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目的を明確にできれば嫌なことでも頑張れる
はじめに(いつも書いてること)
このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。
※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。
今回の内容
「目的を明確にできれば嫌なことでも頑張れる」というのは、とあるメンバーとキャリア面談をした時に出てきた言葉です。
裏を返せば「目的が明確にならないと頑張れない」ですけど、目的が明確じゃないなら、明確にすればいいだけ。
なぜならば、「頑張る」というのは大前提だから。
大切なのは、「自分がどんな状態なら頑張れるか?」ということを認識して、その状態を構築すること。
「目的を明確にできれば嫌なことでも頑張れる」の言い方を少し変えると、「目的が明確になれば、外的要因に左右されずに、内発的要因によって仕事と主体的に向き合えるようになる(目的を明確にしたら、嫌だと思うことがなくなる)」という感じです。
話を戻すと、このメンバーとのキャリア面談では「目的を明確にしよう!」となりました。
ただ、目的を明確にするというのは段階を踏まないといけないので、慎重に進めていきました。
まずは、「どんな未来を描くのか?」を考えます。
個人のビジョン・夢・最終ゴール・命絶える時の姿など、未来の描き方は人それぞれですし、どれだけ具体的にイメージするのかというのも人それぞれ。
自分がワクワクする未来を描くことが大切なので、それを大切にしながら決めていきます。
次にやるのが、今やってる仕事の棚卸しです。
🔶どんな体験ができて、成果を出すことによってそれが自分にとってどんな経験になるのか。
🔶仮に成果を出せなかったら、なぜ成果を出せなかったのか。
🔶周りにはどんな人たちがいて、どんな環境があるのか。
🔶自分には何が求められているのか。
などなど
できる限り詳細に棚卸ししていきます。
今の仕事に対して嫌なイメージがあるなら尚更です。
「この仕事はこういう仕事だ」という固定概念が構築されている可能性があるので、その単純な結び付けではなくて、様々な体験ができることに注目します。
未来と現在に点を置けたので、次にやるのは未来と現在を繋ぎ合わせること。
これが「目的を明確にする」ということです。
チームの目的と目標、個人の目標は同じかもしれないけど、個人の目的は100人いたら100通りあります。
だって、個人がどうなりたいか・どうありたいかというのは、みんな違うはずだから。
個人の主体性を発揮してもらいたいと思うのであれば、この『個人の目的』としっかり向き合わなければなりません。
そして、その未来と現在の繋ぎ合わせが、非常に難しい。
なぜならば、『個人に目的』に正解なんてなくて、最終的には自分自身が納得して、「この目的であれば頑張れます!」と心の底から思っている状態にならないといけないからです。
自分だけで見出せない場合は、誰かとの壁打ちで自分の目的を明確にしていきましょう。
誰かと壁打ちする場合は、自分が信頼できて尊敬できて、「この人が言うならやってみよう」と思える人じゃないとダメです。
そして、対話相手として選ばれた人が意識することもあります(今回のケースだと僕ですけど)。
それは、「こっちが良いと思うよ」と導きすぎないこと。
導いたら「そうします」となってしまう可能性があるからです。
目的を明確にするというのは、本当に慎重に進めないといけないです。
目的はあくまでも自己決定をしてもらわないと、困難に直面した時に「自分で決めたわけじゃないからやめてもいいか」となる可能性があります。
とは言っても、意見とか感じたことを言わないと話が硬直することもあるので、言う時は言い方に注意が必要です。
目的を明確にするという、上記の一連の流れについては、「未来と現在がキャンバスの中でピンとして固定されているか?」ということを確認することが大切です。
なぜならば、目的を明確にする時には、未来と現在の両者が固定されているという前提で進むからです。
なので、目的を定める作業に進む前に、未来と現在の自分が定まっているかを確認します。
もう一つ大切なことがあります。
未来と現在が定まって、目的を明確にする作業に入ってからも、定期的に未来と現在の自分に立ち返るということ。
なぜならば、僕らの時間は常に進んでいるし、その進んでいる中でいろいろな情報に触れ、価値観が変容している可能性があるからです(意識的に変容させることもあれば、無意識に変容することもある)。
未来と現在の自分を定めてから進むとは言いながらも、絶対的に固定されたものだとは思わないでください(動かないと思い込まないでください)。
目的を明確にするというのは本当に大切なことで、着実に確実に進めていかないと、掲げるだけの目的になってしまいます。
自分なりの目的を明確にして、頑張る理由を見つけていきましょう。
そうすれば、誰かに左右されることなく、自分のペースで頑張れるようになりますし、それは心のラクに繋がります。
感謝
今回も、読んでいただきありがとうございました。
他のnoteも読んでいただけると嬉しいです。