大学のデータサイエンス授業運営のヒント
Society5.0に対応するために「AI・IT人材育成」
文科省等の方針により、Society5.0に対応するために「AI・IT人材育成」が急務だといわれている。
新学習指導要領の改訂によるプログラミング教育・統計教育の充実については大枠は次の通り。
・小学校においては、プログラミング教育を必修化(2020年度)
・中学校においては、技術・家庭科(技術分野)においてプログラミングに関する内容を拡充(2021年度)
・高等学校においては、情報科において共通必履修科目「情報Ⅰ」を新設、全ての生徒がプログラミングのほか、ネットワーク(情報セキュリティを含む)やデータベースの基礎等について学習(2022年度)
一方で高等教育機関にも「AI・IT人材育成」が求められ、大学としても経営の基幹となっている補助金ポイントの対象になっているので、高等教育機関にとってこれらの教育は必須になってくる。
目次
ワークアカデミーとしてできる事
授業運営のヒント
今後の課題
ワークアカデミーとしてできる事
ワークアカデミーとして社会が求める人材育成のために高等教育機関にデータサイエンス教育等をフラッグシップとして強く推進していくのは自明の理である。
授業運営のヒント
1年生必修の正課授業は現実務教育に必須のITリテラシーを実施しつつ、「データサイエンス」名目で補助金を対象の「ITパスポート」や「Excelを使った統計」等や「プログラミング」の平易版として「Excel VBA」等を現状にプラスα情報応用授業として実施も考えらえる。
授業運営のヒントとして実際に運営スタッフより7/27 28に実施したオンラインイベントにて少しお伝えした。
新指導要領による学生たちが大学等高等教育機関に入学するのは、早くても5年後(2022年度の新高校生)であることに加え、あまりに高度な授業(AI PG等)は偏差値の高い大学ではいざしらず、特に中小文系大学ではすぐに実施とならず、他大学の動きを慎重に見極めているように感じる。
今後の課題
18歳人口の減少、学生自身が自ら学習することや考えて解答を導くことが不得手だと考えられる。
そういった学生のために上記「データサイエンス」「プログラミング」だけでなく「課題解決力(プログラミング的思考)の育成」もポイントとなる。