就職活動におけるリクルートスーツの在り方を考える
こんにちは、WorkWithプロジェクトです。
2023年卒の就活の採用情報が解禁されて約1か月が経ちましたね。
スーツを着ない社会人やクールビズ、職場での装いの多様化が広がっている一方で、就活生はというと真っ黒のリクルートスーツを着用することが一般的になっています。
新潟駅周辺を歩いていても、リクルートスーツを着ている方の姿が目立ちます。
大学生協東京事業連合によると、大学生協において男子学生の6割、女子学生に至ってはほぼ全員が黒無地のリクルートスーツを買うそうです。
調べる中でも、企業としては
「黒スーツが無難」「色は見てもいない」
「学校へ行くような普段着で来て欲しい」
「私服OKの意味を考えた上でリクルートスーツを選択してほしい」
など様々な意見が見受けられます。
これでは学生も困惑するのもしょうがないですよね。
合同企業説明会や、就活関連イベントが開催される中…
『そもそもなぜ就活生はリクルートスーツを着るようになったのか?』
こんな疑問を持った広報ちゃんがリクルートスーツの起源について調べてみました!
広報ちゃん調べによると、黒のリクルートスーツの登場は2001年、『就職氷河期』により求人倍率が過去最低の0.99倍となった2000年の翌年のことで、それから2003年までの2年間であっという間に主流となりました。
それ以前は、会社訪問の時期が夏から秋に移ったことで必然的に羽織り物としてスーツ着用が主流になったり、バブル好景気時期には、今では考えられないような派手な服装が認められたりするなど、だいぶ自由だったそうです。
「画一的だ」「個性がない」と、揶揄されることもある黒のリクルートスーツですが、就職が困難になった時期をきっかけに、"採用活動時に減点されないこと" を目指した結果、現在まで黒のリクルートスーツが主流となっていると考えられます。
オーダースーツD2Cブランド「FABRIC TOKYO」の調査によると、就職活動後に、購入したリクルートスーツを着用した人は全体のたった約25%だったそうです。
約半年間の就職活動中しか着用しないのに、上下セットで数万円~のリクルートスーツに、バッグ、靴、ベルトなどを用意するのは、交通費もかさむ就活時にはもったいないと感じる人も少なくないですよね。
最近では、Z世代を中心にモノをシェアすることに抵抗が無い人が増えたため、株式会社C-mindが運営する『カリクル』や、青山商事株式会社が展開する『洋服の青山』でも、リクルートスーツのレンタルサービスが始まりました。
リモートワークが浸透し、社内での服装の多様化が進んでいる現代では、このようなスーツのレンタルサービスも就活におけるライフハックのひとつとして定着していくかもしれませんね!
また、新潟市内で就職活動をしている方に朗報です!
新潟地域若者サポートステーションによる就活用スーツ無償レンタルサービスをご存知でしょうか?
こちらのサービスは、新潟市内に住民票登録がある求職中の15歳~49歳で、条件にあてはまる利用対象者であればスーツや靴、鞄、ネクタイなどを含む一式が無料でレンタルできるサービスです。
学生であれば卒業年の1月から利用できるそうなので、こういったサービスもぜひ有効活用してみてください!
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