ブランドを作る写真のチカラ
前回のコラムでブランディングについて触れましたが、実は私は4月にスタジオを立ち上げてから約半年間、「自分をどう見せるか」に全く無頓着でした。
私がブランディングしたかったのは「ラグリーフィットネス」と「WORKOUT COMMUNITY」。その2つがまだきちんとブランディングできていない中、自分の見栄えのことばかり考えてるような女性経営者だと見られたくない。
それが本音でした。
ただ、とある写真家さんと出会ったことで、その考えは180度変わりました。今回は、そんな私の変化をご紹介したいと思います。
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そもそも子供が産まれてからこの十数年間、写真撮影の被写体の中心は、基本的に子供でした。
創業時に初めてプレスリリースを出した時にも良い写真がなく、会社員時代に採用サイト用に撮影してもらったスナップ写真を使っていた私。
そんな私に色々な方が、「さすがにそろそろちゃんとした写真にした方がいい」と言ってくださり、意を決して写真撮影してもらうことにしました。
正直なところ、「どこまで写真にお金をかけたものかなぁ」という感じだったのですが、友人から紹介された写真家の方の資料に書かれている文言を見た時、ピンとくるものがあったんです。
「職業が人を語るのではなく、人が職業を語る」
そこから、私のブランディングの旅は始まりました。
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その写真家の方とは撮影前に打ち合わせをしたのですが、その時点では、自分や会社をどのように表現したいかが全くイメージできていませんでした。
どの洋服やどの色合いが「自分らしい」のか、自分を表すキーワードって何なのか、色々とアドバイスをいただきながら考え続けて迎えた、撮影当日。
そこで色んなポーズやライティングを試させていただいたことで、自分をどのように表現したいのかがようやく明確になりました。
私が表現したかったもの。
それは、「しなやかで美しく、強い人のあふれる社会をつくる」という会社のビジョンを象徴する、「健康的な美しさ」でした。
そして出来上がったプロフィール写真がこちらです。
正直、かっこ良く撮れすぎてる気もしますが・・・😅 どうでしょうか。「健康的な美しさ」、表現できていますでしょうか💦
そしてその後は、SNS掲載用のバナーづくりをしていきました。
「人と組織のウェルビーイングを支援する」という会社のミッションや「心と体の健康研究所」という組織名が自分の中で確固たる軸となったのは、このバナー作りを通じてです。
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最近は、心と体の健康研究所の主要な活動である「心と体の健康コラム」づくりの際にも、「この写真を通じて読者にどんなメッセージを伝えたいのか?」を考えながら、アイキャッチ画像を選ぶようになりました。
写真が会社の数字に与えているインパクトについては、正直なところ論理的に説明できません。
ただ、写真を通じて自身や会社のブランディングについて考えるプロセスは、経営者としての自分や会社のグレードを確実にアップさせてくれました。
私のブランディングをサポートくださった写真家・本多佳子さんに感謝の気持ちを込めて、ホームページのリンクも以下に掲載します。よかったら見てみてくださいね。
写真家・本多佳子オフィシャルウェブサイト
WORKOUT COMMUNITY HP内「心と体の健康コラム」