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甲高のためのToe-up 靴下:そのキテレツな構築方法
久しぶりに Toe-up 靴下を編んでいるんですが、Heel Turn (踵のぽこっと膨らんだところ)から、Gusset(踵の隣にある三角になってる箇所) + Heel Flap (踵の上に作るクッションのようなもの)を作るための構築方法が、自分としては複雑怪奇で、理解しがたいのです。
いや、パターンがあれば編めますよ、私だって。
でも、パターンの中で、なぜそこをそうするのだ??の謎が多すぎて、自分で自由に編みたい時にどうすればいいのか、分析できないでいるんです。
今、私がお話ししているのは、踵が単純な Short Row (wrap & turnなど)だけでできた Toe-up socksの話ではなく、 Heel Flap があるToe-up socks です。
こういうのです。↓
これ、Toe-upなんだけど、踵にクッションがあるでしょ?(^^)
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靴下の編み方がどんな構築方法を辿っているか、まず、Cuff Down(履き口から編む方法)のご説明をします。その後、Toe-up(つま先からの方法) の編み順をご説明。私は絵が描けないので、どこまで理解いただけるかわからないですが。。わからなかったら、ごめんなさい。
Cuff Down Sockの構築方法
まず、履き口を輪で編み、そのままぐるぐる好きな寸法を編む。
好きなところで半分に分け、半分だけで クッションである Heel Flapを平編みする。あとの半分は編まずに置いておく。
2ができたら、Heel Turn (踵 )を Short Row(引き返し編み)で構築する。
3ができたら、踵の真ん中→Heel Flapの片方→そのままにしておいた半分→Heel Flapの反対側→踵の残り半分、と、ぐるっと輪編みに戻す。
ここから両脇で減らし目をしていき Gussets (マチ) を作る。
減らし目をして元の目数に戻ったら、Toeの手前まで輪編み。
Toeを減らし目して構築。そして、The Kitchener Stitch (はぎ) をして Finish!
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これが私の靴下の基本の編み方です。他にも色々編み方があるのは知っていますが、この編み方だと、自分でコントロールできるので好きです。
さて、そこで、Toe-upを編むなら、このCuff Downをそのまま逆に辿ればできるんじゃ?と思いますよね。でも、違うんですよ、これがまた。
Heel FlapのあるToe-up Sockの構築
Toeを構築。
踵を構築する箇所まで輪編み。
輪針の半分の両脇を増し目しながら、輪編み。(Gussets)
半分だけで、両脇を増し目とShort Rowをしながら、Heel Turn (踵)を構築。
Heel Flapのクッションを構築しつつ、両脇を減らし目していく。これを半分の目全部に施すと元の目数に戻る。
好きな寸法まで輪編み。
Cuff を構築して、好きなBind Offして終了。
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2つの編み方比較から見える不確かさ
2つの構築方法を見ると、踵の構築方法が違うんです。
Cuff Downだと、踵はまっすぐ編みから増減なしにそのまま Short Rowして踵を構築します。でも、Toe-upだと、踵(Heel Turn)で増し目してるんですよ。(4の増し目のところ)なんで??そのまま踵作ればいいのに。増し目は、その前段階でしてるじゃん。増し目が足らない?
Heel Flapを作ると、構造がジャバラのようになるから、だから増し目を入れるのか?とも思いますが、その辺のところがまだ分析できていません。
減らし目はHeel Flapの横目で増やした数だけして辻褄が合っているので、問題ないとは思うんですが、でも、始めにHeel Turnでした増し目はどこに行ったの?? 2段階の増し目を減らしたのかな。。
う〜ん、わからないっ!
このToe-upの構築方法は、私の大好きなAnn Buddもこれと同じ方法で構築していたのです。Ann Buddのパターンだから安心していたのに、初めて彼女のToe-upを編んだ時に、頭混乱したんですよ。逆Cuff Downしてないっ!て。
Heel FlapのあるToe-upの踵を、どこに置くのか問題
Toe-upには、もう一つ、まだちゃんと分析できてない箇所があるんです。
Toeから編み始めて、踵を作る場所を決めないと踵ができません。
普通のToe-upならそんなに難しくなくできるかもですが、Flap作らないといけないから、割り出さないといけない。どこに? そこがまだ、よくわからないんです。。
Toe-up好きの方は、『途中で糸が無くなっても、そこで終わればいいから、好きよ』とおっしゃいますが、私は、全部の分析ができないと、自分でコントロールできないので、好き、と言えません。。
あ〜あ、、、です。。
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