しましま、攻略しました。
今編んでいるセーターですが。
編み方が輪ではなく、表裏交互、なのですね。
それでですね、表裏交互ということは、表編みと裏編みを交互に編む、ということで、それは、違う手法を交互に編む、ということになるのですよ。
ということで、上の写真の右側の方をよーく遠目で見ていただくと、なんか、線というか、しましま、というか、筋が見えてませんか? これは、一段ごとに違う手法を使っているおかげで、手のテンションの違いが出てきているせい、なのです。(筋を見やすくするために、写真を縦にしています。)
つまり、とある一段はその次の一段よりきつめに編めており、次の一段は緩めに編めて、それが交互に出ている、ということです。
悲しいことに、これ、最後に、ブロック(水に漬けるか、スチームをすること)した後も残ります。
なので、消したい、と、思っていました。
さて、ここで、左側、見てもらえますか?
しましま、消えてますでしょ?
うふ。
やっつけてやりました。
何をしたか、というと、、
Western Knitting (フランス式とアメリカ式)と、Eastern Knitting の組み合わせを、表編み、裏編みでいろいろ変えて、表も裏も、同じようなテンションになる組み合わせを探ってみたわけです。自分の根本的なテンションは変えられないので、編み方で揃えられないか、やってみた、ということです。
例えば、こんな感じ。
[ 表裏両方:フランス式 ]
[ 表裏両方:アメリカ式 ]
[ 表:フランス式、裏: アメリカ式 ]
[ 表:フランス式、裏:Eastern方式 ]
[ 表:Eastern方式、裏:フランス式 ] などなど。。
要するに、[ 表・きつめになる方式と、裏・きつめになる方式 ] もしくは、[表・緩めになる方式と、裏・緩めになる方式 ] の、どちらかの組み合わせにすればいいわけです。
やってるうちに、自分だと、どれが緩くなるのか、きつくなるのか、わかってきたので、それで最終的に詰めていきました。
結論として、私の場合、表はフランス式で、裏はアメリカ式がいい、ということになりました。Easternは簡単なので、使いたかったんですが、テンションきつめになってしまうので、却下。(あくまで、これは私の場合です。編みのテンションは、人によって全然違うので、この結果が他の人にも当てはまるかどうか、は、わかりません。)
ちなみに、この方法は、他の方にはなかなかハードルが高いと思います。
なぜなら、まず、フランス式とアメリカ式両方を、普通に編める人は、それほどいないんじゃないかな、と思うので。私の場合、アメリカ式に転向して1年半ぐらい経つので、ようやくアメリカ式を自分の物にできた、というのがあります。なので、この方法を試したい方は、頑張って、時間をかけて、両方自由に編めるように練習してからでないと、できないのです。。
ちなみに、この方法、一つ前に書いたPatty Lyonsさんの本には載ってないです。が、糸がどういうふうに緩くなるか、締められるか、の考え方はPattyさんに教わったかな、です。
こんなことしなくても、表も裏も同じようなテンションで編める人は、たくさんいると思います。そんな方は、こんなこと悩まなくてもいいので、羨ましいです。。
PS. 上の写真について
編み地がぼこぼこなのは、糸がリサイクルなのと、まだ最後ではないので、編み地をブロックしてないせいです。。(言い訳でした。(^^; )
久しぶりですが、拙い文章を読んでくださり、ありがとうございました。