Kvitfjell(NOR)クヴィートフィエルってどんなとこ?
アルペンスキーワールドカップの開催地紹介シリーズ!今回は、ノルウェーのKvitfjell(NOR)クヴィートフィエルです!
2023-2024シーズンも以下のレースが開催予定ですよ!
2024年2月17日(土)滑降(ダウンヒル・DH)
2024年2月18日(日)スーパー大回転(スーパーG・SG)
2023-2024シーズンのスケジュールはこちらの記事でも紹介しているのでぜひ読んでみてね。
どんな場所?
Kvitfjell(NOR)クヴィートフィエルは、ノルウェーのインランデット県リンゲフ市にあるリゾートで、首都のオスロから北へ車で約3時間半くらいのところに位置しています。
地図がこちらです!
ノルウェーは、日本ではノルウェーサーモンが有名ですよね。海に面した国で日本と同じく漁業がさかんです。
北欧文化が日本でも人気ですから、親しみを持っている人も多いかもしれません。
Kvitfjell(NOR)クヴィートフィエルへは、オスロから川沿いをずっと北へ行く道が続いていてノルウェーらしい自然豊かな景色が広がっています。鉄道もありますよ。
「クヴィートフィエル」は、ノルウェー語で「白い山」という意味なんだって!
ここKvitfjell(NOR)クヴィートフィエルは、1994年リレハンメルオリンピックのために開発されたリゾートで、ゲレンデの80%で造雪設備がある世界でも近代的なリゾート地です。
オリンピック開催にあたって、手つかずの自然をはじめ周辺環境への影響をできる限り抑えて計画が進められたそうです。
それまでのオリンピック開催地に比べるとリレハンメルは、人口2万余と小さな街で、大都市や有名なリゾート地でなくてもオリンピックが開催できるということを世界のスポーツ界に示した記憶に残るオリンピックでした。
またこのあたりの山間部は、雪質が安定していることもあって人気の観光地なんだとか!
近年は、地球沸騰化の影響でヨーロッパでも各地で雪不足や高気温によるコースコンディションの悪化で、レースが開催出来なくなってしまったりしていますし、雪質が安定してるのは魅力的ですね。
ちなみにおばさん、リレハンメルオリンピックのときに女子の滑降(ダウンヒル・DH)で金メダルを獲得したKatja Seizinger(GER)カーチャ・ザイジンガーの滑りが、かっこよくて大好きでしたー。
分かる人、同世代ですーw
クヴィートフィエル公式HP
Kvitfjell(NOR)クヴィートフィエルスキー場の公式HPがこちらです!
リフト券は、1日~14日券と種類は豊富!
シーズン中でも日によって料金がことなるようですが、2月だと大人1日券で630ノルウェークローネ、日本円で約8,900円くらいです。(2024年1月現在)
ノルウェーは、EU加盟国ではありませんので通貨も違います。ノルウェークローネという通過なんですねー。知らなかったなー。
スキー場マップ
こちらにスキー場マップを見つけましたよ!なんだか北欧っぽくてかわいいって思ったのはおばさんだけでしょうか。
キッズエリアにかわいいキャラクターがいますねー。オリンピックマークがついているところが、リレハンメルオリンピックで使われたコースですね。
また、駅からすぐにスキー場に上がれるんですねー!便利ー!ゲレンデにとてもアクセスしやすいリゾートですね。
どんなコース?
ここKvitfjell(NOR)クヴィートフィエルでは、1995年に初めてアルペンスキーワールドカップが開催されてから、ほぼ毎年開催されています。
これまでは主にスピード系種目である、滑降(ダウンヒル・DH)、スーパー大回転(スーパーG・SG)が開催されてきました。
どんなコースなのか見ていきましょう!
大会公式HP
Kvitfjell(NOR)クヴィートフィエルの大会公式HPを見つけましたよ!こちらです!
2023-2024シーズンは、男子・女子のレースが開催予定ですが、Kvitfjell(NOR)クヴィートフィエルで男女のレースが同じシーズンで開催されるのは史上初なんだそうです。
ここKvitfjell(NOR)クヴィートフィエルでは、ヨーロッパカップの開催もされているんですねー!
大会公式HPに情報が載っていましたよ。
レース開催コース
Kvitfjell(NOR)クヴィートフィエル大会公式HPにレース開催コースについて詳しく載っていました。
全体的にコースは広くて、セットによって難易度が変わってくるコースだと思います。
こちらのページでは、スキー場マップをベースにスタート地点がわかりやすく紹介されています!
https://worldcupkvitfjell.no/assets/site/uploads/images/Arenakart_Mellomstasjonen.pdf
滑降(ダウンヒル・DH)コース概要
スタート地点:標高1,027m
ゴール地点:標高182m
スーパー大回転(スーパーG・SG)コース概要スタート地点:標高890m
ゴール地点:標高182m
全長:2,650m
これまでご紹介してきたアルペンスキーワールドカップの開催地に比べると、それほど標高が高くないんですねー。
この標高で安定した雪質とは、どれだけ寒いんだって思ってしまいます!
コースは、スタート地点からすぐに急斜面がやってきます。
最初の大きくコースが右へ行くターンまではLynx Pathリンクスパスと呼ばれていて、野生動物がコースを通過するんだそうです。
続くSlettenスレッテンと呼ばれる緩斜面は、スキーを滑らせる技術と雪質にマテリアルがマッチさせられるかが鍵になるセクションです。
スーパー大回転(スーパーG・SG)のスタート地点を通過したあとやってくるのが、急斜面のジャンプ、The russi jumpルッシジャンプ。
このジャンプは、70~80m飛ぶこともあるんだとか。コース設計者のBernhard Russi ベルンハルト・ルッシから名前がついているそうです。
コース中盤にさしかかる前には、The Jansrud jumpヤンスルッドジャンプがあります。アルペンスキーワールドカップファンなら誰もが知っているノルウェーの英雄、Kjetil Jansrud(NOR)ケティル・ヤンスルッドの名前からつけられたジャンプ!
続いて、コースが左右に大きく曲がっていくThe elk traverse エルクトラバース、The s-turns エスターン、The buckride バックライド、The boyg ボイグとそれぞれ名前が付いた難所が次々やってきますので、ターン技術が求められます。
そしてアメリカのTommy Moe(USA)トミー・モーにちなんでつけられた、Tommy Moe channel トミーモーチャンネル、The lift リフト、狭い通路のThe clamp クランプと呼ばれるセクションをうまくスピードを繋げて通過して終盤へ。
終盤は、The tunnel jump トンネルジャンプ、The finish jumpフィニッシュジャンプと2つのジャンプを処理して、まっすぐゴールします。
world cup kvitfjell公式Instagramでゴール地点から見えるコースが分かりやすい動画が投稿されていました!
こちらも要チェックです!
過去レース
Kvitfjell(NOR)クヴィートフィエルでの直近の開催は、2021-2022シーズンでした。3連戦で開催されていましたよ。
コースは過去レースの動画が一番分かりやすいのでぜひチェックしてください!
初日の滑降(ダウンヒル・DH)は、2人が同タイムで優勝するという珍しいレースでした。Cameron Alexander(CAN)キャメロン・アレキサンダーとNiels Hintermann(SUI)ニールズ・ヒンツェルマンが優勝でした。
翌日の滑降(ダウンヒル・DH)は、Dominik Paris(ITA)ドミニク・パリスが優勝!
スーパー大回転(スーパーG・SG)は、Aleksander Aamodt Kilde(NOR)アレキサンダー・オーモット・キルデが優勝していました。
2023-2024シーズンは、Chamonix(FRA)シャモニーのシャモニーの滑降(ダウンヒル・DH)が中止になってしまったので、Kitzbuehel (AUT)キッツビューエル以来、約1ヶ月ぶりの滑降(ダウンヒル・DH)のレース。
スーパー大回転(スーパーG・SG)は、Garmisch-Partenkirchen(GER)ガルミッシュ・パルテンキルヘン以来3週間ぶりのレースです。
スピード系種目である滑降(ダウンヒル・DH)とスーパー大回転(スーパーG・SG)は、ここKvitfjell(NOR)クヴィートフィエルでのレースが、最終戦前の最後のレースとなります。
最終戦へは、ランキングトップ25までしか出場出来ませんから、このKvitfjell(NOR)クヴィートフィエルでのレース結果がとても重要になってきますね!
ランキング25位前後の選手たちの滑りにも注目です!
レース前のランキングで25位以内に入っていない選手で、おばさんが注目しているのが以下の選手たち!(2024年2月3日現在)
滑降(ダウンヒル・DH)
26位 Franjo von Allmen(SUI)フランヨ・フォン・オールメン
30位 Guglielmo Bosca(ITA)グリエルモ・ボスカ
31位 Arnaud Boisset(SUI)アルノー・ボワセット
スーパー大回転(スーパーG・SG)
28位 Lukas Feurstein(AUT)ルーカス・フォルスタイン
29位 Niels Hintermann(SUI)ニールズ・ヒンツェルマン
また、滑降(ダウンヒル・DH)の種目別タイトルも熾烈な争いとなってますよ!
Marco Odermatt(SUI)マルコ・オデルマット 516ポイント
Cyprien Sarrazin(FRA)シュプリアン・サラジン 510ポイント
ポンイント差がほぼない状況ですから、万が一コースアウトなんてことがあると残りレースが少ないのでランキングに大きく影響しますよ!
とにかく目が離せないレースになりそうなので、しっかり応援したいと思います!
この他にもアルペンスキーワールドカップについての記事を投稿しています!マガジンにまとめていますので、こちらもぜひ読んでみてね!
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