IndustryっていうHBOのテレビドラマが面白い
日本でも放映されてるんだ!
いつもの通り、私のNYCのバリキャリ女子が教えてくれたこのドラマ。彼女は私のインフルエンサーなので、彼女が良い!と言ったやつは全部見るのですが、このインダストリーも良かった~
私は外資系金融女子とか言いながら、実は証券会社、投資銀行で働いたことがなく(セルサイドと言います)いまいち彼らのビジネスについて手触り感がありません。
私はいわゆるバイサイド/ファンドを運用している会社でのキャリアが長くて、証券会社の超お客様なのです。
なので、私はインダストリーを見て、あー証券会社ってこういう感じなんだーと学びました(学ぶな)。私たちは彼らのカモなのだな。
一話目だけでも見て欲しい。
ロンドンのトップバンクに入った新入社員たち。希望に満ち溢れて入ったけど、指導係に、入社おめでとう!これからが生き残りをかけた勝負の始まりです!と言われてバトルロワイアル開始。
チーム全員分のコーヒーやらランチだけを買いにいかされる(いわゆる)パシリにだけ使われる女の子、頑張りすぎて人の仕事までやろうとする男の子、仕事を全く振ってもらえない、そもそも存在自体がスルーされている男の子。。
徹夜で仕事をして、トイレで仮眠を取り、プレゼンを作る子が印象的で。スーパーバイザーには、あんたが家に帰ってないことは分かってる!それだと私が怒られるからちゃんと帰れ!と言われたり。「締切が早くなった!残業はしちゃだめだけど、ちゃんと仕上げてね!」とか。無慈悲。
それぞれの会社で使用できるフォントが決まってるんだけど、プレゼンが完成した後、フォントを1ページだけ間違えてしまって悶絶。もうそれが印刷所に回した後で、時すでに遅し、という。。
その子がどうなっちゃったかは本編を見て欲しいけど、新卒で入ったこの若手たちが社会の荒波に揉まれながら成長していく物語。金融あるあるが散りばめられてて面白い。
(ちなみにドラッグと性の描写が多すぎるけど、まぁこれはドラマ上の演出かな、と捉えています。私もアメリカにはトータル10年弱いたけど、幸いドラッグは見たことない。)
実際に新卒で投資銀行で入った友達から言わせると、このドラマはPTSDレベルらしい。私は新卒から運用会社なので、私も私なりの苦労があったけど、やっぱり苦労の種類がちょっと証券会社と違うんだなぁ。
仕事を手放してはや1年。今のこのストレスフリーな生活が心地よくて、なかなかまた金融に戻ろうという気が起こらない。私はどうなることやら。