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誰とも仲良くできない自分が、面白さ重視の切り返しとコメントを意識して人生変わった話

私は昔極度のコミュ障でした

私は昔極度のコミュ障だったのですが、いつも人の輪の中に入れず、人と上手く接することができませんでした。
それは社会に出てからも同じで、職場で仲のいい人はおらず、何かあっても相談できる人もいなく、一人でいる方が楽と自分に言い聞かせてはいましたが、本心では人の輪の中に入りたいと思っていました。

そんな私に転機が訪れたのは光通信という主に光ファイバーの電話営業をしている会社で仕事をし始めた時です。

面白いことを言えと無茶ぶりを課せられる

なぜかは分かりませんが、いきなり『毎日面白いネタを披露しろ』と言われ、上司にから振られた話や問いかけに対して無難に返答すると『全然面白くない』と言われたりしました。

今思えばただのパワハラだったのかもしれませんが(笑)、当時の私は職場に馴染む為に必死でしたし、何より上司が怖かったので必死に何か面白いことをしよう、面白い返答をしようと四苦八苦していました。

苦し紛れの全力の笑顔がウケた

営業の契約数は閑古鳥が鳴いていたにも関わらず、一時期営業そっちのけで面白いことを考えていたのですが(笑)、
何をやっても面白いことができませんでした。

そんなこんなしている時に、上司から何気ない普通の問いかけが来たのですが、ふと意味が分からないくらい全力の笑顔で返答しました。

そしたら上司が『いいねぇ!!』と言って爆笑しました(笑)。
あまりの全力の笑顔だったのでかなり気持ち悪かったのですが、それが逆に良かったようです。
今思えば全くもって笑顔で返答する内容でもなかったですし、めちゃくちゃ意味の分からない笑顔だったと思います(笑)。

しかし、それから快進撃が続き、全力でジェスチャーをしたりして更に笑いを取り、次第に振られた話にも面白い返しができるようになりました。

何度も失敗を重ねて自然と訓練されていたのかもしれません。

人を笑顔にする法則

上司だけでなく周りの人も次第に笑わせられるようになったのですが、その中で、トークで人を笑わせるには4つのコツがあることに気づきました。

1. 短く話題を人に振る
2. 振った話題の返答に面白い切り返し、またはコメントをする
3. 少し大きめの笑い声を出す:極論『えへへ』と『いひひ』
4. 大きめのジェスチャーを交える

まず、人と会話する際に話を振られるのをまっているようでは一向に話に花を咲かせることはできません。
どんな話題でもいいので話を振ると大抵の人はその話に真面目に返答してくれます。

2つめに、返答してくれたら全力で面白い返しを考えて切り返します。
コツとしては短い言葉で返すのが効果的でした。
例えばこんなやり取りがありました。

【同僚Aが同僚Bにぶつかったとき】
同僚A:「ご・・・ごめん」
同僚B:「大丈夫だよ」
自分:「思いっきりぶつかりましたね。さてはわざとですか?(笑)」
同僚C:「同僚Bに意地悪してるの?」
同僚A:「わざとじゃないし、意地悪なんてしないですよ(笑)」
自分:「良かれと思ってやったんですよね」
同僚A:「良かれと思ってってどんなヤツやねん!(笑)」
一同:「爆笑」

どんな職場でもウケるとは限りませんが、切り返し次第でかなり笑いが取れました。

笑いとは少し違うのですが、返答が来た際に気の利いたコメントをすると、相手は心地よい気分になります。

3つめに、少し大きめに『えへへ』や『いひひ』と笑うと笑いが増幅しました。
普通に『あはは』と笑ってもいいのですが、『えへへ』や『いひひ』と笑う人はあまりいなかったので、かなり個性的な立場になります。
感覚的な話になりますが、普通に笑うよりも相手の反応が良くなりました。
お腹から声を出して笑うと楽しさが伝染する感じになります。
あと肝心なのは、相手が笑ったら相手に合わせて同時に笑うことです。
心理学でよく聞くミラーリングという効果が働き親近感が沸きます。

4つめに、大きめのジェスチャーを加えると相手の共感を得られやすくなりました。
お笑い芸人などを見てるとジェスチャーが小さい人は少ないです。
ジェスチャーが大きいと、本気で話している事を感じやすくなり、笑いも取りやすくなります。
学生の頃、合唱祭などで恥ずかしがって適当にやっている方が、はたから見たら恥ずかしく見える現象に似ています。
少しやり過ぎなくらいが清々しくていいくらいです。

営業成績も上がっていった

笑いを求めた切り返しやコメントを意識し続けたことで、営業成績もあがっていきました。
笑いや面白さを活用して、アプローチやアイスブレイクに強くなったのが大きな要因でした。
相手に笑ってもらって、一緒に笑うと急激に親近感が沸いてこちらの話を
ちゃんと聞いてくれるようになります。
後は、気の利いたコメントをすることによって感心してもらえ、信頼もしてもらえるようになります。

笑顔にする法則はどこでも活用できる

職場が変わっても人を笑顔にする法則で人と仲良くなれました。
それどころか、今まででは考えられなかった輪の中心にいる感覚を感じられることも多くありました。
全力で笑いを取りにいくことは、営業においても、社会人生活においてもとても役立つものとなったと感じています。

全力を出し、振り切れることで人生は変わる

最初はピエロみたいな振る舞いで、人に気に入られたいという儚い承認欲求から始まったことかもしれませんが、理由はどうであれ、今は人と接することに不安はなくなり、楽しい日々を手に入れました。
もちろん全員から好かれる事はありませんし、全員から好かれたいと思うとただの八方美人になってしまいます。
ただ、人と仲良くしなくても生きていけはしますが、人と仲良く楽しく生きられる方が圧倒的に人生が豊かになります。
格好悪くても、もがきながら全力を出すことの大切さを学べるいい経験でした。



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