見出し画像

「自分は頭が悪いから勉強ができない」という思い込みを変えていく。

勉強をしていてわからないことがあるとタイトルのように思ってしまうことがありました。いつの頃からかそういうメンタルができあがっていたのです。

ひとりで勉強し始めた頃、まず変えていかなければいけなかったのは、その思い込みでした。

思い込みを変えるためにどうしたかというと、
「なぜ わたしは わからなかったのか」
という質問を使い、わからなかった理由を自分自身に聞いてみました。

わからなかった理由をハッキリさせれば、できない理由から「頭が悪いから」「バカだから」という呪いを除外できます。そうすれば悲観することも諦めることも自分を呪う必要もなくなるはずです。

Q:何故、わからなかったのですか?
A:え? むずかしいからじゃね?(←ここで止まりがち)
Q:どこがむずかしかったのですか?
A:うーんそうだなあ……

というように自分の中の人に質問し続けていき、(あとから考えれば的外れなものだったとしても)単語や文章にします。

質問自体はシンプルで大したことはないように見えますが、自分自身に質問をすることが少なかったので、慣れるまでは結構大変でした。

質問をして答えを導き出すというのは、漠然としている「わからない」を徹底的に言語化することなのですが、やりはじめた当初はアタマがフル回転して熱暴走しそうになります。表現するための適切な言葉がなかなか浮かばないのです。

ひとりで身体をうごうご動かして腹のそこから言葉を出すと「そうか! こう言いたいんだ!」となり、出てきてしまうと、なんでコレが出てこなかったんだ……というシンプルな言葉であったりもします。日本語を話すことはできても、自分のアタマの中にある漠然としたモノを言葉にするというのは意外と難しい。

ハッキリ言語化するという練習をし続けた結果、問題を解いて間違ったときには、「ここはこういう理由で間違ったから、この項目のコレを復習せねば」とすぐに出てくるようになりました。

このように「こういう理由でわからなかった」というのが出てきたら「では、それをわかるためにはどうしたらいいだろう?」と分析していくと、やるべきことは覚えておくべきことを暗記するだとか、前段階の学習をもう一度復習したほうがいい、というように具体的な対応策を建てられます。

それらは「思う」だけでなく使っている教科書の片隅やノートに「書いて」残しておいたほうがよいです。人はすぐに忘れてしまうので。

このことは、「本と対話すること」(これに関しては別の機会に書きたいと思います)と同じくらい、わたしにとって大切な勉強の道具になりました。

いいなと思ったら応援しよう!

くつしたや a.k.a. 仮庵
サポートいただければもちろん嬉しいですが、読んでいただけたりリアクションいただけるととても嬉しいです。