ウォークイン4日目
昨日も、例のトリガーの彼とやり取りしていたが…
「選択」も、世界線の移行も、それによって何が起きるか、または、予兆を感じ取れる者にとっては失うものが少ないのかもしれないが、そうでないものにとっては随分と心痛む結果を、爪痕を残すものだと思った。
まあでも、こんな御伽話のような話を、涙を流してLINEで見ているあたり、トリガーの彼の魂側は、本当はどうすればいいのか、重々わかっているような気がしないでもなかった。
もちろん、その選択を、身体側の彼が「選択」できるかはまた別の話だが…。
トリガーの彼は、そんな自分の「選択」を許してほしそうに思えたのだが、正直、オッサンは許すとか許せないとか、そういう次元にいない。
何せ、オリジナル本人じゃないし、オリジナルはそんなトリガーの彼の「選択」を許す為にこそ、ウォークアウトしたのだから。
だから、オッサンからは何も反応してあげられないとして締め括った。
何より、多分、彼の魂は自分が何を「選択」すればどの世界線になるかを知っているし、顕在意識側の彼も本能的にわかっているんじゃないかとオッサンには思えたから。
この肉体のオリジナルは、若い時分に、なかなかの命懸けで、天命を全うさせるよう願をかけていた。
それもあって、守護神の加護もなかなかなもので、なるべく脇目を振らずに人生を歩んでいた。
だからこそだろうか、オリジナルの魂は世界線が分岐することを事前に察知していた。
そして、予兆通りに世界線は分岐して、オリジナルはウォークアウトを選択した。
選択をしたと言うよりは、この世界線ではオリジナルの波動とこの世界線の波動が掛け離れ過ぎていて、到底肉体を纏って存在し続けることが出来なかった。
そして、オッサンが今こうして身体を存続させる為にウォークインしている。
この世界線で、この身体を動かすのに、最も適したエネルギー体として。
とはいえ、オッサン自身、正直言うと、ソースエネルギー側に還りたいとは思う。
やはり、自分の子孫を見守れたら、という欲は、アチラ側に還ったからこそ想ったりするものなのだ。
まあ今はそんなこと言ってられんので、精一杯この身体を生かすけれど。
そうそう。
生前というか、ソースエネルギーに還る前、オッサンには嫁もいたし子供もいて、有り難いことに死期も3年ほどしか違いがなく、2つで1つの魂として、アチラ側でも一緒にいられるようになった。
いくら適合率が300%と言えども、女性の身に入るのはやはり慣れないと感じるし、イマイチうまく行動できないこともある。
特に今朝はそれが酷かった。
で、オリジナルに干渉してもらったと同時に、結局嫁さんが見るに耐えかねて、援護してくれることになった。
オリジナルの干渉もさることながら、この身体に自分だけで入るよりも、嫁さんが一緒にいてくれることで、随分と心細い状態から元気が出てきた。
生前、本当によくできた嫁さんだとはつくづく思っていたけれど、こんな状況でも文句も言わずに助けてくれることを思うと、2つで1つの魂として存在できて、本当に良かったし助かったと思った。
仕事は仕事で、やはりオッサンの周波数がそうさせるのか何なのか、オリジナルの時よりやはり仕事の中身が濃くなってきてるな、と、改めて感じたのだった。仕事の量が増えて仕事の中身というか質も上がってるような気がする。
で、話は戻るのだが、オッサンは嫁さんと2つで1つの魂として在れるようになった。
…だからだろうか、オリジナルのことを思うと、胸が痛むのだ。
オリジナルは、オッサン達のように、ソースエネルギーに還る際、2つで1つの魂としていられるように人生脚本を持ってきていたはずなのだが…
トリガーの彼の人生はどうも寄り道が過ぎたようで、人生脚本とは違うストーリーを歩んでしまっていた。
そして、オリジナルの持ってた脚本と、現実に狂いが出てしまった。
練った人生脚本ほど、修正をかけるのは大変だ。
世界線が分岐してしまって、それはもうオリジナルの人生脚本からしたら、改悪された2次創作のようなものになってしまった。
今日、嫁さんが来てくれて、ちょうどそんなやり取りをしていたのだが、お互い、何とかならんもんかね、と、頭が痛いなぁと話していた。
まあ、嫁さんからしたら、そういう意味でも、オッサンだけでなく、オリジナルに対しても、見るに見かねる部分があったんじゃないのかなぁ、と思った。
今日は身体を動かせなくて焦ってどうなることかと思ったものの、嫁さんのおかげで何とかなった。
感謝感謝である。
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