医クラ「検査したら感染拡大! ベイズの定理を使え!」→お前の使っているベイズはベイズじゃない
私は医者なので統計学ではなく医療統計について話しているとか言ってた
もうツイッターが終わりそうなのでここらで記録としてまとめておこうと思う。所詮は与太話であるし、個人叩きもしたくない(検査抑制論はあくまでも政府由来だし)ので特にアカウント名は記さない
ただ、ザード様のツイッターアカウントであるworld_fantasiaと某有名医クラアカウントのIDで検索すればなにか引っかかるかもしれない
んで回りくどく書いても仕方ないので結論だけ書くとその医クラ、こんなでたらめなベイズの定理を使って検査抑制論を主張してたんですよ
(以下、数値はオミクロン株以前のもの)
「医者が問診して『こいつはコロナに感染してそうだ』と判断するのがベイズの定理における事前確率である。そして、医者が問診で『こいつは感染してそうだ』と判断した人間を実際に検査しても陽性率はせいぜい10%である。そして、問診でコロナ感染が疑われる患者はせいぜい10人に1人くらいなのでベイズの定理より真の感染率は1%程度である」
「真の感染率が1%しかないのに検査するなんて明らかに無駄である」
彼の言い分だとこれがベイズの定理を使った医療統計なるものらしい。本当だろうか
せめて真の確率1%が得られたなら問診による事前確率とやらも真の確率で更新しないとベイズの定理にはならない気がするのだが