歴史は繰り返す(愚かな日本のだけどw)予測は、今の自分の回りだけで見ていても解らないから、どんどんやって失敗して、最後は成功する人が報われる
家電、半導体に続き、自動車も。次は、鉄鋼(高炉)か?
相変わらず、日経BPの木村さんは厳しいねぇ。
自動車業界は、なくなるって(記事はここ)
ワープロの時、家電の時、半導体の時、全て「規制も厳しいし、そんなことないよー」と言っていた人達は、大いに反省し過去を教訓として活かせばいい。失敗してもやり直せばいいだけのこと、でもこれができないやらせないのが日本。戦時中、「一撃必殺」がよしとされたが、やられたのは日本(笑)
今の状況=現状だけを見て判断して消えていく企業、産業が沢山あった。それを思い出して欲しいが、すべてが「今の現状、しかも国内しか」見ていない。機械学習を教えている身としては、将来は不確実なものであるし(神様じゃないんだから)100%もなければ0%もない(あると思った人は、確率論を勉強し直すか、サイコロの目が1/6でるか、600回ふってみろ)。これを、「リスク」と言う(英和辞典でリスクを引いてみてね)。
将来が不確実なのは、いまも昔も変わらない。恐竜が地球を支配していたときに氷河期が来ると誰が予測した?つまり、100%当てること不可能であり、その残りがあるから人間が考えることが必要になってくる。AI(って言いたくないが、日本人に分かりやすく言うために敢えて。正確な定義だと、AIはターミネータでないとw)で仕事を奪われる、そのとおり。それは、ルーチン(定型化)された作業であって、人間が考えること=想像力や創作性、クリエイティブな仕事はAIには変えられないのが本質。
ところが、受験勉強と言うテクニックが得意な連中ほど、「AIで儲かるビジネスできるんじゃない?」とか「AIで必ず儲かる?」とか言い出しては、詐欺にあったり無茶振り依頼をする(まあ、コンサルティングファームに良いようにいつもの如く綺麗な提案書に何億と支払うので、それはお好きにしてください(笑))。
今まで、予測が外れたことを書いてきましたが、結局は失敗が怖いから。ところが、日本人以外は失敗しても立ち直ってくるし、それを許す文化や仕組み、制度がある。日本で最悪なのは「連帯保証人制度」あんな制度は、世界中探してもそうそうない。これも、失敗しないようにする現れ(今は、廃止になった?)自分の周囲の都合のいいことだけを見ている、法規制もそう。でも、法律って憲法は全法律の根幹だから変わらないけど、それ以外は改正改正で変わってきていますよね?何故か、時代に合わせて改正しているのでしょ?ということは、自動車産業を守っている法律も、いずれはなくなるか改正されて他の国が入ってくる。何せ、テスラ1社で自動車産業上位10社分の時価総額を遥かに上回る。トヨタ何個分?(笑)
テスラは自動車じゃないと言うかも知れないけど、内燃機関のない電気自動車。しかも、自動運転。日本で体験したければ個人的にはスバルのアイサイトXをお勧め(アイサイト3でも、凄い)。百聞は一見に如かず、凄いにつきるがあれをレベル2と言ってるが、国際自動運転車安全評価で、5つ星とった最初のメーカーはスバル(2017年だったかな)。日本にも、長年ずーっと辛抱して研究してきたところはあり、それが技術の歴然とした差に現れている。因みに、アイサイトを支えていたカメラは日本製からスウェーデン製に変わった。要求仕様を満たせなかったからだそうだ。物作りでも、実は日本は劣化している。
ものつくり日本は、いつの間にか「中抜き日本」に変わっていたね(笑)