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健康不安を抱える40代クリスチャンがスパルタンレースに参加し「スパルタカス」の精神に触れた気がした話

 気がつけば、このWorkshop Aidのメンバーも全員が40代となり、先日も久々に集まったかと思えば、「今、自分がどれだけ不健康なのか」という自虐が話題の中心となってしまった。かく言う筆者も、痛風の発症やコレステロール値の上昇など、健康不安については枚挙にいとまがない。
 とは言え、まだまだ42歳。健康不安を抱えたままの人生が良いはずが無い。そこで、半年ほど前から、本格的にトレーニングや食事の改善に取り組みはじめた。今では、体脂肪率もグッと下がり、20代の頃に戻りつつある。自分で言うのはなんなのだが、いい具合に仕上がってきた。そこで調子に乗って、世界最高峰最大級の障害物レースと言われる「スパルタンレース」にエントリー。先日、千葉県ドイツ村で開催されたレースに参加をしてきた。

 動画を観て頂いてもわかるとおり、有刺鉄線の下をくぐったり、とんでもない大きさの壁をよじ登ったりと、「パン食い競争」レベルの障害物を想像していると大きく後悔することになる。スパルタンレースの語源となった「スパルタカス」は圧制に対する抵抗の象徴として多くの人々に記憶されているが、なるほど、これは筋肉レースなどではなく、巨大障害物を前に挫けそうな自分に、如何に抵抗し続けるのかという精神の競争なのだと気付かされる。
 ちなみに、スパルタカスの生きた時代はキリスト教が成立する前なので、直接的にキリスト教の教義に影響を与えたことないが、彼の行動は被抑圧者たちによる社会変革の起点となり、その後、キリスト教が抑圧された階層の間で急速に広まる礎を果たしたとも考えられているそうだ。

とまぁ、最後は無理矢理、キリスト教とこじつけてみたが、結果は4時間半をかけて無事に完走。筆者自身、レースに参加をしてみて「スパルタカス」とまではいかないまでも、ほんの少しの精神力と自信が身についたような気がしている。レースは全国各地で開催されているので、是非、興味がある皆さんは是非、チャレンジをしてもらいたい。40代でもまだまだやれる!

スパルタンレース Webサイト https://jp.spartan.com/ja

(text しづかまさのり)

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