようです。開幕したばかりでシーズンはこれからというところで、悔しいでしょうね。特に今年は世界選手権が開催されるシーズンですからなおさらです。

早くよくなって帰って来てくれることを祈ります!

Marco Schwarz(AUT)マルコ・シュワルツ

昨シーズンBormio(ITA)ボルミオの滑降(ダウンヒル・DH)でクラッシュして大怪我をしてしまい、リハビリに励んでいました。

シーズン開幕前にはヘルニアの手術もすることになってしまい、まだリハビリ継続中のようです。

でも、自身のInstagramで雪上トレーニングの様子を投稿してくれていました!ポールでのトレーニングでしたので、きっと復帰は近いはず!

早く帰ってきてくれることを祈ります!

昨シーズンのBormio(ITA)ボルミオのレースとMarco Schwarz(AUT)マルコ・シュワルツの怪我についてはこちらの記事で紹介しているのでぜひチェックしてください!

スタートリスト

Gurgl(AUT)グルグルの回転(スラローム・SL)1本目のスタートリストはこちらです!

第1シードは、スタートリストのランキングトップ15の選手たちが、前日のビブドローイベントでのくじ引きでトップ7、8〜15でそれぞれスタート順が決まります。

  1. Linus Strasser(GER)リヌス・ストラッサー

  2. Clement Noel(FRA)クレメント・ノエル(レッドビブ)

  3. Timon Haugan(NOR)シモン・ハウガン

  4. Loïc Meillard(SUI)ロイック・メイラード

  5. Henrik Kristoffersen(NOR)ヘンリック・クリストファーセン

  6. Manuel Feller(AUT)マニュエル・フェラー

  7. Dave Ryding(GBR)デーブ・ライディング

  8. Dominik Raschner(AUT)ドミニク・ラスナー

  9. Kristoffer Jakobsen(SWE)クリストファー・ヤコブセン

  10. Fabio Gstrein(AUT)ファビオ・グシュトライン

  11. Atle Lie Mcgrath(NOR)アトレ・リー・マグラス

  12. Steven Amiez(FRA)スティーブン・アミエ

  13. Marc Rochat(SUI)マーク・ロジャット

  14. Daniel Yule(SUI)ダニエル・ユーリ

  15. Johannes Strolz(AUT)ヨハネス・シュトロルツ

今回はヨーロッパカップが同スケジュールで組まれていることもあって人数が少なく、全部で62人で争われます。

2本の合計タイムで競う、回転(スラローム・SL)。1本目で30位以内に入らないと2本目には進めません!

昨シーズン、大躍進したSteven Amiez(FRA)スティーブン・アミエが、開幕戦から第1シードに入って来ましたね!開幕戦も上位でしたから今日も楽しみです!

注目は、このGurgl(AUT)グルグルがヘッドスポンサー!イギリスのベテラン、Dave Ryding(GBR)デーブ・ライディング!応援も多いでしょうから期待が持てますね!

昨シーズンのGurgl(AUT)グルグルのレースは、地元オーストリアが表彰台独占でしたね!会場は大歓声でした!今日はどんなレースになるのでしょうか?!

昨シーズンのハイライトはこちらから見れますよ!

日本代表は、加藤聖五 選手が62番スタートで登場しますよ!応援しましょう!

1本目の結果

インターバルが狭くて振り幅がある難しい1本目は、スイスのコーチのセット!コースのコンディションは、硬くしまっていて素晴らしいです!お天気も快晴!

トップ7の選手たちでもトップと1秒以上もタイム差がつくという珍しいレース展開です!

Gurgl(AUT)グルグルの1本目の結果はこちらです!

  1. Clement Noel(FRA)クレメント・ノエル

  2. Atle Lie Mcgrath(NOR)アトレ・リー・マグラス +0.88

  3. Steven Amiez(FRA)スティーブン・アミエ +0.94

  4. Fabio Gstrein(AUT)ファビオ・グシュトライン +1.04

  5. Dave Ryding(GBR)デーブ・ライディング +1.23

  6. Albert Popov(BUL)アルベルト・ポポフ +1.29

  7. Samuel Kolega(CRO)サミュエル・コレガ +1.32

  8. Kristoffer Jakobsen(SWE)クリストファー・ヤコブセン  +1.42

  9. Tanguy Nef(SUI)タンガイ・ネフ +1.42

  10. Armand Marchant(BEL)アルマンド・マーチャント +1.49

昨シーズンの年間タイトルを獲得したManuel Feller(AUT)マニュエル・フェラーが、開幕戦に続いて1本目でコースアウト!昨シーズン優勝したコースで結果を残すことができませんでした。

第1シードでは、Johannes Strolz(AUT)ヨハネス・シュトロルツも片反(片足通過反則)!地元オーストリアだけに、残念!

そして注目のLucas Pinheiro Braathen(BRA)ルーカス・ピニェーロ・ブラーテンMarcel Hirscher(NED)マルセル・ヒルシャーも1本目でコースアウト!会場を沸かせてくれる選手たちだけにめちゃくちゃ残念ー!!

そんな中、なんといってもおばさんの最推しArmand Marchant(BEL)アルマンド・マーチャントが、1本目リズムを合わせて攻めきり、なんとトップ10に入って来ましたーーー!!!大興奮!!2本目が楽しみです!

2本目に残れる30番までのトップからのタイム差は、+2.75でした!けっこうタイム差がつきましたねー!

62番スタートで登場した加藤聖五 選手は、残念ながら序盤でコースアウトとなってしまいました!次のレースに期待しましょう!

FIS Alpnie公式Instagramで1本目トップ3を紹介してくれています!Steven Amiez(FRA)スティーブン・アミエが初表彰台を狙いますよ!楽しみ!

2本目の結果

2本目も細かく振り幅がある難しいセットです。フランスのコーチのセットで、1本目トップのClement Noel(FRA)クレメント・ノエルに有利かもしれませんね!

まずいい滑りを見せたのが、1本目26位だったTimon Haugan(NOR)シモン・ハウガン!大きなミスなく細かいセットに合わせてアタックして来ました。スキーのズレも少なく、ゴールして-0.65差と大きなリードで暫定トップに立ちます!2本目にコースに合わせて修正してくるあたり、さすがトップ7です!最終結果でも2本目はラップタイムでした!

続く選手もリズムを合わせて攻めますが、なかなかシモンを上回ることが出来ません!

おばさんの推し、Alex Vinatzer(ITA)アレックス・ヴィナツァーも急斜面でスキーがずれてしまい、タイムロス!ゴールして+0.48差とトップに立つことが出来ませんでした!残念!

Alex Vinatzer(ITA)アレックス・ヴィナツァーは、こちらの記事でも紹介しているのでぜひチェックしてね!

そして1本目14位のLoïc Meillard(SUI)ロイック・メイラードが登場!序盤はリードを広げます!中盤の急斜面でマージンを使ってしまいますが、終盤の緩斜面へうまくスピードを繋げキレイなカービングターンで攻めきり、ゴールして-0.36差で暫定トップに立ちます!

Loïc Meillard(SUI)ロイック・メイラードは、こちらの記事でも紹介しているのでぜひチェックしてね!

1本目13位で登場は、2本目の鬼Henrik Kristoffersen(NOR)ヘンリック・クリストファーセン!序盤からフルアタック!リードをキープして急斜面へ入りますが、中盤でターンが遅れるミスがあってタイムロス!僅差で勝負は最後の緩斜面!最後まで攻めの滑りでゴールしますが、+0.09差で暫定2位!惜しいーーー!!!

続いて前回レース、地元Levi(FIN)レヴィで大活躍したEduard Hallberg(FIN)エドワルド・ハルベルグが1本目11位といい位置からスタート!序盤は細かいミスがあり遅れます!急斜面はなんとか堪え、最後の緩斜面+0.30差で暫定3位!最後のセクションでタイムを取り戻しました!

自身のInstagramでは、ゴールしてキャリアベストとなる位置につけたことを喜んでいる様子を投稿してくれていました!いやーLevi(FIN)レヴィでの成績はまぐれではなかった!!

次のレースがまた楽しみになりましたねー!こういう若手の活躍大好物です!w

そしておばさんの推し!Armand Marchant(BEL)アルマンド・マーチャントが1本目10位で登場!序盤はリズムが掴めずマージンを大きく使ってしまいます。急斜面はリズムを掴み、攻めタイムを取り戻します!勝負はゴール前!しかしゴール前でタイムを伸ばせず、+0.58差の暫定5位!でも、昨シーズンコースアウトが多くて成績が残せなかったので、今日はWell done!よくやりました!

Armand Marchant(BEL)アルマンド・マーチャントはこちらの記事でも紹介しているのでぜひチェックしてね!

いよいよトップ8の登場!1本目8位だったKristoffer Jakobsen(SWE)クリストファー・ヤコブセン!序盤はマージンを使ってしまいます。しかし急斜面からダイレクトなラインどりで攻めます!終盤の緩斜面は猛アタック!速い!これは来るのでは?!ゴールして-0.18差で暫定トップに立ちます!

昨シーズン、Kristoffer Jakobsen(SWE)クリストファー・ヤコブセンが活躍したのKitzbuehel (AUT)キッツビューエルレースはこちらの記事で紹介しているので、ぜひチェックしてね!

続く選手たちが順位を落とす中、1本目5位Dave Ryding(GBR)デーブ・ライディングが登場!序盤でクリーンなターンでリードを広げます!急斜面でわずかにマージンを使ってしまいますがマージンキープ!しかし最後の緩斜面のストレートでミスがありタイムロス!+0.38差の暫定4位!

地元オーストリアの会場が沸きます!ほんとに大歓声!1本目4位だったFabio Gstrein(AUT)ファビオ・グシュトラインが登場!

序盤はリードを広げます!急斜面はリードをキープしますが、終盤の斜面変化でバランスを崩すミスがあり、タイムをロスしてしまいます!ゴールして+0.54差の暫定6位と順位を落としてしまいました!

さぁ、初表彰台なるか?!フランスの2世スキーヤーSteven Amiez(FRA)スティーブン・アミエが登場!お父さんも会場で応援していますよ!お父さん今もかっこいい!!

序盤はマージンをキープ!急斜面はラインが落とされてしまいタイムロス!最後の緩斜面でも体を動かし続けタイムを取り戻しますが、+0.17差の暫定2位!惜しい!!

自身のInstagramでは、タフなスロープだったとコメント!惜しくも表彰台は逃しましたが、時間の問題だと思います!初表彰台はすぐそこですよ!頑張れー!

これでKristoffer Jakobsen(SWE)クリストファー・ヤコブセンの表彰台が確定!

今シーズン、Soelden(AUT)ゼルデンで表彰台を経験しています!1本目2位で表彰台を狙うAtle Lie Mcgrath(NOR)アトレ・リー・マグラスが登場!序盤は慎重にリズムを合わせていきます!急斜面でもマージンをわずかに使ってしまいますが、リズムが狂うことなくリードを保って僅差でゴールへ!+0.01差!!!!暫定2位!これぞアルペンスキーワールドカップ!

Atle Lie Mcgrath(NOR)アトレ・リー・マグラスはこちらの記事で紹介しているのでぜひチェックしてね!

いよいよ登場、1本目トップClement Noel(FRA)クレメント・ノエルは-1.42差と大きなマージンがあります!序盤はわずかにリードを広げます!急斜面では、バランスを崩しながらもなんとか堪えます!最後の緩斜面も危ないシーンもありましたが、攻め続けゴールして-0.43差で優勝!2連勝です!

FIS Alpine公式InstagramとYouTubeでは、2本目の滑りをバッチリ紹介してくれてますよー!いやー速かった!見逃した方は、ぜひチェックしてね!

最終結果

表彰台メンバーが決まりました!Gurgl(AUT)グルグルの最終結果はこちらです!

FIS Alpine公式Instagramで表彰台メンバーの紹介ですよー!Clement Noel(FRA)クレメント・ノエルが連勝です!

1.Clement Noel(FRA)クレメント・ノエル
2.Kristoffer Jakobsen(SWE)クリストファー・ヤコブセン
3.Atle Lie Mcgrath(NOR)アトレ・リー・マグラス
4.Steven Amiez(FRA)スティーブン・アミエ
5.Loïc Meillard(SUI)ロイック・メイラード
6.Henrik Kristoffersen(NOR)ヘンリック・クリストファーセン
7.Dave Ryding(GBR)デーブ・ライディング
8.Eduard Hallberg(FIN)エドワルド・ハルベルグ
9.Fabio Gstrein(AUT)ファビオ・グシュトライン
9.Timon Haugan(NOR)シモン・ハウガン

いやー今日のレースも見応えありましたね!Steven Amiez(FRA)スティーブン・アミエは、今日も表彰台を逃すことになりましたが4位と素晴らしい結果!

まぐれではなかった、フィンランドの若手Eduard Hallberg(FIN)エドワルド・ハルベルグがトップ8に入って来ました!これでまたスタート順もよくなりますから、次のレースもほんとに楽しみ!

おばさんの推し、Armand Marchant(BEL)アルマンド・マーチャントは順位を落としてしまいましたが、最終結果は11位と上位に入って来ましたよ!次の回転(スラローム・SL)のレースは、自身のワールドカップ初ポイントを獲得したVal d'Isere(FRA)ヴァルディゼール!また全力応援です!

表彰台メンバーは、やはり実力者がきましたねー!2本とも難しいセットでしたから、タフなレース展開となりました。

優勝したClement Noel(FRA)クレメント・ノエルも優勝インタビューでタフだったとコメントしていましたね!でもめっちゃ速かったよーーー!

FIS Alpine公式YouTubeでは、レースのハイライト動画が公開されていますよ!見逃しちゃった人も、もう一度見たい人もぜひチェックしてください!

ホワイトサーカス、アルペンスキーワールドカップはこの後アメリカシリーズに入りますよ!次のレースは、アメリカBeaver Creek(USA)ビーバークリークで12月6日(金)に滑降(ダウンヒル・DH)が開催されますよ!

スピード系種目の開幕戦は一体誰が勝つのでしょうか?!今から楽しみです!


2024-2025シーズンのスケジュールは、こちらの記事で紹介しているのでぜひチェックしてね!


この他にもアルペンスキーワールドカップについての記事を投稿しています!マガジンにまとめているので、こちらもぜひ読んでみてね。

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