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世界の伝統衣装15選
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ディアンドル (Dirndl)、オーストリア
オーストリア人女性用の民族衣装。襟ぐりの深いブラウスとゆったりとしたギャザースカートが特徴で、19世紀~20世紀に一般に着られるようになりました。
ディアンドルは、ドイツでも南部バイエルン地方を中心に民族衣装として着用されていました。
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キルト (Kilt)、スコットランド
スコットランドの巻きスカート状の伝統衣装。生地にはタータンチェックの毛織物が用いられており、この色柄は氏族や階級を表しているといわれています。
現在でもキルトはスコットランドの軍服に採用されている他、祭日や儀式などで着用されます。
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フスタネラ (Fustanella)、ギリシャ
ギリシャの男性が着用する伝統的な衣装。古代ギリシャに起源をもち、現在は儀仗部隊や民族舞踊の衣装として着られています。
足元は、爪先に黒い “ポンポン”がついた「トラルヒ」と呼ばれる革靴を合わせます。
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スクマーン (Sukman)、ブルガリア
ブルガリアの女性が身に付けるジャンパースカート型の衣装。腰には、色とりどりの刺繍やビーズ、スパンコールなど華やかな装飾が施されたエプロンを付けます。
頭飾りは既婚・未婚・地域によって異なり、スカーフや帽子、花冠など様々なものがあります。
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イエ (Ie)、ルーマニア
ルーマニアの女性が身に付けるブラウス。地域によって色や柄に違いがあるものの、基本的には胸元や腕に繊細な刺繍やビーズの装飾が施されています。
イエはルーマニア文化のシンボルの一つであり、毎年6月24日にはイエの展示会(イエ・デー)が世界中で行なわれます。
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ポレラ (Pollera)、ペルー
ペルーの女性が着用するスカート。色鮮やかな生地や刺繍が印象的な衣装で、特別な日には何枚も重ねて着用します。衣装のデザインは地域によって多種多様で、出身や分などが一目で識別できるように作られています。
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チャロスーツ (Charro Suit)、メキシコ
メキシコの主に男性が着用する民族衣装。上着とズボンに銀や金の装飾が施された衣装で、つばの広い帽子「ソンブレロ」と組み合わせます。
メキシコの乗馬競技「チャメリア」の騎手やメキシコの大衆的な楽団「マリアッチ」の奏者などが着用します。
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カンガ (Kanga)、ケニア
ケニアをはじめとした東アフリカ地域で広く着用されている一枚布。巻衣、被り布、物入れなど幅広い用途で使われます。
色やデザインもさまざまで、生地の中央にスワヒリ語で格言やことわざが表されているものもあります。
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ゴメス (Ggomesi)、ウガンダ
ウガンダ中央部に住むガンダ族の伝統衣装。長袖のワンピースに「キタンバラ」と呼ばれる太めの帯をゆったりと巻くのが特徴的で、主にお祝い事など特別な日に着られることが多いです。
母親・祖母から娘・孫へおさがりのゴメスが贈られる文化もあるそう。
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ジェラバ (Djellaba)、モロッコ
モロッコのフード付きのロングワンピース。強い日差しや砂漠の砂から肌を守るため露出を控えた造りになっています。
男女ともに着用する衣装で、夏用は綿、冬用はウールの2種類の素材から作られます。
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チャドル (Chador)、イラン
イスラム教徒の女性が着用する大型の布。頭から全身すっぽり覆うように身に付けるもので、黒色の生地が衣装が一般的です。
近年では、明るい色味の生地の衣装やカラフルなスカーフで頭部のみ覆うなどファッションの幅が広がっています。
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デール (Deel)、モンゴル
モンゴルの民族衣装。モンゴル人は騎馬民族であるため、衣装は足と腕の動きを妨げない乗馬に適した工夫がされています。
冬は特に厳しい大陸性気候に合わせて、風を通さず保温性の高い素材が使われています。冠婚葬祭など特別な日にはシルクが使われた上質なデールが着用されます。
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シラーワイ (Siwalai)、タイ
タイの女性が着用する伝統的なスタイル。筒状のスカートと「サバイ」と呼ばれる上半身を巻く布で構成されており、さらにその上からシルクの布を肩から掛けるのが一般的です。地域によって衣装のデザインや刺繍の模様が異なります。
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クバヤ (Kebaya)、インドネシア
インドネシアの女性が着用する衣装。クバヤとは上に来ているブラウスのことで、サロン(ロングスカート状の腰布)やスレンダン(腰紐)と合わせて着用されます。
タイトなデザインのため、一般的にはオーダーメイドで自分の体形にぴったりなものを作ってもらうことが多いそう。
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シャルワール・カミーズ (Shalwar Kameez)、パキスタン
パキスタンで男女問わず日常的に着られる衣装。カミーズ(シャツ)とシャルワール(ズボン)のセットで着用され、女性はさらにドゥバッター(ストール)を組み合わせます。
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