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インタビュー第1弾|ダメンズを追いかけていた私が産後鬱を乗り越えてママサポーターになるまで

アメーバトップブロガーの五十嵐花凛さんのファンビジネス講座受講中です。(略してファンビジ)



ファンビジ講座には3つのコースがあります

・センターコース

・チアコース

・オーディエンスコース


私はセンターコースを受講中。でも応援するのも大好きなセンターです。

ファンビジ講座の1回目で「自己理解」として、自分の強み、実績やWHYの部分を深堀りしました。

自分の軸を作るにあたって、過去や現在の自分を分析して文章化することは非常に大切なんですが…

私はこの文章化がいまいち得意ではありません。(神コンサルタントの花凛さんに人生の在庫整理をさせてしまう始末…花凛さんの無駄遣いです)

そして、私は拡散タイプ。

ストレングスの収集心×最上志向を駆使して?動き回るので、人生もかなり散らかっています。

今回、同じセンターコースで、すでにケアマネ副業で活躍されているちはるさんに、私の人生の振り返りをインタビュー形式でまとめてもらいました。

▼前編のちはるさんのブログはこちら

https://note.com/chiharu_cmsw/n/nbbce481fd357

私のWHYが皆さんに少しでも伝わると嬉しいです。


―愛に溢れるエリィさんらしいエピソードですね。でもダブルワークは結構負担が大きかったのでは。エリィさんは、20代のころからPMSがひどかったということですが、いつ頃からだったんですか?

社会人になってからです。25歳くらいからひどくなってきましたね。

やっぱり、学生から社会人になって生活が大きく変わりましたし、ストレスのせいだったと思います。

会社では、もちろん一番下っ端で仕事もできなかったですし、常に緊張感がある職場でした。

自宅の近所に婦人科があったので、早めに婦人科へ相談に行きましたね。

そこで、生理前のイライラや落ち込みがひどいのを相談して、漢方を処方してもらいました。


―漢方は効き目がありましたか?

気持ちの問題もあるかもしれませんが、効き目はありました。

結局、30代前半まで同じ漢方を処方してもらっていましたね。

関西、北陸、東京と転々としましたが、病院が変わっても近所の婦人科を見つけて受診し、同じ漢方を処方してもらっていました。

PMSだと、診察は問診だけで処方してもらえることが多かったですし(※エリィさんのケース)、おじいちゃん先生でもあまり気にせず、自宅から近いところに通っていました。

30代前半までは、同じ漢方でコントロールできていたんですね。

そうですね、コントロールできていました。

でも、離婚のショックが後からきましたね。

離婚したことに後悔はないけれど、自分がその人を選んだショックとか、自分への自信のなさ・不安が重なって、ダメージが大きかったです。


そんなときは心療内科へ行って、睡眠薬を処方してもらいましたが、1回だけで済み、続けて飲むことはありませんでした。


離婚したときに、東京から北陸に戻ったんですよね。

でも北陸には友達もいなくて寂しかったし、土地の雰囲気が自分には合っていなかったように思います。


当時、自分に好意をもってくれている人がいて、その人が今の主人になるんですが、北陸で頼れるのはその人くらいしかいなくて、情緒不安定になっていましたね。


そのころ、会社の経営者や経営方針も変わって、転職を考えるようになりました。

真っ当な理由で転職活動をしようと思ったのは、このときが初めてでしたね(笑)


―それが何歳のときですか?どんな会社へ転職されたのでしょう?


31歳のときでした。

そのときには、今の主人と付き合っていて、結婚も視野に入れていたため、北陸で転職しました。


ちょうどそのとき、製薬会社の翻訳の仕事という求人が出ていて。

海外とのやり取りが増えてきたタイミングだったらしく、英語の文章が読める人というのが条件でしたね。


ここでも、英語のスキルに助けられて、英語を使った仕事に付くことができました。


―現在もその会社で働いているんですよね?


はい、そうですね。主人が東京へ転勤になったタイミングで、東京の部署へ異動願いを出したところ、それが認められて、今は東京で働いています。


北陸では、健康診断の結果に問題はないものの、なんとなくメンタルが落ち込んでいました。

地方独特の人付き合いが自分には向いていなかったんだと思います。

東京のほうが仕事のやり方にしても、服装にしても自由度が高く、適度にドライなのでストレスが少ないですね。


また、北陸にいた頃は、ずっと妊娠できずクリニックにも通っていましたが、東京に来てすぐ、35歳の頃に妊娠できました。

今思えば、やっぱりストレスのせいだったのかなと思います。


クリニックに通っていたころに検査しましたが、甲状腺の数値が少し高めで(日常生活を送る分には影響がないけれど、妊娠するには高い数値とのこと)、甲状腺の薬は内服していました。


―妊娠中の体調はどうでしたか?


ずっと体調が悪かったです。つわりもひどく、それが落ち着いてからも浮腫みとか、いろいろなマイナートラブルに悩まされていました。


その都度スマホでいろいろ調べては、悪い情報ばかり目に入ってしまって、さらに不安になるという悪循環でしたね。

今よりずっと心配性だったんです。


産休に入ったら、先生からよく歩くようにと指導されて、公園を散歩していたんですよ。

公園で見かけるのは、おじいさん・おばあさんか浮浪者くらいで、「自分は今何をしているんだろう」「なんでこんな生産性のないことをしているんだろう」と感じました。

「ただ散歩することに、何の意味があるの?」と。


常に仕事を頑張ってきた私にとっては、目に見えた成果物のない毎日に対して、無力感というか、無価値感を感じたんですね。


―出産前からメンタルが落ち込み気味だったんですね。体調が優れないと無理もない気がします。初めての出産、しかも高齢出産だったのに、里帰りは全く考えなかったですか?ご主人はどのようにお考えだったんでしょうか?

なるべく実家に迷惑をかけない方向で考えていました。

理由としては、復職が早い、無痛分娩ができる都内の病院で出産したかった、という点もあります。


実家には妹2人が住んでいるのですが、1人は心療内科に通っていて、もう1人は自閉症があります。

私は大学進学で家を出ていたので、帰省することでお互い気を遣って家族のストレスが増えると思いました。


結局産後鬱のひどい状態で帰省したのでもっと迷惑がかかったんですが…。

帰省中もいろいろありましたが、妹が赤ちゃんの相手が上手で、喜んでお世話をしてくれたり、母親から子育て時代の話をゆっくり聞くことができて、迷惑をかけたけどすごく温かい思い出ができました。


里帰りに関して、主人は私の気持ちを優先してくれましたが、赤ちゃんと過ごしたかったようです。


―ご実家、ご家族の事情も踏まえて、「迷惑をかけないように」「自分で頑張らなきゃ」と思ったんですね。都内での出産のときはどうでしたか?


痛みが苦手だったので、無痛分娩を選んだのですが、そうすると分娩時間が長くなるんですよね。

生まれた直後、すぐに泣いてくれなくて、先生たちが慌しく動くのを見てすごく不安になりました。


頭が大きかったのもあり、骨盤に引っかかって赤ちゃんがなかなか出てこなくて、鉗子(かんし)分娩になったんですが、赤ちゃんに鉗子の傷が付いたのも申し訳なくて(今ではすっかり消えているんですけど)。


子供が生まれて嬉しくて泣いたのではなく、「私が無痛分娩を選んだせいで赤ちゃんがすぐ泣いてくれない」「鉗子の痕がついてしまった」と申し訳なくて泣きました。


産後も骨盤へのダメージが大きくて動けず、丸一日寝たきりになっていたんです。

他のお母さんはそんなことなかったんですが…。


お尻が痛くて授乳もうまくいかないし、他のお世話も思うようにできなくて、その一つひとつが積み重なって、メンタルにダメージが蓄積されていった感じですね。


―病院に行こうと思ったきっかけは何だったんでしょうか。


赤ちゃんが生まれてから、ずっと気を張っている状態で、いつ泣くか24時間見守っていました。

今思えば、そんなに頑張りすぎる必要はなかったのに、過度な緊張状態だったんですね。


産後2ヶ月経ったころ、妹から勧められて、心療内科へ行くことにしました。

妹は、私とは別の持病があり心療内科に通っていたので、心療内科は身近な存在だったみたいです。


妹が赤ちゃんの世話をしてくれている間に病院へ行こうと思って通院し、産後鬱と診断されました。


―赤ちゃんを保育園へ預けたのはいつ頃からでしたか?


元々、生後5ヶ月で復職しようと思っていて、保育園には頼んでいました。


保育園は、就労理由での申請の場合、預けてから1ヶ月以内に復職しなければいけない決まりなのですが、疾病理由での申請に切り替えると急がなくても大丈夫なんです。


保育園に預かってもらってようやく、自分の時間ができました。

社会復帰をする練習として、ちょっと出かけてみたり、眠かったら寝てみたり、ゆっくり過ごしていました。


―体調が優れないと、そういう手続き関係のことを調べるのも大変ですよね。


私の場合は、お世話になっていたシッターさんが調べてくれました。

当時の私は、区役所への問い合わせすらできない状態だったので、代わりに確認してくれて、「あとは私が電話を入れるだけ」という状況にしてくれたのはとても助かりましたね。


―まわりに頼ることが大事なんですね。でも、エリィさんはこれまで自分の力で頑張ってきたから、人に頼るということはハードルが高かったのでは?


そうなんです!まわりに頼るというのは私にとってハードルが高かったです。

まわりに頼る気もなかったから、里帰り出産も考えていなくて。

今まで何でも一人でやってきたから大丈夫、そういうものだって思っていました。


このときの経験を経て、一人ではできないことがあるんだと、身にしみて感じました。


思い上がっていたところもあったと思います。

会社の仕事もそうだったなと気付きました。

これまで自分で頑張ってきたけれど、まわりを頼ったほうがよかったこともあったなと。


今ファンビジネス講座に入っていてもそうです。

助けてくれる人がいるときには、頼ったほうがいいんだって、思えるようになりました。


―産後、いろんな人に助けてもらったと思いますが、いちばん助けになってくれたのは誰でしたか?


もちろん、家族も助けにはなってくれましたが、実家は遠方だったので、それほど頼れませんでした。

夫も自分と同じで「パパ1年生」なので、子育ては初心者。自分と同じレベルなんですよね。


やっぱり、ベテランのシッターさんはすごく頼りになりました。

シッターさんのやり方を見て、「こういう風にやればいいんだ」と驚きの連続でした。

力のかけ方・抜き方を学ばせてもらった感じです。

遠くの親戚より、近くの他人だと思いますね。


今も来てくれているシッターさんがいて、もう実家の家族よりも長い付き合いですし、100%信頼していて、とても安心できますね。


自分の子供を可愛がってくれる人がいることがありがたくて。

そういう人がいてくれることではじめて、自分のことも考える時間がもてるようになったし、自分のことを思い出すというか、自分がどんな人間だったかも思い出すことができた感じがします。


―妊娠中からのメンタルの落ち込み、その後の産後鬱のときのエリィさんに、どんなサポートがあったらよかったと思いますか?どんな声をかけてあげたいでしょうか?


「やったらいいよ」というアドバイスより、「やらなくていいよ」というアドバイスが欲しかったです。

「夜中に毎回おむつ替えしなくてもいいよ」「授乳記録も睡眠記録もつけなくていいから、その時間寝なよ」とか、「1日くらいお風呂飛ばしても赤ちゃんはいい匂いだよ」とか(笑)


赤ちゃんはよく泣くし、最初は表情もあまりないので、どこまでお世話をしたらいいのかが分からないのです。

仕事だと今日やることや、終わりがはっきりしているし、御礼を言ってもらえるじゃないですか。

育児は頑張っても赤ちゃんに御礼を言われるわけではないし(笑)、延々と繰り返している感覚でした。


自分の時間も予定も犠牲にして、1日のほとんどの時間赤ちゃんと過ごす。

これだけで十分頑張っていると、認めてもらいたかったですね。


助産師さんや保健所の方も似たような言葉はかけてくれますが、その場限りなので継続的な助けがあるといいと思います。

今、後輩が育休をとっているので、自分が言われたかったことを伝えています。


―産後どのくらいで職場復帰されたのですか?まわりには伝えましたか?


ちょうど1年で復帰したので、一般的な期間というか、他の人と同じですね。


職場には、産後鬱のことを全て話しています。

まわりからはかなり心配されましたが、仕事や職場が原因ではないから、仕事は普通にやらせてほしいと伝えていました。


―今も通院や治療はしているのですか?


一度減薬してやめたのですが、コロナと大きな地震があったときに不安が大きくなってしまい、また同じ心療内科へ行って薬をもらって再開し、今も続けています。


今処方されている薬は、一般的にはPMSに対して処方されている薬と同じで、PMSの対策にもなっているのかなと思います。


―その後、2人目のお子さんを出産されたときにはどうでしたか?


2人目のときには、メンタルはとても安定していました。

予定外の妊娠で、心療内科からの薬を内服している状態で妊娠したため、その影響がないだろうかという点は心配しましたが、それ以外は心配もなく妊娠期間を過ごしましたね。


先生からの勧めもあって、私の場合は妊娠が分かってからも薬を続けていたんです。

その効果もあったでしょうし、2人目ということで、1人目の経験があったから、育休中も穏やかに過ごせましたね。


―今は会社の後輩や、ママ友の相談に乗っているんですよね。


自分からまわりを気にかけるようになりました。気になっちゃうんです。


相談にのってほしいと声をかけてくれた人もいるし、自分から声をかけた人もいます。

責任感が強くて頑張りすぎてしまう人が多いんです。


会社のある後輩は、プロジェクトで一緒になったのを機に慕ってくれるようになりました。

エリィさんみたいなママになりたいと言ってくれるんですよ。


この子も責任感が強いタイプで。今育休中なのですが、こまめに連絡をとっています。

産後鬱に自分がかけてほしかった言葉を伝えたり、自分が自己投資して参加したマインド系講座で学んだことを伝えたりしているんです。


―他の方からの相談にも乗っていますよね。エリィさんに相談してみたくなる気持ち、分かります。


そうですね。私が産後鬱のこと、心療内科へ通院していること、他には美容医療のことなどもオープンにしているから、相談しやすいんだと思います。


何かプロジェクトに参加するときにも、産後鬱だったことをまわりに話していますね。

受け取り方は人によってそれぞれだと思いますが、「気になる、聞きたいけど聞けない」という人にとっては声をかけやすい存在だと思います。


―なるほど、皆さん、「病院に行く前に一旦エリィさんに相談してみよう」という感じなんですね。


そうそう、そんな感じです。

オープンにしているから、聞きやすいのかなと思います。


自分自身が割といろいろあった経歴なので(笑)、他の方の人の話を聞いてもあまり驚かないし、受け止め力はありますね。


―エリィさんが、産後鬱のことなど、他の人はあまりオープンにしていないことをオープンにされているのはなぜでしょうか?


離婚について話すのは、自分や相手の家族など嫌な思いをした人もいるので、場所を選んでいます。


でも、産後鬱に関しては自分が経験したことなので、あまり抵抗がないですね。

また、会社に対しては「仕事の鬱ではない(変な気遣いをしてほしくない)」という意図があります。


それ以外の場所では、オープンに話すことは、コミュニケーションを取る際の自分を知ってもらう情報のひとつだと思っています。


産後鬱以外にも、子育てが苦手、料理をしない、持ち物を忘れた…などできていないことがたくさんあります。

ですが、他人を傷つける話ではないですし、似た価値観の人が「実は私も…」と話してくれて情報交換の場になったり、得意な人がいるとカバーしてくれるので助かることが多いです。


―なるほど、そういう思いからまわりにも話しているのですか。自分でたくさん抱えて何でも頑張りすぎてしまうエリィさんが、徐々に人に話したり、頼ったりできるようになったのですね。


若い頃は自分ですべてできることがかっこいいと思っていたし、もっと隠していたと思います。

でも、出産や産後鬱でこれ以上ないほど恥をかいたので、ありのままの自分を伝えるようになり、人付き合いも楽になりました。

自分が楽で、周りのハードルも下がるかなと思い、オープンに話すことが多いです。

―ホルモン治療について仕事で取り扱っていると聞きました。産後鬱や女性の体調の波にはやっぱり大きく影響しますか?


仕事では9年くらい取り扱っていますが、専門用語を使わない説明の仕方が難しいので、伝え方を勉強中です。


閉経まで、女性ホルモンとどうやって付き合っていくかは大事ですね。

やはりストレスが一番の原因になりやすいのですが、ホルモンバランスが崩れると、自律神経が乱れて、自律神経が乱れると体調不良やメンタルの不安定さにつながります。


睡眠や食事が基本ですが、治療をするとすぐ改善したりもするので、かかりつけの婦人科を見つけておくのはいいと思います。

自分がリラックスできる方法を見つけておくこと、やはりストレスを軽減していくことが大切ですね。


―エリィさんが、今後伝えていきたいことは何ですか?


責任感が強くて頑張りすぎてしまう女性は多いです。

頑張りすぎないこと、もっと自分と向き合う時間をとって、身体を大事にしてほしいなということを伝えたいですね。


―ここまでお話を伺ってきて、「頑張りすぎないことが大事」というエリィさんの言葉はすごく実感がこもっていますね。


そうですね。ダブルワークなんかしちゃダメです(笑)

アラフォーで疲れているワーママに、女性ホルモンの影響について理解してもらい、外側からのアプローチと、内側からのケアを伝えていきたいですね。

自分の価値を信じて、女性が生き生きと好きなスタイルで働けるように応援していきたいです。


ちはるさんは副業開始2ヶ月でマネタイズされ、半年で6桁(本業月収超え)を達成されています。

今後副業初心者が01を達成するサポートを開始する予定で、現在メルマガ準備中です

今回のインタビューも質問力や戦略性、そして文章力に感動させられました。

私が産後のママを全力でサポートしていきたい、楽になってほしいという思いで副業を決めたことを、丁寧に拾ってくれたと感じています。

私は今回のインタビューで自分がなぜその選択をしたのか、何度も考えました。

そしてどういう形でサポートできるのか…見つけることができたので、その第一歩をご案内させていただきます。

副業を始めたいけれど自分の強みが分からない、うまく整理できない、こんな気持ちを伝えたいけれど伝わっていないな

感じる方は、ぜひ参謀・ちはるさんに相談してみてください。

そしてこんなちはるさんの活躍が気になる…、お話を聞いてみたい、という方は、今後のイベント案内も楽しみにしていてください



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