見出し画像

子どものコトバ②(きつ音)

 「あ、あ、あ、あのー…」「ね、ね、ねこちゃんはー…」など、話を始めるとき、最初の1音が連発する子ども、大人、発声が滑らかでない人に、わたしはときどき会います。みなさんも、ありますか?

 2024年2月、Eテレの「フクチッチ」で「きつ音」特集が放送されて、とても勉強になったので、ざっくりですが、まとめたものをここで紹介させてください。

 番組では、きつ音当事者&研究者、である先生のお話によりますと…

◯きつ音は、2〜4歳に発症することが多い。また、成長につれて、自然になくなることも多い。また、成人してから発症することもある。

◯きつ音の記録は、紀元前からある。

◯きつ音のメカニズムは、解明されている部分もあるが、根本的な治療薬はまだない。

◯きつ音のメカニズムは、
「せんせい、と言いたい」→『脳』からの信号と、体の発声の連動にズレが生じた結果、最初の1音を発声するときに、「せ、せ、せ、せんせい」と、なってしまう現象とのこと。

パソコンでいうと…バグ、みたいなものかも?
◯吃音を公表している有名人…バイデン大統領、など。

番組の解説でいちばん印象的だったのは、

💮吃音の原因はよくわかっていないこと。

昔から、『ストレス心因性』?と、言われていたが根拠はない。


吃音のかた、ごめんなさい…吃音の子どもに接した時、不勉強のため、イメージ的に、勝手に、『ストレスかな?』って、今まで思いこんでました🙇

不勉強でした。

あと、

吃音のレベルでいうと、
レベル1『連発』…『あ、あ、あ…ありがとう』

レベル2『伸発』…『あーー、ありがとう』

レベル3『難発』…『…。…。…ありがとう』

という段階のかたが多い(人により異なる)ため、


『あ、あ、あ、…ありがとう』という、最初の1音の連発は、吃音の程度は軽い方で、

💮いい状態✨🙆

その人らしい『しゃべり方』なんだ、ということ。

どもらないようにどもらないように…🤐

と、気にしすぎると、次のレベル2『伸発』へ移行→さらに悪化すると→レベル3『難発』へ。

第一音を発声することが、つらく、困難な状態になるそうです。

そうならないために。

💮大事なのは、

💮周りの理解。


当事者が『このしゃべり方が自分のいい状態なんだ』と思えるには、

周りの人が吃音を理解しておく。

ということだそうです。

番組では、当事者運営の『吃音カフェ』が紹介されていた。

『ゆっくり注文するカフェ』

吃音の当事者がお客様のもとへ注文を取りに行き、その際

『吃るときもありますが笑わないでください』

と、はっきり伝えて、注文を取り、飲食物を提供する。

 参加者の感想は、

『最初は緊張したけど、だんだん慣れてきて、お客様と話すことが楽しくなった』

『理解のあるお客様だったので、

"どもってもだいじょうぶ"

だと思えた。会話に自信がついた』

また、当事者のなかでも、吃音をオープンにしている人、クローズにしている人、いろんな考えを持っていることも理解できました。

不十分な理解かもしれませんが、わたしは、吃音のことが以前より理解できたと思うので…

今は、吃音のかたに合った時に、『どう接したらいいんだろう…』と、戸惑わなくていいんだ、この人にとっては、いい状態なんだな〜🙆と気楽になりました😊

保護者の方から、時々、吃音について相談されることもありましたが、

『そのうち自然に治ることもあるみたいよ〜あまり気にしないで〜だいじょうぶだよ〜』
など、誰にでもできるような声かけしかできなかった…不勉強で…すみません…🙇

でも。

吃音を学ぶ前より、ましな対応ができそうな気がしてきました…よっしゃー✨٩(๑´3`๑)۶

あと、番組の情報ですが、
当事者にとって困るアドバイスは、

😥『ゆっくり話していいよ』
😥『落ち着いて』
なのだそうです。吃音者は、

慌ててもいないし、
落ち着きがないわけでもなく、
本人にとっては自然なこと。

ただ、そういうしゃべり方なんだな…と、理解してもらい、

アドバイスはしなくていいんだそうです。

あぶない…吃音の子どもに余計なアドバイスしちゃってたよ…😰

そう理解してから、吃音の子どもの話を聞くと、『その子どもにしかできない、かわいい話し方だな…😊』と感じるようになりました🤗

学ぶ、っておもしろい🤗

最後まで読んでいただきありがとうございました🙇

では、ごきげんよう〜🙋


いいなと思ったら応援しよう!