
”HOW TO” = "WHEN TO" (どうやるかじゃなくて、いつやるのか)

写真は昨年浅草を散歩したときのものです。いつでも、浅草は江戸の香りがする、昔ながらの雰囲気が漂う、とても好きな町です。
さて、今日の本題です。
東進ハイスクールの林修先生は言いました。
「いつやるか?いまでしょ!」
確かに人生の時間には限りがあるので、やりたいことを早くやることが正解の場合もあるでしょう。
しかしながら、「いまでしょ!」といって、何事も、すぐにやればいいわけではなさそうです。
”WHEN"
https://www.amazon.co.jp/When-完璧なタイミングを科学する-ダニエル・ピンク/dp/4062199971
この本には具体例と共に、「いつやるか?そこでしょう!」という具体的なタイミングについて解説されています。これがとても興味深いものでした。
1日の中で、一年の中で、長い人生の中で。限られた時間の中で、なにをいつやれば、充実するのか、そのヒントがたくさん書かれています。
本の紹介分から少し引用してみます。
【トピックス】
●人には3つの「クロノタイプ」(体内時計の個人差)がある!
タイプ1:朝に強い「ヒバリ型」(人口の約14%)。
タイプ2:夜に強い「フクロウ型」(約21%)。
タイプ3:その中間となる「第三の鳥型」(約65%の多数派)
……「午前中に集中して大事な仕事をし、午後に休憩したあと負担のかからない仕事を短時間集中」が当てはまるのは、ヒバリ型か第三の鳥型。フクロウ型がこれをやるとパフォーマンスも悪くなる。
●「中年の危機」はヒトにもサルにもあった!
ノーベル経済学賞を受賞したアンガス・ディートンらが34万人を対象にした2010年の「全米年齢別幸福度概略」によれば、20代、30代にあった幸福度は40代で徐々に下降し、50代で最低になる。のちに緩やかに回復するが、この傾向は72ヵ国の男女を対象とした別の統計でも同じ結果が出ている。さらに2012年に行われた3ヵ国500匹の類人猿を対象とした調査でも、中年期(30歳)のチンバンジーとオラウータンにも同じような落ち込みが見られた!
●タイミングによって株価も変わる!
ポジティブな気持ちは午前中に高まり、午後に落ち込み、夕方に再び高まる。企業の収支報告が朝イチに行われた場合、投資家や株主はポジティブにとらえる。しかし午後になるとネガティブムードは高まり、回復するのは市場取引の終了後だった。
この類の本は、いつもの生活の中では、考えない新しい視点を多く与えてくれます。
なにをやるか?
どうやるか?
もちろん、これらのことは大切ですが、
いつやるか?についても改めて考えてみたいものです。