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『お化け』も『投資』も同じ

母と話していたときのことです。
母は、『私は難しいことはまったくわからないから、お父さんに任せてるの』というタイプです。

いまだに携帯電話も、クレジットカードも持っていないし、パソコンも当然使えません。

そんな母と話しているとよく出てくるのが、
「お母さんはそういうのわからないから、怖いわ」
というフレーズ。

会話の中で彼女の知らないことが出てくると、なんでもかんでも『怖い』で片付けます。
そしてそこで、そのことに関しては終了。思考停止します。

パソコンも、資産運用も、携帯電話も、なんでもかんでも
『わからないから怖い』で片付ける彼女を見ていると、
なんでもかんでもわからないで片付けるほうが怖いんじゃない?と思うんですが、
年をとるということはそういうことなんでしょうか。
それともそれは、年齢とは関係ないことなんでしょうか。。

たとえば実家の通信費。

固定電話と、父親の使っているパソコン用の光回線、父親の携帯電話、
すべてを一括でDocomoでまとめているようです。
ところが金額などを私が聞いてみると、もう少し安く済ませることもできるんじゃないか、という金額で、契約内容の詳細も、細かいことはよくわからない、と言います。

まぁ確かに、通信費の契約内容は私でも理解が難しいところがあるのでなんとも言えませんが、
途中で諦めて考えるのをやめさえしなければ、もっと安くできるのに、
『面倒くさい』が勝つもんなんですよね。
私も以前はそうだったので、すごくよくわかります。

話は少し変わるようですが、人間は誰でも、
とにかく『よくわからないものは怖い』んですよね。

だからお化けも怖いし、死ぬのも怖いし、FXも怖い。

お化けや死ぬことは調べても限界があるので仕方ありませんが、
少なくとも調べればわかることは、『わからないから怖い』で片付けないように、と私は日々気をつけています。

しかしそもそも、『わからない』とはどういうことなんでしょうか。

『わからない』という状態はつまり、
『理解ができない』もしくは、『理解するのが大変』ということかと思います。

では何を理解できないのかというと、
それは単に『言葉がわからないだけ』だと気づいたんです。

たとえば、
「ROIが見えないのでその案は採用できない」と言われるとよくわかりませんが、
「いくらお金をかけて、そこからいくら儲かるのか見えない」と言われればわかりませんか?
(*ROI=Return of Investment)

「あなたの負債と純資産の割合は?」と聞かれると「??」と思いますが、
「自宅のローンはいくら残っていて、自宅を今売ったとしたらいくらくらいになると思う?」
と聞かれれば、なんとなく答えることができるんじゃないでしょうか。

つまり結局は、何がわからないかというと、『言葉がわからないだけ』なんですよね。
なので私は、携帯の契約、ローン契約、資産運用の話、仕事の話でもなんでもそうですが、説明を聞いていてわからないことが出てきたら、
自分の言葉でわかるまで質問をするように心がけています。

何の話でも、わかっている人は専門用語を使いがちです。
わかっている人にとってはそのほうが、短い言葉で説明できるので便利だからです。
ですが聞いているほうにとっては、わからない専門用語が出てきた時点で
ついていけなくなります。

その時点ですかさず、話を止めるのが大事だと、私は思います。

わからないから、と諦めた時点で、相手の思うままになるだけです。

何事も、自分できちんと理解をした上で実行に移したり移さなかったり、を判断したいと思います。
まして自分のお金を使うんです。

わからないことにお金を払うのは、私は嫌です。

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Blog: https://workingmothersurvival.com/

ありがとうございます。今後の活動の原資にさせていただきます。