【WinActor】Ver.7.5.0の気になる新機能をリポート!
みなさんこんにちは!
ワークスアイディ キャンスタ編集部 RPAエンジニアのかねちゃんです。
先日、WinActor Ver.7.5.0がリリースされました。
今回はVer.7.5.0の新機能の中から、いくつか厳選してご紹介させていただきます。
1.シナリオ作成ガイド
今回のバージョンアップでは、WinActor初心者の方に向けた機能が拡充されています!
その中でも、初心者の方にとって一番嬉しい機能はこちらではないでしょうか。
シナリオ作成ガイドは、ガイドに従って進めていくだけでシナリオを作成できるという機能です。
実際に触ってみた感想として、シナリオの大枠を組み立てるのには便利だと思いました。
各ノード(部品)内の詳細設定は別途必要ですが、どんな構成にしたらいいのか分からない、という時には1ステップずつガイドに沿って進めるだけである程度作成できるので、活用できる機能ではないでしょうか。
なお、右下の「シナリオを作成する」ボタンをクリックすると、通常のシナリオ編集画面に遷移し、ガイド画面に戻ることはできなくなってしまいますので注意してください。
「シナリオを作成しようにも、何から手を付けていいか分からない」という時にはピッタリな機能です。
2.生成AI連携
次に、新機能一覧の中でも目を惹くこちらの機能。
昨今たびたび目にする「生成AI」ですが、Ver.7.5.0ではWinActorと生成AIの連携が可能です!
作成したいシナリオの内容を入力すると、シナリオのひな型を生成してくれるというものです。
また、シナリオ内で生成AIからの応答を利用できるサブシナリオも同梱されています。
ただし、これらはOpenAIまたはAzure OpenAIとの契約(課金)が別途必要です。普段から生成AIをお使いの方は、こちらの新機能も試してみてはいかがでしょうか。
なお、本機能をご利用の際には、事前にオプション画面からの設定が必要ですのでお忘れなく!
3.ようこそ画面の新表示モード
続いて、WinActor起動後に表示される「ようこそ画面」に新しい表示モードが追加されました。
ようこそ画面右上のトグルボタンをクリックすることで表示モードが切り替わります。
新しい表示モードでは、シナリオ作成に役立つヒントが盛りだくさんの
サンプルシナリオを簡単に開くことができます。
また、先ほどご紹介したシナリオ作成ガイドにもワンクリックでアクセスでき、シナリオ作成へのハードルが低くなりそうな便利な機能が新画面に集約されています。
4.シナリオ編集補助
シナリオ作成は、エラー修正を並行して進めていきますよね。
そんな時に嬉しい機能が追加されました。
シナリオ実行時にエラーが発生した際、修正箇所の候補を提示してくれます。
例えば、あるノードでエラーが発生し、シナリオが停止したとします。
そんな時、そのノードで使われている変数が、最後に更新された箇所を実行ログに出力してくれます。
一概に、エラー原因=エラーが発生したノード というわけではありませんが、エラー原因箇所の究明には大変役立つ機能です。
また、ブラウザ操作系ノードで、XPathの修正案を提示してくれるボタンも追加されています。
そして、なんと実行エラーなどでシナリオが一時停止の状態でも、ノード内のプロパティを編集し更新できるようになりました!
(数ある新機能の中でも、個人的に一番嬉しい機能です!)
5.ブラウザ操作改善
フレームで構築されたWeb画面を操作する際、
従来は操作対象のフレームを切り替えるためにフレーム選択ライブラリをその都度使用する必要がありましたが、
Ver.7.5.0では個々のブラウザ操作ライブラリにて、フレーム選択をしながら対象要素の操作ができるようになりました。
そのため、フレームを跨ぐたびに必要だったフレーム選択ノードが不要となり、より簡潔かつ効率的にシナリオを作成することが可能となります。
6.Pythonスクリプト実行
WinActorに新たにPythonの実行エンジンが同梱されました。
Pythonでの実行が可能となったことにより、シナリオで実現できる内容の幅が広がりました。
今回は、以上の6つの新機能についてご紹介させていただきました!
この他にも便利な機能がいくつか追加されていますので、NTTアドバンステクノロジ社のリリースノートもチェックしてみてください★
最後までご覧いただき、ありがとうございました♪
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