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仕事の内容

お家仕事人

私のしている某海外IT系クラウドソーシングの仕事内容について書ける範囲で書きます。

どんな仕事があるか

私が今までに行った仕事は次のものがあります。
・音声データの提供
・音声の書き起こし
・音声データの品質チェック
・広告効果の改善
・オンラインストアなどの検索結果の改善
・機械翻訳の機能改善
・ミステリーショッピング
これらの仕事は、プログラムでは対処できないことを人間の判断で対処する作業と言えます。ヒューマンコンピューティングとも言われるそうです。

報酬

上に書いた仕事の報酬は時間単位で貰えるものと、出来高制のものがあります。

時間単位
時間単位のものは1時間当たり約$20弱で日本円にすると2500円以上になります(執筆時2022年10月13日の為替はドル円146円程度です)。

出来高制
出来高制のものはタスク1つをこなすと例えば$0.15〜$0.50程度貰えてます。1時間にこなしたタスク数により、$20程度からさらには1時間当たり$35を超えることがあります。「報酬 = こなしたタスク数 × タスクの単価」です。時には日本円で5000円にもなります。こうした高収入に繋がる仕事は今のところ短期のものだけで体験しました。儲かっているIT系企業は予算が豊富のようです。

稼働時間

稼働時間については、ほとんどの案件で「〜時間以上稼働」と条件を付けられていることが多いです。

例えば次のようなものがあります。
仕事A
・1日1時間、週5日働く
・守れなかったら打ち切り

仕事B
・週に8時間以上15時間以内で働く
・守れなかったら打ち切り

仕事C
・できたら5時間以上働く
・働けなくても打ち切りなし

仕事Bのように何時間以上何時間以下で働くことを指定している案件が多いように思います。このような指定された時間数を好きな時間に働くことで消化します。

必要な稼働時間が少ない案件を複数掛け持ちすることもできますし、稼働時間が多い案件だけをすることもできます。
しかし、打ち切られることが頻発する性質上、一つの案件だけをするのはあまり勧められません。

ちなみに、もし重病などで稼働できない期間があれば事前に申告しておくと許可が得られるPJもあるようです。

労働期間

労働期間については、1回きりや数週、数ヶ月、年、特に指定がないものがあります。
指定されていないものは、おそらく成績が良ければ長期間続けられますが、成績が悪ければ即座に切られます。朝パソコンを開くとなぜか仕事が表示されないということがあるのです…。

労働場所

労働場所は家もしくは仕事に適したプライベートな場所です。カフェのような公的な場所での仕事は「禁止」されていることがあります。

福利厚生

特にありません。
保険料は自分で納める必要があります。

このため、扶養内で働く仕事としては時給がいいですが、会社が保険料を納めてくれる労働条件の場合は、$19と時給が良くてもどうなんだろうとまだ計算はできずにいます。

必要な力

私が思うこの仕事をする上で必要な力には次のものがあります。
・英語
・言語的理解
・事務
・調査

英語
プラットフォームや作業手引きのほとんどが英語なので、英語を理解できる必要があります。
ブラウザの翻訳機能や翻訳サイトを利用している人がいるらしいですが、おそらく推奨されていないか禁止されていると思います。
また、仕事を少ししたい程度なら大学生程度の英語力でも可能かと思いますが、一定量の仕事を継続したい場合は実際に英語を読む力がないと難しいです。案件により次々に英語の文書を読む必要があることや、仕事がすぐに打ち切りになり次の案件の手引きを読むということがあるからです。
おそらく大学受験でしっかり勉強した人が英語の力としてスタートラインに立てるぐらいかなというのが私の感覚です。TOEICだと600点からで、英語ができるほど文を速く読めるので有利だと思います。時にリスニングの必要もあります。

言語的理解力
この仕事では最初に試験があり、試験を通過した人が仕事を受ける可能性を手にする案件が多いです。試験がない案件もあります。まず英語の手引きを読みますが、この英語を読むのに加えて、内容を十分に理解している必要があります。さらにその理解を具体的な事例に基づいて思考し、最適であろう回答をする必要があります。というのが、手引き自体に具体例があまり書かれていない上に試験のための問題集がなく、問題に対して自分で最適な答えを手引きの基準から何とか導く必要がしばしばあるからです。
問題集で理解を深めて対策ができない分、試験がかなり難しいです。国語が得意だった人が試験は有利なのかも…と感じつつあります。

事務
仕事をするだけではお金が貰えないプラットフォームが多いです。
たとえば、報酬を受け取るため指定された外国口座を作成する必要があるプラットフォームがあります。外国口座のネット銀行は日本語にも対応しているようですが、銀行口座を作成するにはある程度書類を揃える必要があります。

その他に、インボイスの提出（通常国外の仕事でのインボイスは必要ないが、プラットフォームによっては必須になっている場合有り）や日本での確定申告など事務的な事柄について自分で調べて理解する力がなければ、色々と訳のわからないことになる可能性があります（確定申告は税理士に任せることもできるかもしれません）。システムの不具合などで英語でサポートにメールをすることもしばしばあります。

調査
この仕事は安定していません。いつ仕事がなくなってもおかしくないです。
たとえば私は、200ページ近くある手引きを読み何時間も勉強して試験に合格しましたが、その後1週間でクビになりました。正確性が低いからという理由でしたが、おそらく初週で稼働時間が少ないために、正確性を十分測定できなかったからではと思っています。どちらにしても忠告やアドバイスぐらい欲しいものです。

上のものは一例ですが、他の案件でも何らかの理由で急に仕事が一旦停止することや、仕事がなくなることを私は経験しましたし、せっかく頑張って試験に合格した知人がすぐに仕事が一旦停止になったこともあります。

そうなると、掛け持ちの仕事や次の仕事を率先して調査していく必要があります。

たとえば次のことができます。
・プラットフォームで毎日応募可能な案件がないか確認する
・ネットで会社や案件を調べる

こうしたことを継続的にしておけば、こっちがダメになってもこっちがあるという状態になり、少しでも安定して仕事に励めるという感じです。
また、こうした求人情報を共有できる知人がいれば、それはこの仕事にとって一番大切なことかもしれません。

その他

その他、経済的な支えが必要かと思います。
現在、新しく長期の仕事を得るのがかなり大変に思います。空きがないのかもしません。
また、せっかく仕事を得ても、いつ仕事がなくなるかわかりません。すると次の仕事を見つけるのにまた時間がかかるという具合です。（ただ、約2年この界隈にいる私の体験としては、長く続けていると保険となる仕事のストックが多くなるので、業務量の安定に近づくように思います。）

このように貯蓄や家族等の経済的な支えが必要になります。

おわりに

ざっくりと仕事内容について書いてみました。

これは私が経験上感じたことであり、他の人はまた別の捉え方をしているかもしれません。それでも、こういう感じ方があるのだなという情報にはなるかなと思い書いてみました。

何か一つでも参考になることがあれば幸いです。

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