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【オフィス紹介】株式会社IVRy(三田)

会社概要

社名:株式会社IVRy
代表者:奥西 亮賀
設立:2019年3月
事業内容:クラウド型電話自動応答(IVR)サービス(IVRy)の運営
https://ivry.jp/

オフィス概要

東京都港区三田3-5-19
住友不動産東京三田ガーデンタワー29階

インタビュー

「“働くことは、楽しい”を常識に変えていく」をビジョンに掲げ、最短5分で作成できる対話型音声AI SaaS「IVRy(アイブリー)」を提供するスタートアップ、株式会社IVRy。2024年現在は従業員数が前年比3倍に増え、急成長を遂げています。

同社がオフィスを住友不動産東京三田ガーデンタワーに移したのは、2024年6月。オフィス探しで最もこだわったのは「コミュニケーションが取りやすいワンフロアであること」でした。

株式会社IVRy の大沼さまに、新オフィスのエピソードや内装のポイントなどを伺いました。(記事公開日:2025/01/21)

── オフィス移転を検討されたきっかけを教えてください!

弊社は、SaaSの成長モデルとして使用される指標であるT2D3(経常収益を1年ごとに3倍、3倍、2倍、2倍、2倍のペースで上げていくモデル指標)で事業を成長させています。事業成長のペースに合わせて採用も行っているので、従業員数に応じてオフィス規模を拡大してきました。

創業当初は代表の奥西と業務委託メンバーのみだったので、青山の小さなシェアオフィスに入居していました。その後、徐々に人員を増やしながらオフィスを拡大し、東京だけでなく大阪にも拠点を開設。そして、2024年6月に現在の住友不動産東京三田ガーデンタワーへ本社移転し、前オフィスから一気に3倍の広さになりました。

── 新オフィスの物件選びのポイントは何ですか?

物件に関しては、ワンフロアにこだわりました。2フロア以上になってしまうと、どうしてもコミュニケーションに支障が出てしまう恐れがあったからです。仲介会社さんからはメゾネットタイプの物件も紹介いただいたのですが、最後までワンフロアにこだわりました。

また、立地に関しては、クライアントやメンバーにとってアクセスの良い山手線沿いで探していました。

結果的に、ワンフロアで、田町駅至近で立地も良い住友不動産東京三田ガーデンタワーに決めました。

── 実際に田町に移転してみて、いかがでしょうか?

各方面からアクセスしやすいため、メンバーからも通いやすいと好評です。実は、田町に移転したことで以前よりも出社率が上がったんです。また、地方拠点のメンバーも出張時にオフィスに立ち寄りやすくなったので、全社的に良い効果が出ていると感じます。

── 新オフィスでは、どのような変化がありましたか?

一番の変化は、会議室をつくったことですね。実は、前オフィスには個室の会議室がなかったんです。弊社は情報をオープンにする文化で、採用面接も社内が見える場所で行っているのですが、会議の議題によってはどうしてもクローズドな部屋が必要な場面もでてきたため、新オフィスでは会議室を3つ設けました。

現在も情報をオープンにする文化は根付いているので、会議室が争奪戦になることは一切なく、運用面でも困っていません。メンバー各自が話す相手や内容に応じて会議室の使用有無を判断しており、以前にも増して気兼ねなく話せる環境ができたと思っています。

また、新オフィスでは広いスペースを確保できたため、全社集会をオフラインで視聴できるようになりました。「ステージ」と呼ばれる舞台のようなスペースをつくり、弊社で毎週開催している全社集会「AllHands」の際に活用しています。

前オフィスでは大人数が集まれる場所がなかったため、出社していても自席で「AllHands」をオンライン視聴するしかなく、せっかく出社しているのにもったいない状況でした。現在は「ステージ」に集まってオフライン参加できるようになり、大きいスクリーンに資料が投影されて見やすくなったので、全社集会がより有意義な時間になりました。

気持ちだけではなく、物理的にも全員が同じ方向を向いて話ができるのがオフラインの良さだと思うので、新オフィスに移転してきて最も良い効果を感じています。

全社集会などを行う「ステージ」

「ステージ」のあるエリア一帯は、普段フリースペースとして使われています。新入社員のウェルカムランチや、夜の歓迎会なども社内で大々的に行えるようになりました。100名以上入れる広さがあるので、イベントも開催しやすくなりましたし、普段あまり関わりのない部署のメンバーと話す機会も増え、社内ではとても好評です。

── 続いて、内装のポイントを教えてください!

一番の特徴は、オフィス内にあるボルダリングウォールです。前オフィスにもあったもので、社内外から好評だったため、新オフィスでもシンボルとして設置しました。ただの飾りではなく、休憩中の運動の一環として、実際に結構利用されているんですよ。退勤後に数名で集まって登ったりもしています。

実は、このボルダリングウォールをつくった経緯は、とある一人のエンジニアの採用のためだったんです(笑)。当時まだそのエンジニアとは業務委託の関係だったのですが、どうしてもIVRyに正社員として入社してほしい人材でした。そんな中、彼から条件として出てきたのが「社内にボルダリングウォールを設置すること」だったんです。元々会社のシンボルになるようなものを作りたいと考えていた背景もあり、それがきっかけで弊社にボルダリングウォールが設置される運びとなりました。

オフィスのシンボルとなっているボルダリングウォール

── ボルダリングウォールの他にも、内装でこだわったポイントはありますか?

こだわったのは、オフィスらしさをなくすことですね。天井を抜いたのも、オフィスらしさを払拭し、アパレルの倉庫のような無骨な雰囲気にしたかったからです。天井が高く感じられることで閉塞感も軽減され、総合的に見ても良かったと思っています。また、会議室の名前は3つある弊社のバリュー、Beyond the Wall、Keep on Groovin'、Grab and Gritをつけていて、壁の色もバリューに合わせて3色に色分けしています!

── オフィスづくりで大切にされていることを教えてください!

これまでのオフィスでも大切にしてきたテーマ「出社したくなるオフィス」に加え、今回のオフィスでは新たなテーマ「遊びたくなるオフィス」を掲げています。

スタートアップである弊社はまだまだ成長過程にいるので、頑張らないと登れない壁も今後たくさん出てくると思っています。 そんな時こそ、メンバー全員で協力し合って、苦しい中でもできるだけ楽しく壁を乗り越えていきたい、という想いがあるんです。そのため、オフィスも当社のビジョン「Work is fun(働くことは、楽しい)」を体現できるような空間を目指しています。

先ほどご紹介した「ステージ」や、社内のシンボルになっているボルダリングウォールも、「楽しい」「遊びたくなる」という要素に少なからず繋がっていますね。いずれもコミュニケーションが活性化することを重視して、様々な工夫を施しています。

── 他にもオフィス内でコミュニケーション活性化を意識している箇所はありますか?

社内にコーヒーマシーンがあるのですが、豆から挽く本格的なものを設置しており、あえて待ち時間を長くしてコミュニケーションが生まれるよう工夫しています。

インスタントの方が簡単で効率的かもしれませんが、コーヒーもコミュニケーションツールの一つとして考えると、逆に手間をかけた方が良かったりもするんです。豆を挽く音がオフィスに響いて、コーヒーのいい香りがして、そこに人が集まってきて会話が生まれる、という自然発生的なコミュニケーションを大切にしたいと思っています。

ちなみに、社内SNSにはコーヒー専用チャンネルもあって、「◯◯産の豆が入りました!」とか「出張ついでにコーヒー豆を買ってきました!」といった速報が入ったりします(笑)。また、出社人数が増えてきてコーヒー豆の減りが早すぎるという問題に直面した際、安く購入できるサイトをみんなで探すなど、新たなコミュニケーションも生まれました。せっかくのコーヒー文化をなくさないために、みんなが積極的に意見を出し合い、カルチャーを守ろうとしてくれていると感じましたね。

バリュー「Beyond the Wall(想像を超え、あらゆる壁を超えよう)」

── 今後のオフィス戦略について教えてください!

広くなった新オフィスを活用し、よりコミュニケーションが活発になる施策を行っていきたいと考えています。

第一弾として、先日「ファミリーデー」というイベントを開催しました。パートナーや親御さん、お子さんなど、メンバーを支えてくれる方を対象としてオフィスに招き、どんな会社で働いているのかを知ってもらったり、日々の感謝を伝える会となりました。スタートアップへの漠然とした不安を払拭してもらう、良い機会になったと感じています。

代表の奥西は常日頃から「人数が増えても全員と友達でいたい」と言っており、メンバーもその言葉を嬉しく感じていると思います。仕事もプライベートも垣根なくコミュニケーションを取れるように旗振りをしてくれるというのは、従業員にとってもありがたい限りです。

今後もこうしたイベントを積極的に開催し、コミュニケーションを促進できるような機会を増やしていきたいと考えています。

サービス紹介・PR等

IVRyは月額2,980円(※)から誰でも利用できる対話型音声AI SaaSです。

電話応答の分岐を自由に設定でき、AIによる自動応答・予約代行や、録音、文字起こし・AI要約、SMS送信、顧客管理(CRM)、LINEやチャットツールへの着電通知など、豊富な機能をご利用いただけます。また、企業等が取得した「03」等から始まる固定電話番号での受発信が可能です。さらにその番号で外出先での受発信もできます。
https://ivry.jp/

※基本料金2,980円(税抜)。別途、電話番号維持費及び従量料金が発生いたします。

── 取材へのご協力ありがとうございました!

(執筆・写真:福家 実咲)


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