【イベントレポート】~ローカルプレイヤーと考えるワークデザイン~「いばらきの複業のリアルとはじめ方」|開催レポート♯2
WorkDesignいばらきの記事に関心をもってくださりありがとうございます!スタッフのシカこと鹿野島です
今日は、地域事業者は「どんな課題を複(副)業人材と一緒に解決していきたいか?」を知ることができた交流ディスカッションをレポートします!
すでに複業人材を採り入れ、従業員の方も交えたプロジェクトを推進したご経験があり、これからの複業人材との関わり方を考えている「読売IS」中森さん編をお届けします。
1.いま複業人材と取り組みたい課題とは?
シカ:すでに自社のビジョンづくりのプロジェクトで複業人材を活用されていますよね?ビジョンづくりを通じて社員と意志共有ができつつあるなか、次はどんなチャレンジをしていきたいですか?
中森:いままでのクライアント提案受注のスタイルから、”企画から関われる案件”をとっていけるようになりたいと考えています
シカ:いまどうしてそこに取り組めていないのでしょうか?
中森:1つは、どうしても既存業務の対応に時間を割かれてしまう。 2つは、ビジョンは一緒につくったが、従業員一人ひとりの具体的な行動まで落とし込めていない、ここに課題があると考えています
シカ:ビジョンをどう具体的な行動に落とし込んでいくか?について外部人材の知見が活用できないか?とお考えなのですね
2.企業課題×複業人材の可能性 参加者からの意見/考え
人材系企業所属 Aさん:ビジョンのメンバーへの落とし込みの知見はないですが、「会社」と「個人」の価値観の紐づけのアクションがあるとよいのではないでしょうか
そこが重なったときに自然と自分からやりたいに変化していく気がします
士業/コーチング資格あり Bさん:役職に関係なく価値観の共有は大切だと思います
地元での仕事が長くなると、新しいことへのチャレンジに腰が重くなる。そうなったときでも、立ち戻る軸ができてくると新しいチャレンジもできるようになっていくのではないか
不動産系企業 Cさん:自分自身も1年かけてビジョン浸透してきた経験がある。ビジョンをつくりどうメンバーに伝えていくかを考えたとき、相手によって伝えるメッセージが可変的になる
相手に応じた(合わせた)伝え方の工夫が必要
私自身の学びとしてもどのような伝え方をしているか中森さんに聞いてみたい
シカ:「企業」と「多様な個人」のそれぞれがもっている価値観≒ビジョンとの重なりをどのように醸成していけるか、腹落ちできるか、具体的行動にまで落とし込むには、このフェーズが大事そうですね
3.参加者との交流から見えた読売IS 中森社長の気づき
●「企業」と「個人」の価値観の紐づけが重要であり、多様な個人に合わせた伝え方が大事
●複業人材に企画運営してもらったビジョン形成のワークショップで思いもよらない変化があり、ドラマチックだった
一方で、そこからビジョンが参加者以外に拡がっていかなかった
理由は腹落ちしきっていないメンバーがいること、その伝え方にありそう
●まずは実務を進めていくチームリーダーである部長職から、じっくり話をしてビジョンやこれからやっていきたいことの腹落ちがようやくできてきたところ
1人のチームリーダーから進め方の提案の話もでてきている
改めて丁寧に伝えていくことが大事だと感じた
今日みなさんにいただいた意見も取り入れて次の手を考えていこうと思う
4.複業人材が地域の企業課題に関われる可能性は、実は広い
交流はとても盛り上がりあっという間の30分でした!(少し話をしたりないくらい)
さまざまなバックグラウンドや専門性をもつ参加者との関わりは、中森社長にとってもさまざまな気づきに繋がる時間になったようです
地域で事業をおこなう経営者の方は、このように自身の事業やプロジェクトについて外部の方と話しあったり議論したりする時間はあまり多くはありません
「経営者と課題についてディスカッションを定期的に行う」というニーズもあるのでは?と感じました
中森さんのお話からも「どうビジョンを浸透していくか?」という課題だけでなく、「企画から関われる案件づくりの設計」というニーズや「提案を行える人材育成」というニーズなど、いま見えている課題の先にありそうな関わり方も垣間見えた時間となりました!
5.次回記事の内容
次回以降もイベントレポートをご紹介していきます。
実際に複業で地域企業のプロジェクトに参加している方からのお話や
城里町で10種もの多品種のキノコの生産を行っている七会きのこセンター 渡辺さんとの交流ディスカッションをご紹介予定です!
どのような取り組みをしているのかぜひ知る機会として次のレポートを楽しみにお待ちください!
【イベントレポート配信予定】
♯3 「複業体験インタビュー」
♯4 「交流ディスカッション②」
♯5 「イベントまとめと今後の活動予定」
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