【I#003-06】『外国為替証拠金取引』について【基礎知識と投資方法】

2022年8月12日、金曜日です。
本日の午後も『外国為替証拠金取引』について投稿していきます。

◆メジャー通貨ペア相場概観(昨日1800→2100→本日0000→0900→1500)
(以下 通貨ペア : Ask で記載します)

◇202208111800時点
▶USD/JPY=132.495
▶EUR/JPY=136.974
▶GBP/JPY=162.113

▷USD/JPY :
[月]陰線
[週]陰線
[日足]パーフェクトオーダー形成中の下落トレンドの最中。レートは20SMA-80SMAの間に位置、80SMA付近で推移中。80SMAでの反発が見込めるなら上目線
[4時間足]132.500の支持線付近。20-80デッドクロス形成し下落パーフェクトオーダー形成。上記サポートと133.321の間のレンジで推移しそうな印象
[1時間足]三角持合い形成中?中間値132.760付近、20SMAの上方にレートが移動するなら20SMAを足場に上昇しそうな印象、今後の展開に注目
[15分足]下降のパーフェクトオーダー形成中、132.650付近が抵抗線、その価格をやや下に割れている。20SMAで反転下落するか
[5分足]SMAは80-200-20の位置付け。レートは20SMA上方で推移、支持線は132.433付近。直近の高値は切り上げているので20SMAがサポートになれば短期的に上方向も狙えるか
[1分足]20-80SMAゴールデンクロス形成中、200SMA付近で上昇波が反転し現在20SMA直下で推移中。高値を切り下げるなら売りでも検討

▷EUR/JPY :
[月]陽線
[週]陰線
[日]0802発生の上昇波(値幅310Pips)が20SMAで反転し下落、136.635付近から再度上昇中。数日単位では上昇方向にもみえる
[4時間足]137.000の抵抗線と80SMAが重なっているので強いレジスタンスになるかもしれない。下方向の抵抗線は136.600と136.000存在している
[1時間足]136.000 - 137.100のレンジ帯で推移。現在レンジ上限。抵抗線を突破し20SMAがサポートになれば上昇も狙える局面か?
[15分足]20-80SMAがゴールデンクロス、上記抵抗線を突破すれば上昇トレンドが発生しそう、下に位置する20SMAにも注意したい
[1分足]上方向のパーフェクトオーダー形成中

▷GBP/JPY :
[月]十字線寄りの陰線
[週]20SMAを下に貫く陰線
[日足]陰線、20SMAと80SMAが下向き、80SMAの下で推移、売り目線
[4時間足]162.000に抵抗線あり、下降のパーフェクトオーダー形成中
[60分足]20SMAの下で推移、高値切下げ
[15分足]下降のパーフェクトオーダー形成中
[5分足]下目線

↓  ↓  ↓

◇202208112100時点

▶USD/JPY=132.319
▶EUR/JPY=136.587
▶GBP/JPY=161.522

▷USD/JPY :
[4時間足]日本時間午前までは上昇していたが、133.300付近で反転し下落中。急落後のレンジ推移だと思われる
[1時間足]支持線132.035付近。レンジ下限かつ20SMAより下方で推移中、ここを下に抜けたら一時的に売り注文で狙えそう
[15分足]138.438の支持線を抜け、下落トレンド中、下目線

EUR/JPY :
[4時間足]80SMAと137.100付近の抵抗線が重なり、その付近で価格が推移していたが現在下落中
[1時間足]支持線133.600を下に抜け下降中。200SMA直上だが反発しても強い上昇トレンドは発生しなさそう
[15分足]137.138-136.616のレンジ帯で推移していたが、先ほど陰線で下に抜けたので下目線

GBP/JPY :
[4時間足]この時間足でも確認できるディセンディングトライアングル形成後、下限の161.700付近を抜け下落中
[1時間足]上記の三角持合いは162.000で下に抜け、下落中
[15分足]下降のパーフェクトオーダー形成中、短時間なら5分足と1分足で下降のパーフェクトオーダーが成立していたら売り

↓  ↓  ↓

◇202208120900時点

▶USD/JPY=133.037
▶EUR/JPY=137.304
▶GBP/JPY=162.243

▷USD/JPY :
[月]十字線
[週]陰線[日足]20SMAより下、80SMA直上→短期的には買い、上値が重くなる傾向か
[4時間足]131.750-133.255のレンジ帯上限付近、抵抗線抜けられるか注意
[1時間足]昨日2100から上昇中、20SMAの上方に位置、200SMA越えるか
[15分足]20-80SMAゴールデンクロス、短期上目線

▷EUR/JPY :
[月]陽線
[週]十字線
[日足]下落トレンド、短期上昇、抵抗線136.800を抜けた、次の抵抗線138.422付近
[4時間足]80SMAを抜け20SMA直下、反転下落に注意
[1時間足]20SMAより上、80SMAの下、20-80SMAゴールデンクロスでパーフェクトオーダーを形成
[15分足]上昇中、137.000抜けで上目線

▷GBP/JPY :
[月]十字線
[週]陰線
[日足]80SMAの下で推移、下目線
[4時間足]20-80SMAデッドクロス形成中、プライスアクションは短期で上
[1時間足]20SMA直上、162.400の抵抗線付近に注意
[15分足]上昇中、200SMAに上値を抑えられている→162.450付近にも注意
[5分足]20-80SMAゴールデンクロス

↓  ↓  ↓

◇202208121500時点

▶USD/JPY=133.167
▶EUR/JPY=137.415
▶GBP/JPY=162.512

▷USD/JPY : [月]上昇後の陰線、現在十字線
[週]月足と同様、本日は陰線
[日足]20SMAで反発下落後、80SMAより上で推移中、現在陽線[4時間足]20-80SMAデッドクロス、下降のパーフェクトオーダー形成。131.770-133.450レンジ上限付近で下ヒゲ、20SMAに上値を抑えられる展開になりそう
[1時間足]20SMAより上、80SMAより下。20SMAがサポートになれば短期的に上方面もあり得るが、長期では下落トレンドに位置していることに注意したい。
[15分足]20-80SMAゴールデンクロス中。20SMAより下の短期上昇トレンドの調整局面としての位置付けか?20SMAは下向き、反転下落に注意したい。
[5分足]20-80SMAデッドクロス中だが両移動平均線は上向き。値動きが見出しづらい局面。
[1分足]現在上昇中、200SMAを上に貫く。133.300の抵抗線付近の値動きに注意したい。

▷EUR/JPY : 
[月]上昇トレンドの後下落、現在は20SMAより上で陽線
[週]上昇パーフェクトオーダー形成中、20SMAより下で推移中、本日は十字線。
[日足]20-80SMAデッドクロス、下落トレンド、本日は陽線。上昇が落ち着いた後、下を目指す流れになるか?
[4時間足]20-80SMAゴールデンクロス中。移動平均線は200-20-80で、下落トレンドの中の調整局面という位置付け。
[1時間足]短期的な上昇トレンド。現在80SMA付近、この近辺での値動きに注意。
[15分足]80SMAと200SMAが接触、80SMAが上に貫けば上昇のパーフェクトオーダー形成。ただ上位の時間足で上値を抑える材料が多く、買い注文時は細心の注意が必要。
[5分足]SMAは80-20-200の順、傾きはすべて上。短期的な上昇トレンド。
[1分足]1500すぎより上昇波が発生中。抵抗線137,600付近。

▷GBP/JPY : 
[月]上昇トレンド。 レートは20SMAより上、80SMAは下向き。
[週]上昇のパーフェクトオーダー形成中、価格は20SMA付近で推移中。最近の数週間は下落トレンド。
[日足]20および80SMAの傾きは下、価格は80SMAより下で推移。本日は陽線を記録中。
[4時間足]20-80SMAデッドクロス形成中、20SMA直下で推移中。陽線連続だが20SMAに価格が抑えられている状況。
[1時間足]20-80SMAの間で推移中。20SMAは上向き、80SMAは下向き。20SMAがサポートになれば80SMAを越える上昇波の発生もありえる。
[15分足]20-80SMA
[5分足]20および80SMAは上向き、デッドクロス中。20-80SMAゴールデンクロスとなれば上昇パーフェクトオーダー形成。
[1分足]1500の指標発表〝4-6月期英GDP速報値〟などの指標発表により、162.250-162.650の幅の上昇を記録。現在は下落中。


■20220811(木)2130発表の経済指標「米国PPIと米失業保険申請件数」とメジャー通貨ペア価格推移との関連について
(この部分は一部午前の投稿と同じです)

▷7月米卸売物価指数(PPIコア指数)〈前年同月比〉
結果 :+9.8% 予想 :+10.4% , 前回 :+11.3%
[予想との差]-0.6%
▷7月米卸売物価指数(PPI)〈前月比〉
結果 :+0.2% 予想 :+0.4% , 前回 :+1.1%
[予想との差]-0.2%
▷7月米卸売物価指数(PPI)〈前年同月比〉
結果:+7.6% 予想 :+7.6% , 前回+8.2%
[予想との差] ±0%

▷前週分米失業保険継続受給者数
結果:142.8万人 予想 :140.7万人 , 前回 :141.6万人
[予想との差]+2.1万人
▷前週分米新規失業保険申請件数
結果:26.2万件 予想 26.3万件 前回 : 26.0万件
[予想との差] -0.1万件

 指標発表の結果は、前週分米失業保険継続受給者数のみ予想より数値が上振れとなり、それ以外は予想を下回る結果でした。

◇米PPIおよび失業保険申請件数の発表結果を受けたメジャー通貨ペアの価格推移

 
昨日の指標発表の結果を受けて、USD/JPYとEUR/JPY , GBP/JPYは下落、どの通貨もすべてその後価格を戻し上昇に転じています。
 指標発表後の為替相場は、大きな価格の変動が起こった後、それがトレンドの発生のきっかけになることもありますが、今回のように発表直後の値動きをすぐに戻してしまうケースもあるので「指標発表時のトレード」はとにかく注意が必要です。

◇米国PPIと米失業保険申請件数結果を受けた米国債利回りの数値
[202208112025→2130→2330の順で記載しています]
(この部分は午前の投稿と一部同じです)

▷米国5年債利回り: 2.9062 → 2.8632 → 2.9131
▷米国10年債利回り : 2.777 → 2.740 → 2.813
▷米国30年債利回り : 3.048 → 3.007 → 3.093

 1日前の〝米国CPI〟発表後は米国債利回りが低下していましたが、〝米国PPIおよび失業保険申請件数〟では国債利回りが上昇していました。
〝米国債利回りの上昇〟で、〝(短期的な)ドル高〟が発生したようです。
 ただ、米国債の利回りの変化為替相場に与える影響〝間接的〟〝完全に連動しているわけではない〟ことには注意が必要です。



それでは、引き続き本文の投稿をしていきます。


第2章 FXの基礎知識 
 第3節 4つのトレードの『型』について


▷「壱ノ型」ポジショントレード
 
 「ポジショントレード」というのは、FXにおける〝長期の取引〟のことです。
取引期間は、数週間から数年にわたります。
 為替差益も狙いますが、2種の通貨の金利差であるスワップポイントを得ることを目的に取引を行うこともあります。
 取引期間が非常に長い期間に及ぶので、分析手法は将来の経済の見通しや経済指標を用いたファンダメンタルズ分析がメインになります。
 
 ポジショントレードは、全世界的な経済を俯瞰する視点や、取引する通貨ペアの各国の社会経済情勢を分析・予測して取引を行うため、〝非常に難易度が高い取引手法〟です。
 長期間、通貨を保有するため短期間で利益が出ることはなく、それ故に資金力も必要なため、安定した運用実績を出すことを目的とした、金融機関の投資部門やヘッジファンド、大量の投資資金をもつ大規模な投資団体・投資家が行っている投資手法です。
 このような団体が取り扱う金額は莫大で、為替レートに与える影響は非常に大きいといわれているため、ポジショントレードの手法も知っておくと良いと思います。
 
▷「弐ノ型」スイングトレード
 
 「スイングトレード」というのは〝FXにおける中期の取引〟のことです。
 取引期間は1日から数週間程度で、1ヵ月以上ポジションを保有することはほとんどありません。
 数週間も保有していると、金利差がプラスになる通貨ペアの場合はスワップポイントも稼げるのですが、狙う収益は決済することで生まれる差益(キャピタルゲイン)です。
 スイングトレードは保有する期間がやや長いということもあり、一度の取引で狙える利益も比較的大きくなります。
ただし、思惑が外れ為替レートが予想と逆の動きをした場合、明確な損切りラインを決めておかなければどんどん損失額が大きくなってしまうので注意が必要です。
 
 スイングトレードの分析手法としては〝ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析〟を合わせたものが主流で、FX中級者~上級者が行う取引手法といえます。
 1週間~数週間にわたって通貨を保有する場合は、その間に通貨が使われている国で大きな社会的ニュースがある場合や、為替レートに影響の大きい指標発表が何度もあります。
 そういった為替レートの変動要因も含めて相場を予測しなければならないため、取引の手法と資金の管理、取引システムの熟知が求められる、非常に難易度の高い取引です。
 スイングトレードで利益を出すためには、数年のFX取引の経験と、経済・国際情勢に関する高度な知識が不可欠です。
 FX取引で安定して利益を出し、実力がついてきた実感が出てきたらチャレンジしてみるのも良いと思います。

次回
第2章 FXの基礎知識 
 第3節 4つのトレードの『型』について
  ▷「参ノ型」デイトレード
につづきます




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