編み物の原点 その2
Sock Knitting
小物ばかり編んでいた頃、Ann Buddというアメリカの編み物の世界では有名な先生の帽子のパターンをみつけて編んでいました。その帽子の話は編み物一丁目一番地・Cast On に書きましたので、よろしかったらどうぞ。
編み物サーチをするうち、誰かの言葉が目に入りました。
『編み物をするのだったら、靴下を編むのが一番よ。靴下編みには編み物の全てが詰まっているから。』
ほう、そうなのか。
ならば、編んでみようかな。
ということで、Ann Budd が靴下の本を出していたので、Amazonで買って、読んでみました。中に書いてあったのは、糸の選び方や針のことから始まって、一足の靴下の編み方が段階ごとにこと細かく書いてありました。番外編で、どうしても穴ができる箇所があるから、それを塞ぐ方法とか、模様パターンだったり、サイズ別のパターンもありました。
とにかく、靴下を編みたいのだったら、この本1冊で様々なサイズ、パターンを自分で自由にアレンジできるようにしてある、すごい参考書なのです。
何かあったら、この本を開いて見ています。まさに、私の編み物の教科書です。
追記: この本には靴下編みの基本がぎっしり詰まってはいますが、今主流のマジックループには対応していないのと、編み方向はトップダウンだけです。トゥアップの靴下には全く触れていないので、ご注意ください。
Ann Budd の上の本は本当に基本の形しか載ってないので(それでも、様々なアレンジが可能ですが)、これだけで編み物テクニックの全てを習うことはできないです。でも、この中には cast on, knit, purl, slip & knit, short row, decrease, bind off と、編み物テクニックの様々が詰まっています。確かに、編み物の基本を学ぶにはちょうどいいかもしれません。糸もたくさん使わなくておさいふ的にもちょうどいい。(笑)
ちなみに、写真の靴下を編み始めのころは5本針で編んでいましたが、今は輪針を使って Magic Loop という方法で編んでいます。Magic Loopはとても便利な方法で、これを知ってから、この方法ばかりを使うようになりました。
靴下は上から編む方法と、下から編む方法があります。上の写真では水色のものが下から編む方法(Toe Up Socks) です。それで、忘れていましたが、Toe Up のCast Onは独特なんです。有名なのが、Judy's Magic Cast On。
2本の針と糸でシームレスなCast Onを作ります。
シームレスなCast Onは、このJudy's と、あとTurkish Cast On というものもあります。Turkish は、人形のあみぐるみを編む時によく使われる方法らしいです。慣れると、どちらかと言うとJudy's の方がやりやすいかもです。。
また別の機会に、靴下の部分部分の編み方その他を紹介します。
今日はこれで。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
*今日の英語パターン言語はお休みです。。