エアコントラブルはなぜ起こる? 夏のオフィスを快適に過ごす方法
こんにちは、WorkWithプロジェクトです。
梅雨を通し越して、既に夏模様の新潟! 半袖で過ごす日も多くなり、今年は少し早めのクールビズという会社も多いのではないでしょうか?
冬は冬、夏には夏のオフィス問題がありますが、一番は男女の感じる体感温度の違いによる『エアコンの温度問題』と言われています。
空調専業メーカーであるダイキン工業株式会社が行った「夏場のオフィスエアコンの設定温度に関する実態調査」によると、回答した20代~60代の男女500人のうち約半数が、夏場のオフィスエアコンの設定温度に推奨されている28℃設定を不快と回答したそうです。なぜこのようなエアコントラブルが起きてしまうのでしょうか?
エアコントラブルはなぜ起こる?
温度の体感による快・不快の個人差はありますが、オフィスでエアコントラブルが起こる原因は大きく次の3つが考えられます。
一つ目は前述したように、男女で体感温度が違うためです。
男女で体感温度が違うのは、筋肉量の違いによるもので、一般的に男性は「暑がり」、女性は「寒がり」の傾向があります。これは女性は男性に比べて冷えると温まりにくい皮下脂肪が多いことや、ズボンやスカートなど服装の違いも理由に挙げられます。
二つ目は、クールビズの推奨室温を超えている場合です。
環境省は、夏は28度(クールビズ)を室温の目安として推奨しています。しかし、エアコンをこの設定に合わせても、室温が目安に達したにも関わらずエアコンを動かした場合、推奨温度を超えてしまうことがあります。このような状況を防ぐために「自動運転モード」を使用して、設定温度を超えないようにする対策が必要でしょう。
三つ目は、設定された温度を勝手に変える人がいる場合です。
エアコンの温度設定を繰り返し変えることは、仕事に集中できなくなったり、オフィスの雰囲気が悪化する原因になります。同じ温度でも風の吹き出し口に近い人は、より寒く感じたり暑く感じたりすることがあります。オフィスが固定席の場合は、冷え性や暑がりの社員に対して、吹き出し口から離れたデスクに配置するなどの工夫が必要です。
夏のオフィスを快適に過ごす方法
オフィスには、長時間デスクワークをする人と、外で活動して汗をかいた営業の人など、社員が求める快適温度は一様ではありません。
エアコンの温度設定を何度も変更することは、仕事に集中できなくなるばかりか、オフィスの雰囲気も悪化させてしまいます。では、全員が快適に感じる温度設定を実現するにはどうすればよいでしょうか?
対処方法としてまずエアコンの温度管理責任者を決めることが推奨されます。責任者はフロアの全社員にアンケートを取り、快適な温度を割り出しましょう。 公正に運用するため、責任者以外がエアコンの温度調整機器に触る事を禁止することが大切です。
快適な温度は全社員の回答した希望温度の平均値を取るため、暑かったり、寒かったり感じる人はどうしても出てきてしまいます。 必要以上に室内を冷やさないようにサーキュレーター等を設置し部屋の空気を上下に循環させるようにすると室内温度が均一になりますが、それでも辛い人には追加の冷却グッズや、防寒としてのカーディガンなどのグッズを活用しましょう。
前述したように、推奨温度を超えてしまうことを防ぐため、『自動運転モード』も忘れずに設定しましょうね!
人が暑さで不快さを感じている時、そのほとんどは湿度(しつど)の高さが原因だそう! クールビズ推奨温度の28℃から設定を下げられないという方は、エアコンのドライモードを利用するなど、湿度(しつど)対策をしてみてはいかがでしょうか?
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今年も暑い夏が始まります!
社員の生産性の低下を防ぎ、健康的に働けるためにも、エアコンを上手に使った環境づくりを心がけましょう!