見出し画像

02_未払いトラブルが発生したら

まず「証拠」を集めよう

トラブルが発生したら、まず大切になってくるのが「証拠」です。
契約書はもちろん、メールの履歴なども証拠になります。口頭のやり取りですと、後々「言った」「言わない」の水掛け論に発展してしまう可能性が高いため、企業とのやり取りはメール等、形に残るツールで行うことをお勧めします。
この時点では、どんな証拠が自分の追い風になってくれるかわかりません。納品書や請求書、入金先の通帳のコピーや打合せ時のメモ等、「証拠」となりそうなものはとりあえずまとめておきましょう。

次に「相談」をしよう

そしてどこかに「相談」することも大切です。これは「相談をした」という履歴を残すことに意味があると思ってください。
労働に関する相談・・・というと、何となく聞いたことのある「労基(ろうき)」という機関が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。労基とは、正式名称「労働基準監督署」の略で、労働全般に関する様々な相談に乗ってくれる公的機関です。じゃあ早速労基に相談してみよう!となるのですが、残念ながら、僕たちフリーランスは労基の相談対象外なんですね。企業との雇用契約で働く労働者とは違い、業務委託契約で働くフリーランスには労働基準法をはじめとした労働法が適用されない=労基での相談対象外、となるようです。僕も一応電話だけしてみたのですが、「フリーランス」というワードを出した途端、後述する「フリーランス・トラブル110番」という別の機関を紹介されました。

僕の場合のトラブルは”報酬の未払い”だったのですが、その他にも業務中のやり取りで「ん?」と思うことが多かったので、全部ひっくるめて法律的な相談をしたいな、と考え「弁護士の無料法律相談」というものを利用してみることにしました。

無料だとあまり親身に相談にのってもらえないのではないか?
・結局高い相談料を払うことになるのではないか?

法律の世界を知らないがゆえ、そんな不安もたくさんありました。次回は、実際に無料法律相談を利用してみた感想を書いてみたいと思います。


参考)フリーランス・トラブル110番

ちなみにこちらが「フリーランス・トラブル110番」のサイトになります。
フリーランスや個人事業主の方を対象に、仕事上の様々なトラブルの相談に乗ってくれます。参考になることも多いかと思いますので、是非ご一読ください。




※注意※

このnoteは、自身に起きた報酬未払いトラブルの実体験をベースに、法律素人である僕なりの解釈や考え方を書き綴ったものです。
個々のトラブル内容により必要な情報や考え方は異なってくるかと思います。必ず弁護士さんや公的機関等、法律に詳しい方にご相談ください。
僕の体験談が、少しでも皆さまのトラブル解決のお役に立てれば幸いです。


■ 次の話を読む


■ 1話から読む


■ 記事一覧はこちら



いいなと思ったら応援しよう!