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株式会社ワード技研の事業内容


ワード技研は、3D-CAD を使って自動車などの金型設計 をしたり、シミュレーションソフトによる工程検討を行ったり、3D測定器で金型などの形状を測定してデータ化する事業を行っています。
主な取引先は、日産・SUBARU・トヨタなどの大手自動車メーカーです。
ワード技研の主な事業は以下の4つに分けられます。

①プレス金型工程検討および成形性検討(サイマルテニアスエンジニアリング)
②金型構造設計
③3Dリバースエンジニアリング
④NCデータ作成

それぞれの事業を専門で行っている会社は他にも存在しますが、これらの4つの事業をすべてワンストップで行えるのは、日本国内ではワード技研だけです。

プレス金型工程検討および成形性検討(サイマルテニアスエンジニアリング)

「プレス金型」とは、プラスチックや金属・ゴムなどの材料に圧力をかけて成形し製品を大量生産するための金属の型のことです。

従来のプレス金型製作は、技術者が「プレス工程」を決め、「金型製作、トライ、成形性確認、金型修正」を実物で行っていた為、金型完成までに
時間が掛かっていました。
しかし現在は、3D-CADによる「工程検討」やシミュレーションによる「成形性検討」(鉄板の割れ、しわ、形状の確認)をしながら3次元デジタル設計を行っています。
当社の業務範囲(図①の青い部分)はすべてデジタルで行いますので、金型(実物)をその都度加工しトライする必要がありません。
そのため、お取引先様は作業時間の短縮が可能となります。

図①


金型構造設計

現在でも2D図面で設計をする企業が多い中、当社では3D-CADを使用し、立体的な金型構造設計を行っております。


3Dリバースエンジニアリング

「リバースエンジニアリング」とは、製品の分解や解析などを行い、その設計や構造などを明らかにすることです。
ワード技研では、取引先の製品を非接触式三次元測定器でスキャンし、3次元データや図面を作成します。元になった設計データとスキャンしたデータを比較することで、その差を可視化し製品の品質を確認することができます。
古くて設計図面がない金型や、ハンドワーク(粘土など)で作成した形状を測定し、3D-CADデータを作成する事も可能です。


NCデータ作成

「NCデータ」とは、工作機械の動きを数値により制御し、特定の加工動作を指示するコードやデータの集合体のことです。
このNCデータを制御装置に読み込ませることで、機械を自動的に制御することができます。
ワード技研では、CADで作成された成形データを元に、CAMというシステムを用いてNCデータを作成しています。