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5日目「公園」

まだ仕事は始まっていないのになぜか土曜日は特別に感じてしまいます。週末って何か嬉しいですよね。

良い気分そのままに散歩へ行こうと思い立ちました。Googleマップでホームステイ先の周辺を見てみると、割と近くに大きな公園がありました。
日本で最後のフットサルをした時に右足を負傷して以来2週間ボールを蹴っていなかったので、リハビリも兼ねてサッカーボールを持って行くことにしました。

とても良い天気。そしてカラフルな家が並ぶ美しい道路。意外にも人や車の通りが少なく、視界が心地良く開けていました。

居ても立ってもいられず、ついついバッグからサッカーボールを出してドリブルを始めてしまいました。
こんなことして良いのかなと思いつつも久しぶりのボールを蹴る感触に心が躍りました。
僕はドリブルが得意なわけではないので某サッカー漫画の主人公みたいに町中をボールと一緒に走る勇気は出ませんでした。テクテク気ままに歩きながらドリブルをしました。

近いと思っていた公園は意外とそうでもありませんでした。結構遠い…。ドリブルしながら歩いていることを差し引いても時間がかかっています。
そろそろ着く頃だと思ってGoogleマップを確認すると、何とびっくり、ちょうど真ん中を通過した辺りでした。

確証はありませんが、オーストラリアは一軒一軒の土地が大きいのでマップの縮尺レベルを見誤っているような気がします。これから地図を見る時は意識しないといけませんね。

言うても誤差なのでしばらくドリブルしていたら公園に到着しました。
その名も「ミルパーク・オール・アビリティ・プレイスペース」。覚えにくいので勝手に「アビプレ公園」ということにします。

アビプレ公園はとても広い場所で端から端まで歩くと10分前後かかります(しゅっぴー調べ)。
東エリアには子ども連れ向けの遊び場があります。ブランコや滑り台といった王道の固定遊具があるのはもちろん、噴水では水着の子どもたちハッピーな声をあげて元気いっぱい遊んでいます。もはやこのエリアだけで、一つの公園として成り立つ広さです。

家族連れがたくさん

エリアの端っこにはバスケットコートもありました。バスケットボールも持って来れば良かったかも。

西側にはとんでもない広さのソフトボール場がありました。本当に広いです。4面か5面くらいあるように見えました。
さらに驚いたことに、この広さのコートを誰も使っていません。今日って土曜日だよね?こういうのって週末は賑わってるもんじゃないの?

もったいないので(?)ここでボールを蹴ることにしました。
特に立ち入り禁止とか利用条件とか書かれた看板は見当たらないので大丈夫ってことにしましょう。もし何か言われたらその時退却すれば良いや。
そんな適当なノリでシューズに履き替え、リフティングしたりドリブルしたり素走りしたり、好き放題しました。

写真だと伝わりにくいけどかなり奥まで広がっています

しばらくするとカップルがやって来て、ムキムキの彼氏が遠くから僕に声をかけてきました。やっぱり勝手に利用しちゃいけない場所で注意しに来たのかな。と思いきや「へい!一発俺にボール蹴ってみなよ!」とのこと。僕が一発ポーンと蹴ると、あちらもポーンと蹴り返して来ました。そして「ありがとね!」と去って行きました。
個人的には海外のこういうノリ大好きです。シャイな日本人は絶対にこういうことはしないだろうし、僕自身もそんな勇気ありません。でも陽気な外国人に言われたら僕は全力で応えたくなります。

小一時間蹴っていましたが、結局誰からも注意されることはありませんでした。綺麗に整備されているので放置されているエリアではないと思うのですが…。
謎を残したままアビプレ公園を去ることにしました。

帰りもドリブルしながら歩きました。途中すれ違ったマダムから「遠くから見たらあなたが犬を蹴っているように見えたわ」と笑いながら言われました。僕も笑いながら「ただのボールだよ」と答えました。

帰宅してから無性にサッカーがしたくなり始めました。今日久しぶりにボールを蹴った影響ですね。
右足の調子も悪くなさそうなので、Meetupというアプリを使ってサッカーかフットサルの募集を探すことにしました。すると、面白そうなルールで参加者を募集しているグループを見つけました。明日の早朝らしいのでさっそく申請をしました。

明日が楽しみになりました!

※今回学んだワーホリの注意事項※
20.オーストラリアは一軒一軒の土地が広いためか、地図アプリを使う時に縮尺の感覚がズレる可能性あり。
21.日本と違って町中で知らない人にもフランクに絡んで来る人がいるのでシャイな人はそのつもりでいないと驚いてしまうかも。

💰所持金💰
1582豪ドル
&
1万2000円

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