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遠くを感じる為に、近くへ旅。~和歌山~

 これまで過去に行った海外旅行の思い出を綴ってきたが、今回は少し趣向を変えて。当分海外には行けそうにない。が、海外を感じたい。ならば縁だ。日本の縁だ。海岸近くで海外を感じようと考えて、和歌山へ(笑)

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 早朝に起床して、和歌山の友が島に行ってきた。ここはかつて明治政府が要塞として使用したらしい。ひと昔前にはそんなに観光客が多く訪れる場所では無く、キャンプ目的や釣り人、夏は海水浴客が来ていたはず。が、以前にあの映画「天空の城ラピュタっぽい」写真が撮影出来ると話題になってから、観光客が増えたと聞いたことがある。その要塞の名残が廃墟となりつつあり、ラピュタっぽい写真が撮れるのだ。

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 南海電車を乗り継ぎ、加太港から小舟で友が島へ。生憎の曇天、時々小雨が降る中でのハイキングとなったが、なるほど、確かにラピュタっぽい。それなりの写真が撮れるし、ここで生活を送っていた人々がいたと思うと、歴史を感ぜずには得なかった。

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 結構な山道を登ったり下ったりするので、運動不足にも良い場所。また、道中は人と出会わない限り、聞こえるのは風の音、海の音、木々が擦れる音、鳥の声。僕のように一人で行動していると、時々寂しくも切なくもなるが、ゆったりとした時間を過ごせるので、そういう意味でもお薦め出来る場所。ただし、島なので海風が強く、結構寒い。寒さが苦手な方は季節を選んで訪れるた方が良いかもしれない。

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 飲食物は事前に自分で用意が必要。船着き場で軽食は購入することは出来るが、持って行った方がピクニック気分も味わえると思う。まあ、僕自身は水とカロリーメイトのみであったが・・・。

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 砲台跡に水が張っている場所は特にラピュタっぽい!!完全にバルス後(笑)。

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 友が島を後にして、和歌山市内で和歌山ラーメンに舌を打った。その後は新しく駅前に出来たキーノ和歌山を見て回り、ホテルに宿泊。今回滞在したのはカンデオホテルズ和歌山。和歌山市駅と直結しているので便利。また、最上階に露天風呂があり、ここが最高だった。ハイキングの疲れを取りながら、インフィニティプールのような雰囲気も味わえる。もちろん、湯船に浸かっていないとやたらと寒かった(笑)

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 下の写真がネットから拝借した露天風呂。見よ、この雰囲気!!小ぶりな浴場ではあったが、僕が利用した時間は殆ど他の宿泊客がいなかったので、貸し切り気分も味わえた。興味のある人は是非、ご利用を。

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 翌朝はホテル内でゆっくりと朝食を取った後、主題でもある縁を味わいに、番所庭園へ。この日は天気にも恵まれて、晴天!が、海風は当然強いので、やっぱり寒い・・・。ここから黒船の襲来を見張っていたらしい。これまた歴史を感じるし、世界と繋がっていることを実感。やっぱり来てよかった。

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 その後は徳川家が所持した養翠園で日本庭園を堪能しながらゆったりと凄し、再度別の和歌山ラーメンを食して帰路についた。一泊二日の小さな一人旅ではあったが、日常から少し離脱しつつ、海の向こうも感じつつ。そして、改めて思ったのが、国内旅行も当然楽しい。コロナで国内旅行さえも憚られる時期なので、そう滅多には行けないが、せめて国内が落ち着いたら、国内旅行ももっとしたいと思う。

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 今は耐え忍ぶ時間帯だけど、きっと未来は明るい。と言うより、希望の光は己が灯すもの。その光が誰かを支え、繋がってゆく。ともに明日へ向かおう。

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