セルフユーザビリティテスト検定講座に参加してきた
UX DAYS TOKYOが定期的に開催しているセルフユーザビリティテスト検定講座に2018年3月参加してきました。
講座の流れとしては、
・座学
・グループワーク
・振り返り
・テスト
となっています。2時間強くらいだったかな…。3時間あったかも。
参加者はデザイナーだけではなくエンジニアやディレクターや企画職の方も多く、WEBやアプリだけではなくミドルウェアを開発している方もいらっしゃいました。
まず、ユーザビリティテストの必要性、概念、基礎知識を約1時間程座学形式で学びます。アクセス解析だけでは操作性の良し悪しや、ユーザーがどこでどんな感情を抱くかまで分かりません。それを知って改善に繋げてよりユーザビリティ向上を目指すためには、ユーザビリティテストから課題点を見つけることが重要である。という内容が実例を交えてあったりさまざまな参考文献からの引用を用いられて説明されます。
初心者の方でも参加ができやすいよう配慮された内容になっているのでみんなが理解できたのではないでしょうか。(満足度が高そうな内容でした)
次にグループワークをやります。
インタビュアー・被験者・記録係の3名1組です。
実際に世の中に出ているサイトを例に使ってユーザビリティテストを実践してみます。
最初のワークはお題が出されます。そのお題を、そのサイトでクリアできるかどうかが実践課題です。
・被験者はどういう操作をしたか
・どんな感情を抱いたか
・ちゃんとクリアできたか
をインタビュアーと記録係が観察します。
サイトはPC版とSP版があるのでどちらでやるかはそのグループに寄って違いました。私たちは全員PCを持っていたのであまり考えずPC版を触っていました。
最初のお題が終わったら、各グループで気付きを発表していきます。
発表者は記録係です。
発表が終わったら、同じお題で今度はデバイスを変えて行います。(最初にSP版やったグループはPC版)
そのとき役割もチェンジです。
そして2回目のお題も終わったら同じように発表を行って、3回目のユーザビリティテストに入ります。(これはもしかしたら時間の関係もあるかもしれない)
3回目に関してはお題もグループで作ります。サイトは同じサイトを使います。(別のサイトのお題も一応用意はあったかも…)
私のグループのお題を作ったのは私だったのですが、3回目は状況のお題にしてみました。このとき使用したサイトが運送業者のものだったのですが、1回目2回目と「東京から△△まで■■サイズの荷物をおくる場合の料金を調べてください」と具体的な達成目標が提示されていました。3回目に出したお題は「○○のスキー場から東京の自宅にスキー板を送りたいな〜と思ったときにこのサイトを使ってどう配送依頼までいきますか」と何を調べるかも被験者に委ねてみました。
『まずいくら掛かるか知りたい』と思うかもしれないし『どこで配送依頼出せるか知りたい』と思うかもしれないし『今日出したらいつ到着するか知りたい』と思うかもしれない・・。
ちょっと難しいお題だったかもしれない………でも被験者役の方はやり切ってくれました!(結局、使いづらくて離脱していました…)
3回目もグループ発表までやって、そのあとに実践課題に対しての振り返り講座が行われます。
最後に、検定試験が行われます。筆記形式です。
座学の講義の内容から出題がされて7割正解で合格ラインです。
聞いていれば分かる……ということですが……結構難しかったです…。
座学の間に実践を挟むので、最初の座学の記憶をめっちゃ蘇らせて回答しました(笑) 概念の問題が多いので座学をしっかり聞いておくこと必須です!
私の結果は有り難いことに合格でした。
結果が届くまで1ヶ月近く掛かりました……時期が悪かったのもあるかもしれませんが…。ちょっとドキドキしながら待つ時間が長かったです(^^ ;
合否連絡はメールで受け取って、合格者は認定証明書をいただけます。
あとサイトでも名前の掲載がされます。
https://uxdaystokyo.com/license/ut/
講座の開催について
月1ペースで定期開催されています。
定員は25名でconnpassから申し込みが可能です。
参加費用は3,000円になっており、万が一参加が難しくなった場合は次回に振替参加することが可能です。ありがたいシステム。
領収書もちゃんともらえます!(重要ポインツ 笑)
持参した方が良いもの
PC
検定は資料だけではなく口頭説明の内容も重要になるので、瞬時にメモできる状態は必要です。PCがあるとベストだと思います。
というかこの後に記載するものはすべて「あったら便利」なものであって、すべてPCがあればクリアなので、PCは必須じゃないかと私は思います。
筆記用具
ユーザビリティテスト実践では記録が必要になるのと、場合によってはポンチ絵を交えた方が良い場合もあるので、持っていると便利です。
基本的に記録は文章で取るのでPCがあれば難ありません。
レコーダー
これは個人的にあって良かったと思うところです。
主に講座の後に使うのですが、リアルタイムでメモが取れなかったときとかに聴き直すために録音しておいて良かったと思いました。というのは、休憩なく内容も濃密なのでその場でメモを書き直すのがなかなか困難でした。
いざあとで読み返した時に、書き漏れがあるともったいないです。あと、後々資料が展開されるので、録音したものを聞きながら読み返すことができます。PCに搭載されているレコーダーを使うのが良さそうです。
飲み物は用意してくれている
余談ですが、飲み物は主催者様が用意してくれていました。
ありがたい気遣いです。
私は知らなかったので途中買って持参しましたが、PCも持っていてペットボトルも持って歩くのは重たかったです…。
長丁場ですしインタビュアーもやるので飲み物必須ですが、お茶を用意してくれているので持参しなくても安心です。
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