ビル年次停電、総務の方がしないとならないこととは?
総務の方であれば、ビル管理の方から「〇〇日にてビルが全館停電になります」という報告を一度はもらっているのではないかと思います。
ただ、その報告をもらったとて、いったい何をしたらよいの?と困っている総務の方が僕の周りには仕事柄多く、よく相談を受けるので、簡単に主に通信機器の停電時の対応を書いていこうと思います。
停電前と停電後の対応
基本的には以下のようなスケジュールで対応します。
※以下は、停電日が例えば2022年10月22日(土)~10月23日(日)の場合のスケジュールです。
10月14日 全社に向けて停電のアナウンスとスケジュールを周知
10月21日 18:00 全社員退社のご協力(ネット断の為)
10月21日 19:00 通信機器シャットダウン&コンセント抜(ネット断)
10月24日 9:00 通信機器電源立ち上げ
10月24日 11:00 業務開始可能
だいたい上記のようなスケジュールで停電の前後は対応が必要になります。
社内周知は早ければ早いほど良いのですが、遅くとも一週間前に、また早く案内をしていても忘れてしまっている方がほとんどなのでリマインドの意味としてもこのタイミングで周知をしてください。
そして停電前夜に対応をするのですが、だいたい18:00になっても仕事をしている方が一人や二人必ず残っています笑
それを考慮してシャットダウンは1時間ほど後ろにずらすのが良いでしょう。
そして、停電明けに業務開始迄の間に復旧作業が問題なくできるように、余裕をもって電源立ち上げ時間と業務開始時間を設定します。
上記がおおよその対応内容とスケジュールです。(2.と5.の時間などは各企業ごとに異なると思うのでアレンジしてください)
シャットダウンと電源抜線の対応
具体的な対応についてですが、
通信機器は、精密機器です。
その為、機器側から見て「予期せぬ電源のOFF」などは一番機器への負担が大きく故障の原因となる可能性が高い為、停電などの際には「事前に」シャットダウンをして電源をOFFにしておく必要があります。
通信機器には、ONとOFFのスイッチがついていることがありますが、スイッチ自体がないものもあるため、基本的に、通信機器は電源コンセントから抜線しておけば間違いないです。
事前のシャットダウンをする機器の例としては、
ONU
ルーター
スイッチ(HUB)
無線LANアクセスポイント
ビジネスホン主装置
複合機
サーバー(NAS)
等々、各企業様ごとに現在ご利用されている機器は様々だと思うので、確認しながら対応する機器を調べてください。
上記のONUやルーター等以外を導入している場合は、おそらく導入時に通信会社の方にお願いしていると思うので、
停電時の場合は、導入してくれた会社に相談してみてくださいね、
以上、とりあえず、覚えてもらいたいことは、
「通信機器は精密機器で、停電がある場合は事前にシャットダウンが必要」
ということを覚えてもらえれば笑
後は、自分でかかえないで専門家に相談しましょう!
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