マーケティング思考で、デジタル化を推進する道筋とは
花粉が飛ぶ季節となり、
マスク生活とは言え目や鼻がムズムズしてくる方もいらっしゃるかと思います。
私も弱花粉症のため、少し辛い季節になります。
いよいよ、春が近づいているということですね。(前向きです!)
本日はワークスアイディ株式会社 キャンスタ編集部の奥西がお届けします。
日々、弊社でも様々なお客様の『働く環境』について
業務可視化、電子契約や脱ハンコ、ペーパーレス化やRPA業務自動化、データ可視化やシステム開発など働くを支援させていただいております。
デジタル化=DX(?)
各社各様の取り組みではありますが、
ここ数年で多くの企業様で、デジタル化やオンライン化を進めて来られました。
そんなお客様から最近共通しているご相談があります・・・。
『社内のデジタル化は少しづつ進めてきたけど、この先は他の企業ではどうしているの??』
『ツールの機能として出来たことであって、会社として得た成果は一体何だったのだろうか??』
『デジタル化の取り組みで、今までよりも忙しくなった気がするとメンバーから言われて・・・??』
一難去ってまた一難です。
確かにデジタル化によって、働く環境やリテラシーの変化を体験頂きましたが、果たして、これってDXなの??
いや、違うよね。
デジタル化は進みましたが、ではDX化の取組みはどうしたら良いのだろう。
気になるのは、競合他社がデジタルをどの様に活用して事業に活かしていくのか!?
ここが一番お客様からの相談が多い点へと変わってきました。
アナログ・物理データをデジタルデータ化する
何も取り組まず、いつまで経っても紙と鉛筆と計算機を使ってますという訳にはいかないので、
デジタルツールの導入によりアナログデータがデジタルデータになったことは一歩前進ですね。
とは言え、これまでは世の中の『働き方改革』の名の基に一定のデジタル化が進んだものの、
多くの企業では、ビジネスモデルを変革する様なことや、データ利活用により売上利益が向上した。
というところまでは進んでいないのも実態かと思います。
本日は、マーケティング思考を活用して、デジタル化を推進する道筋について考えてみます。
少しでも、デジタルテクノロジーを活用して一歩先に前進するきっかけになれば嬉しいです。
それではいってみましょう!!
【WHY】を共有する
全社員が目指すべきビジョンを描く。
要するに、目標地点の解像度を上げるということです。
これまでの改善活動は、現状の延長線上から積み上げていくフォアキャスティングな考え方で取り組まれてきたのではないでしょうか。
最近ではパーパス経営や、ミッション・ビジョン・バリューを再定義することが注目を集めています。
ありたい未来の解像度を社員と共有する事で、全社員の変革意識を醸成。
【WHERE】を決める
ビジョンと変革意識が高まれば戦略策定の方針を決定。
対象とする領域や課題と事業領域を決めていきます。
例えば、、、
・コア事業にデジタルを活用し別の切り口で事業を構築
・既存資源を有効活用しコア事業の改善や強化により更なる差別化
・既存資源を活用した新規事業への取組み など
方針が決まれば、磨く領域を特定し成長ドライバーを打つという感じです。
【WHAT】を設定する
戦略策定ができれば、具体的な戦術へと落とし込む作業です。
事業化のための具体的な施策や、組織・制度・プロセスなども何を変革していくのか。
WHATの議論はよくあるのですが、WHYとWHEREの戦略と戦術を定めた上で
WHATの議論をしないと、いつも何をすべきだという話題はあるが取組みが空振りしてしまうことがありますよね。
【HOW】を実行する
対象となる事業領域をどのような技術を活用して実現していくのか。
どのようなサービスやビジネスモデルでそれを実現していくのかを決定していきます。
ここまで来れば、色々な方法を試したくなりますよね。
正解がない中で講じる手段となるため、プロジェクトサイクルを回しながらありたい未来へと徐々に近づけていきます。
変革とは、人の行動が変わること
ここまで書くことは容易い御用ですが、『言うは易く行うは難し』です。
デジタル化を組織や事業への変革まで導くには、組織カルチャーや企業文化という法人格があるため相当な労力がかかることです。
まずは、未来への解像度を高めることと現状を把握し、ギャップを理解することからですね!
DXプロジェクトを戦略策定や企画から実行する際は、是非ご相談ください!
それでは本日も皆さま、グッジョブ!!