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成長するために考えるべきこと(ここでこれをやる目的は?)

心をラクにするワークライフハック

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

「心をラクに」というのは、「快く安らかに過ごしている状態」という意味で使っている言葉であり、「サボる」という意味ではありません(快く安らかに過ごすために、時にはサボる時も大切ですけどね)。

今回の内容

プロサッカーチーム『水戸ホーリーホック』の組織づくりがとても好きです。

こちらのnoteにも紹介しています。

こちらの本では、水戸ホーリーホックの組織づくりについて、どんな挑戦をしているのかが赤裸々に語られています。

「そんなところまで公開していいんだ」と思うような内容も含まれているのと、「サッカーチームだからやれる」ということではなくて、全ての組織において実践可能な『在り方』や『やり方』が紹介されているので、組織づくりにおける教科書的な使い方ができます。

また、個人としても、「こういう意識の持ち方があるんだ」とか、「こういうことを考えていくと、主体的に臨む姿勢が生まれていくのか」ということを学べるような内容でもあるので、組織づくりに携わっていなくても、組織に所属する全ての方に読んでいただきたい内容になっています。

今回の引用部分はこちらです。

現状においては、水戸に加入する多くの選手はステップアップすることを目的に来ることが多いですが、途中からは「クラブのために」という思いを持ってくれるようになります。今までの傾向を見ると、「クラブのため」と「自分のため」をバランスよく合わせられるようになった選手が成長していくように感じています。
それは選手だけではありません。クラブの役員もそうですし、事業スタッフも、アカデミースタッフにも求められると思っています。それが水戸ホーリーホックとして目指すところです。

※引用:世界で最もヒトが育つクラブへ
「水戸ホーリーホックの挑戦」

ステップアップを目的としているということは、入団の時点で「クラブのために、チームのために」ということは頭にないはず(もちろん、チームが勝てば自分が活躍するシーンも増えるし、注目度も高まるから、「クラブのために、チームのために」という意識が全くないかと言えばそうではないけど)。

大切なのは、「クラブのため」と「自分のため」を付き合わせていって、クラブのためにやってることが自分のためになるし、自分のためにやってることがクラブのためになるという状態になっている個人を増やすことです。

選手だけでなく、チームな携わる全ての人に求めているのも、とても好きです。

「この役割の人にだけ求める」だと、組織は1つになりません。

「役職とか役割なんて関係ない、この組織にいるからにはこれを求めるよ」というブレない想いが、組織を1つにして、強固な組織に変えていくんですよね。

「サッカーチームだからできるんだよ」とか「サッカー選手だからできるんだよ」とか、そういうことを言う人もいるかもしれません・・・本当にそうでしょうか?

確かに、「サッカーチームだからやりやすいよね」とか「サッカー選手だからやりやすいよね」ということはあるかもしれませんが、それは他の組織や他の職種の人でできないということにはなりません。

◆組織として掲げているミッションを果たし、社会に貢献している。
◆自身が担っている役割を果たし、対価をもらっている。
→この構図は、どの組織でもどの個人でも同じです。

個人に視点を当てれば、「この仕事をやる」「この組織に所属する」と決めたのは自分なので、「サッカー選手だからできるんだよ」「サッカー選手はいいよな」というのは言い訳にすぎません。

もし、やりたいことをやれていない現実があり、やりたいことをすぐに掴めない状況にあるなら、まずはその状況を受け止めましょう。

そして、やりたいことをやれていない状況だとしても、その状況に目的を見出して、やるべきことを自分事化しましょう。

やりたいことをやれていない状況だとしても、それも自分の人生です。

これまでの人生において、努力が足りなかったから、今が不本意な状況になっているのかもしれませんし、望んだ組織に入れない、望んだ仕事を掴めないのかもしれません。

ただ、そんな今の自分を恨んでも仕方ない。

現状を受け止めて、「ここからどうやって自分の人生をより良くしていくか?」という思考になるしかない。

その時に、「ここにいる意味ってなんだ?」という問いを立てて、自分の目指す方向と組織が目指す方向をすり合わせることができたら、『誰かにやらされている仕事』を脱することができます。

そうしたら、目の前のことに夢中になれるかもしれません。

今やってることに夢中になれたら、自ずとスキルや能力が上がっていくはずです。

「クラブのため」と「自分のため」をバランスよく合わせられるようになった選手が成長していくように感じています。・・・上記の引用部分の最後に記載されているこれこそが、組織で人を育てる時に考えるべきことであり、最も難しいことでもあります。

ただ、このスタンスを追求した先に、個人も組織も社会全体も、より良い状態になっている未来が待っているので、僕自身もこだわってやっていきます。

組織的な仕組みがなくても、個人でやれることも多いので、組織のせいにして自分は動かないというのはやめましょう。

自分でやれることをやり、『ここで頑張る理由』を見つけてみてください。

それが思いつかないなら、組織を変えるのも選択すべき方法の1つです。

心をラクにするキッカケ

今回も、読んでいただきありがとうございました。

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