
夢や意志はワクワクするもので、湧き上がってくるもの(図解目標管理入門)
キャリア教育の意識が強くなってきたのは、とても良いことだと思っています。
ただ、無理にやりたいことを決めたり、無理に夢やゴールを決めさせていることもあるようです(実際に学生と話す中で感じていること)。
『キャリア教育をする=やりたいことや夢やゴールを決めること』になってしまうのは、良くないなって思います。
「日本人は夢を持ちにくい」というのは、海外に留学経験がある人からよく聞く話です。
実際に、僕が所属しているグループの代表は、日本人でも夢を持てるような環境をつくりたいということで起業しています(「自分なりの夢やゴールを掲げるからこそ今を頑張れる」という考え方には、僕も共感しています)。
子供の頃は、周りの目を気にせずに「これになりたい!」と宣言していたのに、成長するにつれて夢も「こうなりたい」という理想も掲げられなくなる。
僕がよく言うのは、「大人がワクワクしてないから子供もワクワクしない」ということで、そういう要因もあるかもしれません。
ただ、夢やゴールを持っていないというのは、それだけ切り取れば悪いことじゃないと思っています。
むしろ、夢やゴールを持っていないということは、自分がワクワクするような夢やゴールを掲げることができたら、人生がより良くなるので、伸び代しかないなって思います。
夢やゴールは、自分が心からワクワクするものじゃないとダメです。
例えば、キャリア教育の授業や研修があって、その時間内に夢やゴールをアウトプットしないといけなくて、無理に絞り出したものを提出したとしても、授業や研修が終わったら、きっとそのアウトプットした夢やゴールに立ち返ることはないでしょう・・・「授業だからやる、研修だからやる」じゃなくて、自分のために頭の片隅に置き続け、考え続けることが大事なんです。
考え続けると、ふとした時に「こうなりたいかもな」って思いついたりするんです。
「降りてきた」と表現する人がいますけど(僕もよく使いますけど)、降りてくる前提は、考え続けることですからね・・・考え続けない人には、何も降りてきません。
心の底から「これをやりたいな」って思うことって、これまでの人生にキッカケがあったり、今の日常の中にキッカケが落ちていたりするんです・・・「よし、考えるぞ」と意気込むと思いつかなくて、「自分は何をやりたいのかなぁ〜」って脱力しながら考えている時に閃いたりするのが面白いところ(脳の何かが影響してるんですかね、専門的なことはわかりません)。
何歳になっても、「これをやる」と夢やゴールを持ってる状態は、生きる活力になります。
元気とは、自分の元から溢れ出てくる気を大切にして生きている状態だと言い続けていますが、元気な人を一人でも増やすために、これからもいろんなことをやっていきます。
『図解目標管理入門|マネジメントの原理原則を使いこなしたい人のための「理論と実践」100のツボ』という本には、以下のような内容が書かれていました。
※この本、ただの目標管理の本じゃないです・・・働きがいを持つには?それを生きがいに繋げるには?という問いと向き合える内容になっているので、仕事面だけでなく、私生活面を含めて自分の人生と向き合える本です。←本当にオススメです。
Q 絶対に夢を持たなければならないのか?
A 無理に持たなくていい。タイミングはあなたが決める
◆
「日本ドリーム白書」によれば、日本では夢を持っている人は半数です。残りの半数は夢を持っていません。日本財団が行った「18歳意識調査」という 6カ国の18歳1,000人ずつを対象に行った調査によれば、「将来の夢を持っている」と答えた数は上位から順に
インド(93.3%)
中国(84.7%)
アメリカ(82.1%)
韓国(81.5%)
イギリス(78.3%)
日本 (59.6%)
でした。その良し悪しや解釈は置いておくとして、どうやら日本人は夢を持ちにくい性質のようです。
◆
持ちにくい夢や意志を聞かれることで、苦しくなる人は少なくありません。就職活動で「やりたいこと」を問われ続け、無理やり捻り出すことに疲れたという方も多いことでしょう。元来、夢や意志というものは、「ワクワク」するもの、湧き上がってくるものです。無理やり「もたねばならない」と苦しむものではありません。夢とは自分のためのものです。誰かに強要されて「ねばならない」と感じているのであれば、すぐに考えることをやめましょう。いまはそのタイミングではないのです。「ねばならない」と考えた時点でそれは Will(意志)ではなく、Must です。Must化を続けていると、湧いてくるはずのWilも出てこなくなります。

★『図解目標管理入門|マネジメントの原理原則を使いこなしたい人のための「理論と実践」100のツボ』を読んでアウトプットしてるnoteは他にもあるので、ぜひ読んでみてください。
本日は以上です。
今回も読んでいただき、本当にありがとうございました。
これからも、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに、心をラクにするキッカケになり得ることを発信し続けます。
「心をラクに」というのは、「快く安らかに過ごしている状態」という意味で使っている言葉であり、「サボる」という意味ではありません(快く安らかに過ごすために、時にはサボる時も大切ですけどね)。
少しでも多くの人に『心をラクにするキッカケ』を得てほしいと思っているので、興味を持っていただけたなら、他のnoteにも目を通してもらえると嬉しいです。
https://note.com/worklifehack2021/m/med820a970d0b
このnoteでは、Amazonアソシエイトを利用しています。
※ワークライフハックをテーマにnoteを書く中で、心をラクにするためにオススメできる何かを紹介していきます。