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教育・育成を通じて自分も成長しているか?(パリジェンヌはすっぴんがお好き)

心をラクにするワークライフハック

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

「心をラクに」というのは、「快く安らかに過ごしている状態」という意味で使っている言葉であり、「サボる」という意味ではありません(快く安らかに過ごすために、時にはサボる時も大切ですけどね)。

今回の内容

組織における人材育成も、家庭における子育ても、近いものがあるなぁと感じます。

「うまくいかない・・・」と悩んでる人には、大きく2つのパターンがあるというのがなんとなくわかってきました。

1つ目のパターン・・・
「時間を多く取ってるんだから大丈夫でしょ」と思っているパターンです。

量にこだわり、質にこだわらない人ですね。

だからこの人は、「こんなに時間をかけてるのになんで?」という言葉を吐き出します。

「時間を多く取れば大丈夫」なんてことはありません。

確かに、接する頻度を多くするほど、心理的な距離は近くなって、心理的な安全性は高まり、相互の信頼関係は高まっていくかもしれません。

ただ、イコール、「育まれて成長していく」ということにはならないと思うんです。

「短くても、接している時間をどんな時間にするか?」ということにこだわることこそ、相手を教育・育成する上では大事なんだと感じます。

2つ目のパターン・・・
相手に直接確認もせずに、「自分は相手に何も与えられてない」と思い込んでいるパターンです。

この人の悩みはとてつもないです。

だって、相手とのコミュニケーションを差し置いて、「自分なんて」と自己卑下に陥ってるから。

相手に確認すると、「何も与えられてない」なんて全く思ってないし、むしろ感謝している場合が多かったりします。

「自分は相手に何も与えられてない」と思い込んでいると、自己肯定感も下がるし自己効力感も下がるので、相手との関わりにおいて、遠慮や忖度が生まれたりして、結果的に相手も遠慮してしまう・・・そんな悪循環に陥ってしまう可能性があります。

伴走する側としては、ある程度の自信を持つことも大事です(過信になってはダメ)。

もっと大切なのは、「この伴走の目的が曖昧になってきたら(意義が曖昧になってきたら)、声を掛け合おう」と合意形成を図ることです。

これは特に、組織における教育・育成において該当する話ですが(子育てにおいて子供が「親に伴走してもらってる意義がわからない」となることは滅多にないので)、お互いにとって意義ある時間にするためにはとてつもなく大事なことです。

「意味のない1on1や面談が存在している」という問題を掲げる経営者や人事が多くいますけど、だったら、「これって意味あります?」と言い合える環境や仕組みを整えてあげたらいいんです。

「言われた側は傷つくじゃん」と思うかもしれませんが、傷ついていいじゃないですか。

傷つくことによって、言われたその人は何かに気づき、自分の足りなさに気づくはずなので。

それがその人にとって、成長を加速させる変容点になるはずです。

伴走する側が伴走してる相手に「この時間にどんな意味を感じてる?自己成長を加速させるキッカケになってる?」と問うこともあります。

以上、教育や育成において「うまくいかない・・・」と悩んでる人に見られる2つのパターンを紹介しました(あくまでも現時点の僕が捉えていることとして、主観たっぷりの見解だと思ってください)。

自分の感情に揺さぶられることなく、教育・育成を担う者として相手を信じて接することができるか・・・相手と向き合うこと以上に、自分自身と向き合うことの重要性を感じる日々です。

「誰かを育てる立場の人ほど、何倍ものスピードで成長していかないとダメ」というのは、僕が体感していることです。

だから、役職によらず「学びなさい」と伝え続けています。

「上司が学ばないから自分も学ぶ必要性を感じない」と言う人もいますけど、そういう人には「じゃあチャンスだね、そんな上司はあっという間に追い抜けるね」と言います。

役職や立場に依存して学ばない人は、気づいたら学んでいる人に追い抜かれています(残念なことに、追い抜かれたことにも気づかない人もいます)。

教育や育成を通して、自分自身が学び、成長していく・・・これこそ、教育・育成を担う人に求められる姿勢だと思います。

『パリジェンヌはすっぴんがお好き』という本には、このような文章が書かれています。

「自分がひどい母親だって思ったことある?」
そうマリーに聞いてみると、「一度もないわ!」と彼女は断言します。そしてなぜまた、私がそんなふうに考えるのかと詰問してきます。
「娘をほったらかしにしている気がするから、かしら?」ちゃんとした答えが見つからず、私は自問自答をしていました。
「娘が寂しそうだから?可哀想だから?」
それを聞いたマリーはキッパリと言いました。
「それはジュンの思い込みよ」
「私だって出張中に子供達の顔が見たくなって、寂しくてしょうがない時、あるわよ。でも、自分の辛さを人に押し付けたらダメだと思うの」
そう言われてみれば、娘は私が思うほど、寂しくないのかもしれません。
「母はなくとも子は育つ、って言うでしょ。子供って案外頑丈なものよ。愛情さえきちんと注いであげれば、ちゃんと育つの」
時間と愛情は比例しないというのがパリジェンヌの考え方です。
「ジュンがひどい母親だなんてこと、絶対にない。娘ちゃんだってそんなこと、決して思っていないわよ。お母さんが大好きなはずよ」
大事なのは、自分が我が子ときちんと向き合っているかどうか。そして、子育てを通じて自分も成長しているかどうか。それだけです。罪悪感を感じる必要は全くありません。
「子育ては親育てだって言うでしょ」

『パリジェンヌはすっぴんがお好き』を読んでアウトプットしてるnoteは他にもあるので、ぜひ読んでみてください。

心をラクにするキッカケ

今回も、読んでいただきありがとうございました。

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